すぐに復旧できるのが重要!
一般的に高速道路料金所のゲートバーは垂直に開閉しますが、NEXCO西日本管内では、 “斜め”に開閉するタイプのゲートバーを備えた発進制御機(遮断機)が設置されているケースがあります。このタイプの遮断機はどのような利点があるのでしょうか。2023年11月9、10日に東京ビッグサイトで行われた「ハイウェイテクノフェア2023」で、NEXCO西日本の担当者に聞きました。
垂直に開閉するタイプの遮断機の大きな違いは、クルマの進行方向へ斜めに開くという点です。これにより、かなりの速度でゲートに車両が進入した場合でも、リスクを軽減できるそうです。
しかし、本当の真価を発揮するのは、遮断機にETCカードを差し込むのを忘れた車両や、意図してわざとETCカードを使わず、レーンの突破を試みるクルマがバーにぶつけたときです。
「車両が接触した場合、従来方式ではバーの交換が必要だったりするので、その時点で復旧するまでそのレーンは閉鎖して使えなくなってしまいます。しかしこの斜めのバーは前方にバーが倒れるので、押されても破損リスクが低く、すぐに元に戻すことが可能です」
バーの素材はカーボンでその周りに衝撃吸収材を巻く形式となっており、重量も軽く、クルマが衝突してもバーの根本の機構への負荷を最小限に済ませられるそうです。しかも、遠隔操作で元の位置にバーを戻すことができ、職員がわざわざレーンにいく必要もありません。
クルマがバーにぶつかった際に遮断機への負担を抑える装置として、ほかにエアーで膨らむバルーン式のゲートバーなども開発されていますが、それでも80km/hといった速度の高い状態で突っ込まれると、「結局根本から折れてしまい、交換が必要になるケースがあります」とのことでした。
ちなみに、NEXCO西日本管内の交通量が多いインターチェンジでは、多いときに1日で5回以上もバーにクルマが当たることがあるといいます。そうした状況もあり、斜め式バーが登場するまでは、寿命で傷んで交換するよりも衝突による損傷を受けて交換するケースの方が圧倒的に多かったとのことです。
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