アストンマーティンF1のチーム代表を務めるマイク・クラックは、先週末のF1第8戦スペインGPにおけるチームの期待外れの結果が、序列が再編されたことの表れだとは考えていない。
アストンマーティンは今シーズン初めて、スペインGPでトップ4から外れてレースをフィニッシュした。ランス・ストロールは6位、フェルナンド・アロンソは7位だっだ。
アロンソ7位「どちらのコンパウンドでもペースが良くなくて、これ以上は望めなかった」アストンマーティン/F1第8戦
アロンソは、バルセロナ-カタロニア・サーキットの構成はアストンマーティンのAMR23の特性に合っていないと考えていた一方で、特にメルセデスなどのライバルチームのアップグレードが、アストンマーティンの結果に影響を与えた要因だったとも指摘した。
「他チームのアップグレードがある。おそらく彼らはモナコとマイアミでポテンシャルを最大限に見せなかったのかもしれない。ストリートサーキットだったからね」とアロンソは語り、アストンマーティンに開発ペースを上げるよう促した。
「だから今日ここで、彼らが少し強くなっているかもしれないことを目にした」
クラックによると、アストンマーティンは来週いくつかのアップデートを用意してカナダへ向かう予定だという。
「彼が我々にアップデートを求め、催促するのは正しいことだ」とクラックはアロンソのコメントに対して語った。
「カナダでいくつか投入されるものがある。それが一歩になるだろう」
メルセデスの新スペックのW14は、明らかに最近の改良から恩恵を受けているが、一方のフェラーリの状況はいっそう不透明だ。アップデートされたSF-23によって予選ではカルロス・サインツがフロントロウを獲得したが、レースではふたたび安定性が欠けてパフォーマンスが損なわれた。
全体として、クラックは、ライバルチームらが導入したアップデートに基づいて序列の変化についての結論を引き出すのは時期尚早であり、またアロンソが予選でのミスでフロアを損傷したことも、彼のパフォーマンス不振の相対的な要因だったと考えている。
「そう言うのは時期尚早、もしくは簡単過ぎると思う。なぜなら予選での全体像がまだ見えていないからだ」とクラックは説明した。
「これは、自分たちの本当のポジションを知るには3戦が必要だと言われる年初の状況と似ている」
「今は、他のチームがより大きな一歩を踏み出した可能性も十分にある。しかしこれまでのところ、我々の初期の分析ではそのようには反映されていない」
クラックはそれでも、スペインでのアストンマーティンのパフォーマンスについては、詳細な分析が必要だったと認めた。
「なぜなら、たとえばレースの後半にハードタイヤを履いていた時を見ると、ライバルと比較しても完全に戦いに加わることができていたからだ」
「そのため、最初に何が起きたのか理解する必要がある。快晴の天気が急速に変わって雲で覆われたため、ソフトタイヤが効果的だと考えた」
「レースのさまざまな時間帯で、これほど競争力に違いがあった理由を理解する必要がある」
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