日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、2026年10月7日から9日まで東京ビッグサイトで開催される「H.C.R.2026 第53回 国際福祉機器展&フォーラム」に、ライフケアビークル(福祉車両)3台を出展すると発表した。
文:ベストカーWeb編集部/写真:NMC
【画像ギャラリー】豪華絢爛エルグランド福祉車両デビューか? 最新福祉車両を見て(4枚)
新型エルグランドをベースにした福祉車両を参考出品
ついついオーテックモデルやNISMOモデルへと目が向きがちだが、日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が伝統的に大切しているのが福祉車両。そもそもNMCの出自でもあるオーテックは特装車の会社であり、福祉車両の開発も担うようになった。
余談だが「オーテック」は「大手を食う」という語呂合わせも兼ねており、小回りの効いた開発環境で独自性の強い車両を展開できる。話が逸れたが今回の注目は、2026年7月にフルモデルチェンジした新型エルグランドをベースとする「エルグランド スライドアップシート コンセプト」だ。
2列目左側に、車外へ電動で回転・昇降するスライドアップシートを装備。車いすを利用する人や足腰に不安を抱える人が、よりスムーズに乗り降りできるように開発された福祉車両のコンセプトモデルとなる。
シートの回転・昇降だけでなく、前後のスライドやリクライニングもリモコンで操作可能。乗車中には同乗者がシート位置を調整できるなど、介助する側の使いやすさにも配慮されている。
スライドアップシートには、ほかの座席と同様に左右方向のゆとりを確保した上質なシートを採用。プレミアムミニバンである新型エルグランドらしく、乗り降りのしやすさだけでなく、移動中の快適性にもこだわった。
助手席とスライドドアの乗降を支えるロングステップも装備
さらに、同コンセプトモデルにはロングステップも装備される。
助手席と助手席側スライドドアの下までカバーするため、それぞれの座席を利用する人が同時に使用可能。子どもから高齢者まで、幅広い世代の乗り降りをサポートする装備だ。車両のデザインを損なわないよう、プレミアムミニバンにふさわしい洗練された外観に仕上げられている点も特徴となる。
会場にはこのほか、車いす2名に対応する「セレナ チェアキャブ スロープタイプ」と、軽自動車ながら車いす利用者を含む4名が乗車できる「クリッパーリオ チェアキャブ」を展示。個人ユースから福祉施設での利用まで、日産の幅広い福祉車両ラインアップを紹介する。
新型エルグランドのスライドアップシート仕様は現時点では参考出品だが、市販化されれば、乗り降りのしやすさと高級ミニバンならではの快適性を両立する新たな選択肢となりそうだ。
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