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(EV除き)電気で1番走れるフォルクスワーゲン Mk8.5 ゴルフ eハイブリッド(1) 欧州販売1位を狙う

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(EV除き)電気で1番走れるフォルクスワーゲン Mk8.5 ゴルフ eハイブリッド(1) 欧州販売1位を狙う

EVを除き、電気で走れる距離が最長のVW

フォルクスワーゲン・ゴルフが、8代目へ世代交代して数年。プラグイン・ハイブリッドのeハイブリッドが、大幅なアップデートを受けた。同ブランドのラインナップでは、バッテリーEVを除き、電気だけで走れる距離が最長になっている。

【画像】無理なく変化の波へ Mk8.5 VWゴルフ eハイブリッド サイズの近いハイブリッドたち 全158枚

トヨタ・カローラやアウディA3のプラグインHVなど、近似するプライスやボディサイズを持つモデルは少なくない。しかし、欧州での販売ランキングでトップの座を奪うべく、フォルクスワーゲンは本格的なテコ入れを実施したようだ。

パワートレインは、1.5L 4気筒ターボエンジンに、108psの駆動用モーターを組み合わせたもの。システム総合で203psと35.6kg-mを達成している。また、271psでスポーティなGTEも用意される。

そのGTEと比較し、eハイブリッドはエネルギー効率や快適性、電気での航続距離を追求したゴルフだと主張される。リアサスペンションは独立懸架式で、17インチ・ホイールに12.9インチ・タッチモニター、アンビエントライトなど装備も充実している。

バッテリーは倍増の19.7kWh 6速ATも最適化

フォルクスワーゲン・グループでの第2世代となるプラグインHVパワートレインは、新しいティグアンやパサートにも搭載されている。だが、ポテンシャルを最も発揮できているのが、ゴルフ eハイブリッドといえそうだ。

駆動用バッテリーの充電だけで最長141km走れ、英国では税制的に優遇される高効率。19.7kWhとフェイスリフト前から2倍へ増えた容量が、これを叶えている。液冷システムが採用され、バッテリーのエネルギー密度も増したという。

エンジンは、TSIエボ2と呼ばれるガソリンユニット。可変ジオメトリーターボとミラーサイクル燃焼を採用し、こちらも燃費を改善させている。6速デュアルクラッチATも、モーターとエンジンの効率を最大限引き出せるよう、ギア比が調整されたそうだ。

心地良いシート 概ね上質な内装 狭めの荷室

ドアを開くと、身体を包み込む座り心地の良いシートが迎えてくれる。14ウェイ・エルゴアクティブシートも、オプションで選ぶことは可能だ。前席側の空間には余裕があり、運転姿勢も好ましい。

後席側は、身長180cmくらいまでの大人なら快適に過ごせる。エアコンの送風口が備わり、USB-Cポートもある。全長4282mmのハッチバックとして、想像以上に広いわけではないけれど。

荷室は、床下部分の収納がハイブリッド・システムで潰され、容量は273L。このクラスとしては、狭い側であることは否定できない。後席の背もたれを倒せば、奥行きのあるフラットな空間を作り出せるが。

内装の質感は、概ね上質。ダッシュボードの上部やフロントドアの内張りなどは、ソフトタッチ加工されている。センターコンソールなど、部分的にはローコスト感のある部品もあり、7代目の方が全体的な品質は高かったかもしれない。

アプデで使いやすいインフォテインメント

ダッシュボードの操作レイアウトは、直感的に理解しやすいもの。メーターパネルはモニター式で情報を確認しやすく、表示の切り替えもできる。実際に押せるハードボタンは、限られるとはいえ。

12.9インチのタッチモニターで操作する、インフォテインメント・システムはアップデートされ、操作性が良くなった。グラフィックは鮮明で、画面上部のアイコンバーなどは任意に設定できる。

スマートフォンとの連携も簡単。1週間お借りしていたが、アップル・カープレイと本来のシステムとの切り替えも終始スムーズで、反応の遅れやフリーズなどはなかった。タッチモニターのパネル自体は、もう少しソリッド感があって良いだろう。

走りの印象とスペックは、Mk8.5 フォルクスワーゲン・ゴルフ eハイブリッド(2)にて。

文:AUTOCAR JAPAN AUTOCAR JAPAN
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