第109回インディ500の予選1日目が現地時間5月17日に行なわれ、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング/ RLL)が9番手を記録し、予選2日目にさらなる上位グリッドを目指すチャンスを得た。
4周連続アタック”アテンプト”の平均速度で争われるインディ500の予選。1日目は午前11時から6時間にわたって走行が行なわれ、13番手から30番手のグリッドが決まる1日となる。
今回のインディ500はプラクティスからチップ・ガナッシ・レーシングとチーム・ペンスキーの2大巨頭が好調で、この日の最速となったのは今季これまで4勝をマークしているチップ・ガナッシのアレックス・パロウ。233.043mph(約375.046 km/h)をマークした。スコット・ディクソンも5番手、チップ・ガナッシと提携しているメイヤー・シャンク・レーシングのフェリックス・ローゼンクヴィストも8番手となった。
ペンスキー勢も、2番手のスコット・マクログリンを筆頭にジョセフ・ニューガーデンが3番手、ウィル・パワー10番手。提携しているA.J.フォイトのデビッド・マルーカスが7番手と順当にトップ12に食い込んだ。
佐藤は4台体制のRLLで最上位。オープンテストでの大クラッシュからマシンを作り直し、プラクティスでは連日トラブルに悩まされたが、いざというところでその実力を改めて示してみせた。1回目のアテンプトで232.169mph(約371.5km/h)をマークし、暫定6番手につけた佐藤は、2度目のアテンプトで232.415mph(約371.9km/h)を記録。最終的に9番手となった。
「自分たちは自信を失いそうになっていて、ある種のパニックに陥っていました。午前中のプラクティスではクルマのバランスに関する問題が起きているとみられ、何らかの修正が必要な状況でしたが、修正後に走行する時間はなく、ぶっつけ本番で予選に挑まなければいけませんでした」
佐藤はそうチームのプレスリリースにコメントを寄せた。
「でも、ここで大成功を収めた75号車のクルーとエンジニアたちを本当に誇りに思っています。この結果はとても嬉しく、力強く走行できたことでホッとひと安心しました。これで自信を取り戻したので、2回目の走行では速さのポテンシャルを感じさせる素晴らしい走りができました。最後の2周は少しスロットルペダルを戻さなければいけませんでしたが、それでも僕たちはいいデータを収集できたと思うので、とても前向きな1日だったといえます」
「予選の4周を、ずっとフルパワーで走れたのは今回が初めてでした。ファストフライデーではこれができなかったほか、午前中のプラクティスでもまったく不可能な状況で、このため自信を失っていましたが、これこそスポーツというものでしょう。しっかりとした結果を出して、周囲からのサポートを得ることが本当に重要です。まずは自分がそれを成し遂げ、チームがいいマシンを用意してくれました。チームのことを本当に誇りに思います」
なおマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・グローバル)、リナス・ヴィーケイ(デイル・コイン)、マーカス・アームストロング(メイヤー・シャンク)、ジェイコブ・エイベル(デイル・コイン)の下位4名は、決勝への出場権をかけて、予選2日目に臨むことになった。このラストチャンス予選では最後列31~33番グリッドの座をかけて争い、最も遅かった1台は予選落ちとなり、決勝レースを走ることはできなくなる。
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