レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、F1カナダGPを12位で終えた角田裕毅について、予選順位通りのグリッドポジションからスタートしていれば、確実に入賞できるだけの素晴らしい走りだったと評価した。
角田はカナダGPの初日2回のフリー走行をまずまずの形で終えたが、2日目のFP3はトラブルに見舞われてしまい満足に走れなかった。しかも2日目に向けてはアップデートパーツが投入されるなどマシンの状況がガラリと変わっており、ほぼぶっつけ本番のような形で予選に臨むことになった。
■レッドブル角田裕毅、最後尾から12位追い上げも「できることはほとんどなかった」
その予選ではなんとかパフォーマンスを捻り出し、11番手。しかしながらFP3で、赤旗掲出中にその赤旗の原因であるマクラーレンのオスカー・ピアストリ(マシンにダメージを負いスロー走行していた)を抜いたとして、10グリッド降格ペナルティを科されてしまい、グリッド最後尾から決勝レースをスタートすることになった。
2台がピットレーンからのスタートを選んだため、18番グリッドから決勝レースをスタートすることになった角田。多くのマシンが2ストップで走り切ることを選択する中、角田は1ストップ作戦を選択した。しかし12位でのフィニッシュが精一杯で、これで3戦連続の無得点となった。
しかしレッドブルのホーナー代表は、今回の角田の走りを評価している。
「あのタイヤで1ストップで走り、グレイニングに苦しむ段階を乗り越えればタイヤは再び綺麗になる……そういう感じだったと思う。そういう意味で、彼は良い仕事をしたと思う」
ホーナー代表はそう語った。
「このサーキットでは、オーバーテイクを成功させるのが難しい。だから今回のレースから、ユウキは少し自信を持つべきだと思う。もし通常のグリッド位置からスタートできていれば、今日ポイントを獲得できていたはずだ」
ホーナー代表曰く、角田はフェルスタッペンのセッティングではなく、自分が満足いくようなセッティングを施すことを目指しているとも明かした。
「他のドライバーたちはマックスのセットアップを真似しようとしてきたが、彼はそれを避け、独自の道を進んで、自分のスタイルとニーズに合ったモノを追求しようとしていた。今週、彼らはその点でいくらか進歩を遂げたと思う」
「今回彼が使ったマシンはイモラ(エミリア・ロマーニャGP)と同じ仕様で、マックスと同じ状態のものだ。だから彼が、今週末から何かいいモノを得てくれていることを願っている」
なおカナダGPの決勝レースでは、フィニッシュ後に多数のドライバーが審議対象になっていた。ホーナー代表はその裁定が出る前に取材に応じた際、前日に角田が受けたペナルティのことを考えれば、決勝でも各車にペナルティが科されることになるだろうと語っていた。
「ペナルティや記録されたことについて、どんな裁定が出てくるのか興味深いね」
「ユウキは昨日オーバーテイクをしたことでペナルティを受けた。今回はマーシャルがコース上にいるにもかかわらず、オーバーテイクしたマシンが何台もいたんだ。何らかの一貫性が見られることを期待したいね」
角田もフィニッシュ後、SCが宣言されている中にもかかわらず、複数のマシンが自身をオーバーテイクしていくのを見て、「昨日僕がペナルティを受けるなら、彼らだってペナルティを受けるべきだよ」と無線で語っていた。
しかしスチュワードは、フィニッシュ後のSC宣言中に他車をオーバーテイクした7台のマシンに対して「警告」を出すに留めたため、角田の最終的な順位は変わらなかった。
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みんなのコメント
異なるものの様な気がしてならない。
もちろんクラッシュなどで対応が遅れてるのはわかるが、そもそも違うよね。
出力も10%落ちとかそんなきな臭い話が多い。
自分はマルコがこのチームには不用だと思うけどね。
ビジネスだけで動いてるようで、ドライバーは生身の人間だ。
彼らにとってはアジア人は違うんだろうな。
ローソンを抜擢したのも全くその通りだよな。
同じ事をマックスやピアストリがしても10グリッドダウンになっただろうか?
バレストルの言葉が蘇る