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【シトロエンC3ハイブリッド試乗記】らしさ満載で運転のやさしさと高い標準装備レベル

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【シトロエンC3ハイブリッド試乗記】らしさ満載で運転のやさしさと高い標準装備レベル

シトロエンのBセグメントでブランドの中核モデルであるC3が第4世代にフルモデルチェンジをし、2025年11月3日から「C3ハイブリッド」の発売が始まっている。さっそく試乗してきたので、お伝えしていこう。

欧州ではこのC3はガソリンモデルと48Vのマイルドハイブリッド、そしてBEVの3タイプがラインアップしているが、現状国内ではハイブリッドのみの展開。BEVも投入予定としているので、こちらはまもなく導入というタイミングだ。

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ハイブリッドモデルはステランティスグループの新世代48Vマイルドハイブリッドで、B、Cセグメントのモデルで展開されている。エンジンはミラーサイクルの3気筒1.2Lターボエンジンにモータを組み合わせたマイルドハイブリッドで、駆動もできる。これに6速DCTを組み合わせ110psを発揮する。

燃費はWLTCモードで22.3km/Lで、動き出しはモータで走る。また巡航中でも負荷が小さいとモータのみで走行もする。このことからも、かなり効率の良い走りがプログラムされていることがわかる。

ただ、48Vマイルドハイブリッドのため、搭載電池容量は小さく、モータ走行してもすぐにエンジンは始動してしまう。しかし走行フィールはエンジン車とは思えないほど滑らかにそしてスムーズに走るので、上質感のある走行フィールだ。また、20km/hから50km/h付近までの乗用域では、できるだけハイギアで走行するプログラムになっており、車内にこもり音がするタイミングはある。

これはシトロエンの昔からの味付けで、以前日本の開発エンジニアに聞くと、日本のカーメーカーではNGと判定されるプログラムだと聞いた。こもり音は人によっては苦手とする人がいるからだという話だったが、実際には自分では何も感じることはなかった。

アクセルペダルはワンペダル走行しかできない制御になっている。アクセルペダルを離すと回生ブレーキがかかる仕組みで、これは最初戸惑うかもしれないが、運転に慣れている人であれば、特に気になる設定ではない。かえってブレーキペダルを踏む回数が少なくなり、運転負荷低減と感じると思う。

乗り心地ではシトロエンというブランドから要求値が高まってしまう。標準でプログレッシブ・ハイドロリック・クッションを搭載していると聞けば、なおさらシトロエンのあの乗り心地をイメージしてしまう。

試乗中もアンジュレーションがある路面になると、ストロークの長い足が「さすが!」と感じさせてくれるものの、ハーシュネスの部分ではシトロエンらしい、いなし方がやや薄味になっていると感じた。Bセグメントのモデルと考えれば十分、高級に感じられる乗り味なのだが、シトロエンブランドがその要求値を自然と押し上げてしまうのだろう。

もうひとつシトロエンらしさを感じるのがシートの良さだ。座り心地がよく、シートもサスペンションの一部だと感じさせるクッションはシトロエンらしい。とくに太もも横のサイドプロテクト部は手で押すと柔らかいのだが、走行中に太ももで感じるのは、しっかり支えている頼もしさなのだ。手の感触とは異なる印象になる不思議がある。

インテリアではステアリングが小さくなった。プジョーのi-cockpitのように小さくDシェイプデザインのステアリングが装備されている。操舵フィールは軽すぎず適度な手応えのフィードバックがあり、このあたりもシトロエンらしさとして感じる部分だ。

インパネ、メーター周りでは、狭い部分に必要な情報がまとめて表示されるメーターで、潔さがある景色だ。ドライバーの視線移動が小さくて済む考えであることが伝わってくる。そして水平基調のデザインでまとめており、運転に集中できる設計だと感じる。ナビもデフォルトではローカルになく、Android AutoやApple Car Playと接続して使うことになる。このあたりも昔からフランス車で見られる傾向だ。

パワーウインドウは下げるときはワンタッチ・オートで全開になるが、なぜか窓を閉めるときはワンタッチではなく、パワーウインドウのスイッチを引き上げ続ける必要があるのだ。この設定の違いは何を意味しているのか。そして、懐かしいキーシリンダーを装備しているのだ。近年ボタン式スイッチがほとんどになってきたが、このこだわりもユニークだ。

このなんともシトロエンらしさを満載したC3ハイブリッドだが、走行に関しては運転に気を遣わなくとも滑らかでスムースに、そしてまっすぐ走らせることができるモデルという印象だ。そうした運転のしやすさもシトロエンらしさだ。コンパクトカーで非力なモデルにありがちな、アクセルの早開きやブレーキタッチの違和感といった類のストレスがなく、じつに全部が滑らかに自然に乗れるところが素晴らしい。

国内ではC3がシトロエンのエントリーモデルとなるが、前述の乗り味を作るプログレッシブ・ハイドリック・クッションをはじめ、ステアリングヒーター、フロントシートヒーター、スマホのワイヤレスチャージといった日常使いで、あるといいなという装備がすべて標準装備されている点も高い評価になる。

ボディサイズは、全長4015mm、全幅1755mm、全高1590mm、ホイールベース2540mmとBセグメントサイズなのだが、これまでのC3とは大きく変化し、骨太なプロポーションに変わっている。全高も従来比+95mmとなり、前席ヘッドクリアランスやドライビングポジションが一段と改良されているのだ。

これらの変更により市街地での視認性の良さや取り回しの良さといったBセグメントに求められる基本性能を進化・向上させたモデルになっていた。

◆試乗車スペック
シトロエン C3 HYBRID
全長4015mm×全幅1755mm×全高1590mm
ホイールベース2540mm
FWD
WLTCモード 22.3km/L
市街地モード 20.5km/L
郊外モード 23.2km/L
高速道路モード 22.7km/L
直列3気筒ターボ
74kW(101ps)/5500rpm
205Nm/1750rpm
6速DCT
205/50R-17(全輪)

価格




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文:Auto Prove 高橋 アキラ
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