■自然吸気「Z」シリーズの親玉登場
カワサキは2025年9月25日に、欧州市場において、新型ネイキッドモデル「Z1100」および「Z1100 SE」を発表しました。
【画像】超カッコいい!! これがカワサキの新型「Z1100」です
これらのモデルについては現在、日本国内への導入準備が進められており、2025年10月30日から11月9日まで東京ビッグサイトで開催される「Japan Mobility Show 2025」において公開される予定です。
同新型モデルには、排気量1099ccの直列4気筒エンジンが搭載されており、最高出力100.0kW(136PS)/9000rpm、最大トルク11.5kgf・m/7600rpmという力強い性能を発揮します。吸気ポートの最適化や排気量の拡大によって、低速から中速域におけるレスポンスが向上しており、同時に優れた燃費性能も実現しています。
デザイン面では、2014年に登場した「Z1000」から受け継がれてきた「Sugomi(スゴミ)」デザインを採用。「Sugomi覚醒」というコンセプトのもと、鋭い印象のLEDヘッドライトとフィン付きの新設計アンダーカウルを取り入れることで、より攻撃的な外観が強調されています。
両モデルには5インチのフルデジタルTFTカラー計器盤が装備され、ターンバイターンナビゲーションやスマートフォン連携機能を備えています。カワサキの専用アプリ「Rideology the App Motorcycle」を通じて音声コマンド技術を含む様々な操作も可能になっています。
電子制御によるライダー支援機能も充実しており、新型電子スロットルバルブ(ETV)によってエンジン制御の精度が向上しています。さらに、クルーズコントロールや最新型の双方向KQS(カワサキクイックシフター)なども搭載。
6軸IMU(慣性計測ユニット)を採用したKCMF(カワサキコーナリングマネージメントファンクション)、KTRC(カワサキトラクションコントロール)、KIBS(カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム)といった先進的な技術も組み込まれています。
また、スタンダードグレードのZ1100では高剛性アルミ製ツインチューブフレーム、SFF-BPフロントフォーク、水平バックリンクサスペンション、モノブロックキャリパー、大型310mm径ブレーキディスクなどが採用されており、ライダーの操作に対して鋭くダイレクトなレスポンスを実現しています。
上位グレードとなるZ1100 SEにおいては、ブレンボ製のモノブロックキャリパーとブレーキディスク、ステンメッシュブレーキホース、オーリンズ製S46リアショックアブソーバーが採用されています。また、リモート式プリロード調整機構により、快適な乗り心地とさまざまなチューニングが可能になっています。
カラーラインナップについては、Z1100がエボニー/メタリックカーボングレー、Z1100 SEがメタリックマットグラフェンステールグレー/メタリックマットカーボングレーの展開となっています。なお、日本における発売時期や価格については、決定次第改めて発表される予定です。(くるまのニュース編集部)
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みんなのコメント
旧車は電子制御なんてものは何もついてなかったので、このモデルで販売されるならぜひ欲しいです。
Z900との対比もいい感じで上位互換になりましたね、これなら購入したいリストに入ります。