■後ろ向きの「レジャー用シート」採用
トヨタ「アルファード」などの製造を担当しているトヨタ車体は、これまでさまざまな発想のコンセプトカーを披露してきました。
【画像】超カッコイイ! これが斬新「後ろ向きシートのアルファード」です! 画像で見る(50枚以上)
なかでも、アルファードをベースにアウトドアでも活躍しそうな「画期的なシート」を備えたモデルを披露していました。それが「アルファード FIELD 4 コンセプト」です。
アルファード FIELD 4 コンセプトは、2024年5月に開催の自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」で初公開されたコンセプトカーです。
ベースは通常のアルファードですが、トヨタ車体が独自開発したスギ間伐材由来の樹脂素材「TABWD(タブウッド)」を内外装に用いた4人乗り仕様となっています。
トヨタ車体によると、スギは成長過程で大気中の二酸化炭素を吸収するため、これに由来するTABWDを使うことで循環型社会の実現を目指せるとともに、プラスチック使用量削減や近年のスギ材の利用減少を解決し、森の育成促進などにつながるとのことです。
すでにTABWDはトヨタのさまざまな車種で樹脂パーツとして用いられており、耐久性や軽量さといった面で実用性が示されていますが、そうした材料として用いるのではなく、素材独自の自然で温かみのある風合いを活かし、内装への使用を検討しているといいます。
このアルファード FIELD 4 コンセプトでは、まずエクステリアではドアミラーカバーやウインドウモールなどにTABWDを使用。
通常はメッキやグロスブラックのパネルが用いるパーツですが、マットなグレー系の風合いでアクセントとなっています。
このほか、マットホワイト×グロスブラックの2トーンカラーの専用塗装やシルバーの専用フロントグリルの装着、クオーター部やリアバンパーにはTABWDのロゴをあしらうなど、通常のアルファードにはない専用のカスタムも施されました。
インテリアでは前席のシートバックにある2列目用のアシストグリップ、2列目シートの格納式テーブルなどに用いており、エクステリアのTABWDとは異なるホワイトのまだら模様で、モダンな印象を感じさせます。
内装色は設定のないブラック×ホワイトのカラーとし、ブロンズのアクセントを散りばめ、TABWD素材とのコーディネートを実現しました。
そしてアルファード FIELD 4 コンセプトの大きな特徴として、通常のアルファードに設定のない、後ろ向きシートをラゲッジルームに設置。3列目シートは撤去されています。
テールゲートを開けた状態で足を投げ出して座ることができ、TABWDの素材とともに自然を眺めながらくつろぐことが可能です。なお、この後ろ向きシートのシートバックにもTABWD素材が使用されています。
当時の展示では後ろ向きシートが展開され、周囲にはイスとテーブル、コーヒーメーカーなども置いてあり、アウトドアでピクニックを楽しむ演出を実施。
一部はTABWD素材を採用した試作の製品も置かれ、TABWDの汎用性を示すとともに、自然を楽しむライフスタイルが表現されていました。
そんなアルファード FIELD 4 コンセプトですが、公開当時はアルファードに4人乗り仕様の設定がなく、にわかに注目を集めたほか、移動用の「座席」としてではない、レジャー用のシートを備えていた点も話題になりました。
なお、アルファードはその後、4人乗り仕様としてトヨタ車体による特別架装モデル「スペーシャスラウンジ」が追加設定されましたが、後ろ向きシートの実用化はされていません。(くるまのニュース編集部)
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