新型Z もう1台の「プロトタイプ」
text:Kumiko Kato(加藤久美子)
【画像】新型フェアレディZ どこが歴代のオマージュ【比べる】 全198枚
9月16日に世界で初めて披露された、新型フェアレディZ(プロトタイプ)。
発表の様子はオンラインで一般公開され、ベールを脱いだその姿に日本はもちろん、北米を中心とした世界中のZファンが熱狂した。
世界に1台しかないZのプロトタイプは翌日9月17日から早くも一般公開がおこなわれ、筆者も日産パビリオン横浜に足を運んだ。オンライン発表会と同様、新型フェアレディZは初代240Zとともに展示されていた。
そして同じ日に実はもう1台、パビリオンから少し離れた場所にある日産グローバル本社ギャラリーにて公開が開始されたプロトタイプの「新型フェアレディZ」がある。
新型フェアレディZと同じ黄色いボディカラーの3インチミニカーである。日産の公式ツイッターでは「フェアレディZプロトタイプの #トミカ」と紹介されている。
数えたところ、この新型フェアレディZトミカは5台が展示されていた。他にも歴代フェアレディZや歴代スカイラインのトミカ、AUTOart(オートアート)やignition(イグニッション)モデル、トランスフォーマーに至るまで、さまざまな種類のミニカーを展示。
「Z祭り! ミニカー達が大集合」と題され9月24日までの予定で展示されるそうだ。
そして、多くのZファン、トミカファンが気になっているのは、このトミカが発売されるのかどうか? ということである。
単に新型フェアレディZプロトタイプの発表に合わせて作った展示用のワンオフモデルなのか?
新型Zのトミカは市販されるのか?
確かに通常トミカと同じタイヤやシャシーを使ってはいるが、窓は黒く塗られており中は見えない。
ドアが開いたり、リアゲートが開いたりするギミックもなさそうだ。
「ミニカーショップルット」店長の五島昭仁氏は以下の通りコメントをする。
「わたしも日産グローバル本社のギャラリーまで足を運んで、実際のミニカーを見ましたが、これはワンオフ(1回限り作られる物)ではありませんね」
「プレスラインがきちんと入っていました。おそらくこのまま、新型フェアレディZプロトタイプがベースのトミカとして世に出る可能性が思います」
ちなみに、日産自動車では報道関係者向けの広報画像にも、内田社長がトミカを手に持っている写真や、パビリオン内の台の上でトミカを動かしている写真を公開している。
それにしても発表と同日にトミカも公開とは驚く人もいるかもしれないが、トミカは「まずは実車ありき」でミニカー作りをおこなう会社である。
実車のコンセプトやデザインを大事にするために、企画段階から自動車メーカーと共にトミカの開発をおこない、時間をかけて形を作っていく。
長いものでは企画から商品化までに1年以上かかる場合もある。
過去には東京モーターショーで自動車メーカーのコンセプトカーを発表した同日に同じモデルのトミカが会場で発売されたこともあった。
新型フェアレディZトミカの市販や時期について、タカラトミーの広報担当者に聞いてみることにした。
「発売を予定している」との答えが
新型フェアレディZのトミカは発売されるのか? 発売されるとしたらいつ?
今、展示されているのと同じ、新型フェアレディZのプロトタイプのトミカなのか? それとも、プロトタイプではなく市販される新型フェアレディZをベースにしたトミカになるのか? 広報担当者の回答は以下。
「早速、新型フェアレディZのトミカをご覧いただきありがとうございます」
「新型フェアレディZのトミカは、発売を予定しておりますが、今のところ、発売価格や発売時期については未定となっております」
「これから日産自動車様と打ち合わせをしながらブラッシュアップしていく予定です」
「プロトタイプのZをベースにするか、市販モデルをベースにするかも未定です」
やはり新型フェアレディZのトミカは発売されるようだ。
前出のミニカーショップ「ルット」の五島氏いわく、
「トミカは試作品から発売まで最短で6か月です」
「新型フェアレディZの試作トミカがいつ完成したのかは不明ですが、ギャラリーに展示してあった黄色いトミカのままで発売される可能性があると思います」
「イベント限定モデルになる可能性もありますね」
「コストダウンと、大量生産するという予想で、内装無し、ドア開閉などのギミック無しでの商品化となるかもしれません」
「また、それとは別に新型フェアレディZが市販されてから、通常品として市販車Zのトミカが発売されるのではないでしょうか」
東京オートサロン2021で発売?
複数のミニカー業者や熱狂的なトミカコレクターに発売時期を予想してもらったところ、
「年内の発売はなさそう。東京オートサロンのイベント限定モデルとして発売されるのでは?」という意見が多くあった。
ちなみに、来年の東京オートサロン「TOKYO AUTO SALON 2021」は例年通り、2021年1月15日(金)、16日(土)、17日(日)の3日間で開催されることが8月末に事務局から発表されている。
オートサロンと言えば例年、トミカがブースを出してイベント限定モデルを販売することでも知られている。
大変な人気で購入までに2~3時間並ぶことも珍しくない。
新型フェアレディZプロトタイプのトミカが発売されるとなると、とんでもない行列ができそうだ……。
なお、東京オートサロン2021の公式サイトのトップには、以下のように記されている。
「東京オートサロン事務局は、新型コロナウイルスの今後の状況を注視し、関係各所からのご指導、ご協力をいただきながら、様々な角度から対策を整え、出展者の皆様、クルマ業界/アフターマーケット業界の一助になるべく、そしてファンの皆様に安全に楽しんでいただける『東京オートサロン2021』を目指してまいります」
会場への入場制限もおこなわれるだろうし、限定トミカの販売に関しても、これまでのように長い時間、大勢の人が並んで密を作ることはおそらくできないだろう。
事前予約をして時間別に販売するなど、これまでとは異なる方法で販売する可能性もある。
いずれにしても遅くとも半年以内には何らかの方法で新型フェアレディZプロトタイプのトミカが世に出ることは間違いなさそうだ。
「オートサロンで発売となれば10月には生産完了、12月には日本到着がタイムリミット」という事情通の見方もある。
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