■軽の新型N-BOXにママチャリ載せられるってマジ!?
ホンダの大ヒット軽自動車である「N-BOX」がフルモデルチェンジし、2023年秋に3代目となる新型モデルが発売されます。
従来モデルと同じく、新型モデルでも標準仕様のN-BOXとエアロ仕様の「N-BOX カスタム」が設定され、安定感のある四角いフォルムを基本に上質さが感じられるデザインとしながら、見通しが良く運転しやすい視界を実現ました。
【画像】「えっ…!」これがママチャリそのまま載せた新型「N-BOX」です! 画像を見る(31枚)
新型N-BOXの外観デザインは、従来モデルからのキープコンセプトに思えるかもしれませんが、実際はさまざまな箇所に新たなデザインが取り入れられています。
標準仕様の新型N-BOXは、丸穴デザインのフロントグリルに上下2分割のヘッドライトリングを装着。シンプルで街になじむ「親しみやすさ」を演出しました。
一方の新型N-BOX カスタムは、立体感のある緻密な造形のフロントグリルに横一文字ライトを採用し、ロー&ワイドなエアロデザインを取り入れた品格のあるデザインとしました。
リアは新デザインの縦長テールランプを採用。新型N-BOX カスタムはクリアレンズを用いることでスタイリッシュさを強調しています。
内装は高級感のあるデザインに一新。軽乗用車最大級の室内空間や高いアイポイントはそのままに、運転がしやすい広い視界を実現しました。
インパネは上面のフラット化とともに全体を水平基調とし、運転者が車幅やロール姿勢をつかみやすいように設計。2本スポークのハンドルを採用し、水平基調のインパネとともにすっきりとした内装で安心して運転することが可能です。
そんな新型N-BOXでは、荷室の使い勝手がより一層向上しました。荷室に27インチの自転車(いわゆるママチャリ)も楽に載せられるというのですが、背が高いN-BOXといえども、なぜ自転車を載せることができるのでしょうか。
従来モデルと同様に、新型N-BOXでもホンダ独自の「センタータンクレイアウト」を採用しており、車両の床下中央に薄型の燃料タンクを配置することで、床面を低く抑えて限られた空間を最大限に確保しました。
自転車を載せるときは、助手席を前に出し、後席シートを前に倒します。倒した後席の背面には新たにくぼみが設けられており、そのくぼみに自転車の前輪を通すことで載せやすさを可能にしています。
そして、助手席と倒した後席の間に前輪を落とすのですが、このとき、後席背面のくぼみに後輪がはまり、ひもなどで固定しなくても自転車が安定して載せられるというわけです。
これまでのN-BOXユーザーでも荷室に自転車を載せる人が多いとされ、新型N-BOXでも載せやすさにはとくにこだわったとのこと。
他社の軽スーパーハイトワゴンでも自転車を載せられるモデルはありますが、新型N-BOXは自転車のハンドルがひっかからないよう、ルーフもデコボコがない形状としています。
アップハンドルタイプでも天井をこすったりすることなく積載できるのは、新型N-BOXならではの特徴だといいます。
※ ※ ※
軽自動車とは思えない、広い室内空間が特徴の新型N-BOXですが、実は車中泊にも対応できるようです。
自転車を積むときと同じように、後席を前に倒した状態でエアマットなどを敷けば、フラットなスペースが生まれて車中泊が可能。巧みな荷室アレンジで、さまざまな用途に応えてくれます。
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