濃霧のため中止となった10月12日の全日本スーパーフォーミュラ選手権第10戦。開催地の富士スピードウェイでは、中止発表から5分後の15時40分よりJRP(日本レースプロモーション)が記者会見を開き、上野禎久社長が中止に至った経緯や今後の対応について明らかにした。
「富士スピードウェイでの第10戦大会につきましては、濃霧によります視界不良の回復が見込めないという状況の中で、レースの安全性が保てないという理由で中止となりました」と上野社長。
全日本スーパーフォーミュラ選手権第10戦富士の決勝は濃霧で天候の回復が見込めないためレース中止が発表
「スタート進行のディレイのご案内も何回も行ったのですが、最終的な判断としましては、レース成立の要件から逆算した時間的なこともございまして、この15時35分の段階で中止の決定に至ったということでございます。なお、第10戦の代替レースにつきましては、今後富士スピードウェイならびに最終戦開催地の鈴鹿サーキットと協議をした上で決定し、皆様にご案内します」
「基本的にはもう1戦代替レースを実施するか、もしくは11戦でシリーズを完結させるかという二択になるかと思うのですが、これから各社と協議した上で決定させていただきまして、ご案内を差し上げます」
第10戦に関しては12日午前中に予選は通常どおり行われており、通常であればトップ3ドライバーには予選ポイントが付与されることになるが、このポイントの扱いについては「現在、確認中」であると上野社長は説明した。
また、代替レースが行われる場合に改めて予選を実施するのか、10月12日に行われた富士での予選結果を採用してスターティンググリッドを決定するのか、どちらの可能性が高いか、という質問に対しては、「まだ、明確な答えはございません。大会の開催地、方式等について、今後協議になりますので、今日の予選について生かされるかどうかというのは今後の協議となります」としている。
記者からは今季から付与点数がアップしたスーパーライセンスポイントについて、もし11戦でシリーズ成立となった場合についての質問も挙がったが、「確かな答えではありませんが、大会数とそのライセンスポイントが紐付いているといったような認識はありませんので、おそらく影響はないと思うんですが、そういった部分をしっかりと確認してご案内いたします」とした。
上野社長は中止に際しての心境を問われると「4万8500人という大変多くのお客さんにお越しいただいて、我々の誇るスーパーフォーミュラのレースをお見せできなかったことは大変悔しいですし、ファンの皆さんには大変申し訳なく思っています」と答えた。
「ただ、今日待っている間にいろいろな選手のコメントに対して温かい拍手をくれたりしたファンの皆様たちは、本当に我々スーパーフォーミュラのことを大事にしてくれてるんだなという、改めてファンの皆さんの思いをしっかりと感じられたウィークエンドにもなったものですから、そういった気持ちや声に応えられるように、この後どうやって組み立てていくかというところをしっかりと考えていきたいと思います。とにかくファンの皆さんたちには本当に申し訳ないと思っています」
なお、富士スピードウェイからは観戦チケットおよび駐車券の払い戻しがある旨がアナウンスされている。
[オートスポーツweb 2025年10月12日]
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