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驚異的に速く、目覚ましく直感的 ランボルギーニ・レヴエルトへ試乗 1015psのV12プラグインHV(2)

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驚異的に速く、目覚ましく直感的 ランボルギーニ・レヴエルトへ試乗 1015psのV12プラグインHV(2)

凶暴と表現できる加速力 正確で一貫した反応

ランボルギーニ・レヴエルトのメディア向け試乗会が開かれたのは、イタリア・ローマ郊外にあるヴァレルンガ・サーキット。まだ完全な車両認可を受けていないということで、公道走行は許されなかった。現実的な環境での印象は、想像するしかない。

【画像】1015psのV12プラグインHV ランボルギーニ・レヴエルト アヴェンタドールと競合スーパーカーも 全114枚

長いストレートを瞬く間に飲み込む勢いは、凶暴とすら表現できるレベル。極めてシャープにレブリミットまで吹け上がるV12エンジンは、フロントに載る2基の駆動用モーターが生む即時的なトルクと相乗し、凄まじい加速を実現させている。

アクセルペダルを傾けた瞬間、強烈なダッシュが始まる。そして、それが延々と続く。本領を発揮すれば、ブレーキングゾーン手前の到達速度は、確実に先代のランボルギーニ・アヴェンタドールより速い。

その後のコーナーでブレーキとシャシーへ強い負荷がかかる中、同社がスーパーカーの動的特性を磨き込んできた成果が見事に現れる。過去にないほど、反応は正確で一貫している。まとまりがあり、扱いやすい。

ランボルギーニ・ウラカン・ペルフォマンテやSTO、アヴェンタドール SVJやウルティマエで、潮目が変わったように思う。

ハイスピードからの減速時や高速コーナーでは、従来的な同社のスーパーカーらしい挙動を垣間見せる。シャシーの中央へ大きく重いエンジンを搭載していることを、背後で生まれる慣性から感じ取れる。しかし、レヴエルトは自ら丸め込む。

ドライバーは、ひたすら思い通りに操ればいい。不意にリアが暴れ、処理へ追われることはない。

モーターによるトルクベクタリングに感銘

サスペンションは、アヴェンタドールが採用していたプッシュロッド式のオンボードダンパーからお別れ。各タイヤの背後へ、MR流体によるアダプティブダンパーが縦に組まれている。

ステアリングは、評判の優れなかった可変レシオから、固定レシオへ改められた。そのかわり、アクティブ制御される後輪操舵システムが実装されている。

今回の試乗で最も感銘を受けたのが、フロント2基の駆動用モーターによる、トルクベクタリング機能だろう。限界領域での操縦性を、確実に高めている印象だった。

さらに、リア側の駆動用モーターは回生機能も備え、従来のスタビリティ・コントロールより自然にV12エンジンの出力を調整。それ以外の電子システムも調和しながら介入し、可能な限り正確で迅速なコーナリングを実現させている。

詳しく見ていくと、フロントの駆動用モーターの回転と、ブレーキの制動力を巧みに調整し、コーナーへの侵入を安定化。アクセルペダルを緩めると、前後のステアリングシステムが、慣性を無視したような旋回を繰り出す。さも当然のように。

頂点を過ぎパワーを加え始めると、トルクベクタリング機能が作動。V12エンジンがリアタイヤを回転させつつ、フロント外側の電気モーターが多めにトルクを生み出す。スタンスをニュートラルに保ちつつ、正確にラインを辿らせる。

当然のように驚異的に速く、目覚ましく直感的

怒涛の勢いの中、気がつけば狙った通りにコーナーを脱出している。ストレートで再び加速し、次のコーナーへ飛び込んでも、当たり前のように再びそれが繰り返される。その処理は極めて自然で、何が起きているのか当初は実感しにくいほど。

乾燥重量で1772kg、車重は1.9t近くになることを考えれば、コーナリングスピードは圧巻。多彩な電子システムの仕事ぶりは、壮観だといっていい。

フェラーリSF90 ストラダーレのように、ステアリングの印象へ影響があるわけでもない。ハイブリッドのパワーデリバリーは、極めてシームレス。驚異的に速く、目覚ましく直感的だ。目を見張るとは、まさにこんな時に使う表現だろう。

ただし、巧妙なトルクベクタリングやスタビリティ・コントロールをオフにした場合の操縦性を、確認できていない。あいにく、今回のランボルギーニは試すことを禁じていたためだ。

グリップの限界を超えた場面で、オンの時と変わらず夢中になれるだろうか。一般道との親和性や、興奮を誘う速度域を確かめるのも、次の機会までお預けだ。

それでも、多様な環境や条件を前提に効果的なチューニングが施されているのなら、カウンタック以来最大の成果だという、ステファン・ヴィンケルマン同社CEOの発言へ賛同できることは明らか。このレヴエルトが、そうである可能性は高い。

ランボルギーニ・レヴエルト(欧州仕様)のスペック

英国価格:44万6742ポンド(約8086万円)
全長:4947mm
全幅:2033mm
全高:1160mm
最高速度:349km/h
0-97km/h加速:2.5秒
燃費:−km/L
CO2排出量:−g/km
乾燥重量:1772kg
パワートレイン:V型12気筒6499cc自然吸気+トリプル電気モーター
使用燃料:ガソリン
駆動用バッテリー:3.8kWh
最高出力:1015ps/9250rpm(システム総合)
最大トルク:−kg-m/
ギアボックス:8速デュアルクラッチ・オートマティック(四輪駆動)

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みんなのコメント

3件
  • ボディカラーが赤ということも相まって、
    ドゥカティのパニガーレのような顔をしている!
    ランボルギーニってすごい車をつくりますよね、
    ガソリンスタンドでアヴェンタドールを見た時は、
    スゲー!と思った頃を思い出しました。
  • 日本以外のHVなんて将来文鎮化するのは目に見えている。
    走らなければ価値が大幅低下すると思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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