もくじ
ー 「ゴルフGTI TCR」正式に市販化
ー GTI TCR、内外装の違いをおさらい
ー ドイツ販売価格/販売台数は?
「ゴルフGTI TCR」正式に市販化
フォルクスワーゲンがゴルフGTI TCRの市販化について正式に発表した。
7代目ゴルフGTIを290psに強化したこのさらなる高性能バージョンは、ブランドのツーリングカー・レース参戦を記念して製造される。
TCRは史上最速の前輪駆動ゴルフとなり、最高速度は250km/hから260km/hに向上。0-100km/h加速は5.6秒と、ハードコアなゴルフGTIクラブスポーツSよりさらに0.3秒速い。
エンジンは先に登場したゴルフGTIクラブスポーツと同じ2.0ℓ直列4気筒ガソリン・ターボを使うが、オーバーブースト時には過給圧が1.9から2.1barに高まり、5000rpmで290psを発揮する。このオーバーブーストは最大10秒間使用できる。
エンジンの最高出力は、標準仕様のゴルフGTIにオプションのパフォーマンス・パッケージを付けた場合より50ps引き上げられた。最大トルクは変わらず、1600-4300rpmの間で37.6kg-mを発生。
このエンジンにはガソリン微粒子除去フィルターが装着され、7速デュアルクラッチ式オートマチック・ギアボックスと組み合わされる。
フロントアクスルにはディファレンシャルロックも装備する。マニュアル・ギアボックスは選べない。
GTI TCR、内外装の違いをおさらい
ゴルフGTI TCRは、さらに突き出したフロント・スプリッタや拡げられたサイドシル、TCR専用スポイラー、車幅いっぱいに大型化されたリアのディフューザーによって、標準のゴルフGTIと差別化される。
ボディのサイドにはTCRのロゴやグリルのデザインを反映させたハニカムのグラフィックを貼ることもできる。
ドアを開けたとき、路上にTCRのロゴを投影するランプもオプションで用意される。
LEDヘッドライトや自動緊急ブレーキの「フロント・アシスト」、大型ディスプレイを使ったデジタルメーター「アクティブ・インフォ・ディスプレイ」は標準装備だ。
ゴルフGTI TCRの車内では、スポーツシートのサイドやドアのインサート、シフトブーツに新しいマイクロファイバーの生地を採用。シート中央部の表皮はこのモデルのためにデザインされたもの。
フラットボトムのステアリングや、その12時の位置とシフトノブに入った赤いマーキングは、レース車両のゴルフGTI TCRに対するオマージュだ。
さらにいくつかの追加パッケージが用意されており、スポーツ・チューンのリア・ダンパーとダイナミック・シャシー・コントロールを装備したり、最高速度を引き上げることも可能。
19インチのアロイホイールには、公道用タイヤとセミスリック・タイヤから選んで装着することができる。
ドイツ販売価格/販売台数は?
英国における販売価格は明らかにされていないが、フォルクスワーゲンの母国でTCRは3万8950ユーロ(486万円)となっている。
ゴルフGTI TCRは、昨年オーストラリアで開催されたヴェルターゼー・ファン・ミーティングにおいて、その原型がコンセプトとして発表された。
この時は4輪駆動のゴルフRと同じアクラポヴィッチのチタン製エグゾースト・システムが装着されていたが、これが市販モデルにも採用されるかどうかは、現時点ではわからない。
ヴェルターゼーでTCRの市販化は既にフォルクスワーゲンから発表されており、その生産台数はクラブスポーツSのような限定にはならないとのことだった。
しかし、ゴルフは既に8世代目の開発が進んでおり、その登場が2019年内に予定されているため、公道仕様のゴルフGTI TCRは生産期間が比較的短くなるだろう。
VWモータースポーツは2016年から現在までに100台のゴルフGTI TCRをチームに供給したという。
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