2021年2月23日、メルセデス・ベンツはフルモデルチェンジした新型Cクラスをオンラインでワールドプレミア(世界初公開)した。今回は、セダンと同時にワゴンも公開された。
Sクラスに似た雰囲気のスタイルでサイズもアップ
Cクラスは、メルセデス・ベンツの中核車種のひとつである、Dセグメントのモデルだ。1982年に発表された190シリーズがルーツで、1993年に後継モデルがCクラスの名で発表され、今回のモデルは5代目にあたる。
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すでにティーザー画像で一部が公開されていた新型Cクラスだが、今回その全貌が明らかになり、セダン(リリースではサルーンと表記されている)と同時にステーションワゴン(同様にエステートと表記)もお披露目された。
そのサイズは、セダンが全長4751(従来型比+65)×全幅1820(同+10)×全高1438(同−9)mm、ホイールベースは2865(同+25)mm。ワゴンは全長4751(同+49)×全幅1820(同+10)×全高1455(同-7)mm、ホイールベースは2865(同+25)mm。セダン/ワゴンとも従来型よりひとまわり大きくなったが、車高は少し低められている。
スタイリング的には、2021年1月に日本デビューしたばかりのフラッグシップ、Sクラスと似た雰囲気だ。フロントのオーバーハングとリアのデッキ部は短く、ホイールベースは長く、スポーティセダンらしい走りも予感させてくれる。フロントグリルには大きなスリーポインテッドスターが輝いている。
インテリアのデザインも、Sクラスと似ている。上下2分割のダッシュボード下段はセンターコンソールへと続き、センターダッシュにはタブレット端末のような縦型ディスプレイが備わる。メーターパネルは全面液晶ディスプレイで、さまざまな情報表示が可能。つまり、新型Cクラスの計器類はフルデジタル化されたようだ。
全モデルにマイルドハイブリッドを採用。PHEVも設定
サイズアップにより室内空間も従来型より拡大され、セダン/ワゴンとも前後シートのレッグスペースやショルダースペースは20mmほど広げられている。車高は低められたが、後席のヘッドスペースは広くなっている。ラゲッジスペース容量は、セダンは455Lで従来型と同じ、ワゴンは490~1510Lで従来型より30L広くなっている。
今回発表されたパワートレーンはすべて直列4気筒で、ガソリンが1.5Lターボ(パワーの違いで2種類)と2Lターボ、ディーゼルが2Lターボ(パワーの違いで2種類)を設定。しかも、すべてのユニットに48VのISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッドを採用している。
さらに、ガソリンとディーゼルのプラグインハイブリッド車も設定。25.4kWhのバッテリーをトランク床下に搭載し、WLTPモードで100kmのEV走行が可能だ。
いずれのモデルもトランスミッションは9速ATと組み合わされ、駆動方式はFRが基本だが、搭載エンジンにより4WDモデルも選べる。また、後輪操舵の4WSもオプション設定されている。
最新の安全運転支援システムや第2世代のMBUX(対話型インフォテインメントシステム)など、安全&快適装備はこのクラスのベンチマークにふさわしく最高レベルのもので充実している。
190シリーズを含めれば、いままでに全世界で1050万台以上を販売しているCクラス。従来型のCクラスも、セダンとワゴンで250万台以上を販売している。新型も歴代のCクラス同様に人気を集めるだろうか。気になる日本仕様に関しては現段階では未定だが、2021年中には日本にも導入されるものと予想されている。
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みんなのコメント
あと、ガソリンエンジンが無くなっていくのは、寂しいです。
自動運転や電動化よりも、車とドライバーの距離が近く、運転が楽しい車が好きです。