■自分だけのアバルト「595」を仕上げる楽しみ
FCAジャパンは、アバルトの高性能コンパクトモデル「595」シリーズを対象に、ボディカラーやシートカラー、各アクセサリーパーツの色を自在に選択し、自分だけの1台を創り上げることができるカスタマイズ・プログラム「Make-Your-Scorpion(メイク・ユア・スコーピオン)」を展開すると発表した。
【画像】アバルト「595」の新色マットブルーをチェック(13枚)
フェラーリでは「テーラーメイド」、アストンマーティンでは「Q by Aston」、ランボルギーニでは「アド・ペルソナム」といった名称で呼ばれるカスタマーが自分だけの仕様をオーダーできるプログラムが、ラグジュアリーブランドでは当たり前となっている。
これらのカスタムオーダー・プログラムは、カラーや素材、組み合わせなど自由に選択できるが、それ相応の費用はかかってしまうものだ。今回発表された「メイク・ユア・スコーピオン」では、カスタマイズの範囲と費用はどれほどなのだろうか。
まず費用は、ベースグレードの車両価格に対して11万円(消費税込)の追加のみ。ただし有償色を選択した場合は通常同様、別途その費用がかかる。
カスタマイズの自由度は、カタログに設定のない特別なボディカラーが設定されることに加え、通常は選択できないボディカラーとシートカラー、ならびにアクセサリーパーツの色の組み合わせが可能となることが一番のトピックだろう。つまり、見た目ですぐにオリジナリティを感じられる1台に仕上げることが可能なのだ。
同カスタマイズ・プログラムは、595シリーズ全モデル(「595」「595 ツーリズモ」「595C ツーリズモ」「595コンペティツィオーネ」)が対象となっているが、モデルにより選択できるボディカラーやアクセサリーパーツが異なるので注意が必要となる。
選択できるボディカラーは、「595」が通常の3種類から8種類、「595 ツーリズモ」は4種類から9種類、595C ツーリズモは5種類から8種類、595 コンペティツィオーネは5種類から14種類へとそれぞれ選択肢が大幅に拡大し、新色マットブルーが追加されている。また、モデルによりビコローレ(2トーンカラー)のほか、ブラックトップも選択可能。
さらにインテリア、ブレーキキャリパー(595を除く)、およびソフトトップ(595C ツーリズモ)の色も変更ができる。なお、ブレーキキャリパーの色を変更した場合、それに応じてホイールのセンターハブキャップの色も変更される。
カラーの組み合わせは全372通り、さらにデカールやミラーキャップ、サイドストライプ、LEDフロアバルブなどのアクセサリーを含めると、合計1万4000通りの組み合わせが可能となる。
これからアバルト595シリーズの購入を検討している人は、11万円で自分の理想の愛車を手に入れられるので、ぜひとも活用したいプログラムだ。
ただし、2021年4月13日から5月31日までの期間限定プログラムであることをお忘れなく。
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