軽スーパーハイトワゴンの激戦区で、新型ルークスとスペーシアが真正面からぶつかる。日産は3Dビューやインビジブルフードビューなど先進装備で攻め、スズキはマルチユースフラップや低燃費で日常力を磨く。家族の相棒として選ぶならどっちが幸せか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】車内の充実度も互角!? スペーシアとルークスの室内を比べてみた!(17枚)
価格と燃費はスペーシア優勢!! でもルークスXの値付けもかなり巧い
まず価格を見ると、スペーシアの安さが光る。HYBRID G 2WDは153万0100円からで、ルークスS 2WDの167万2000円より14万1900円安い。売れ筋同士で比べても、スペーシアHYBRID X 2WDは170万5000円、ルークスX 2WDは173万9100円。差は3万4100円だから、ここはかなり接戦だ。
燃費はスペーシアが明確に強い。HYBRID G 2WDはWLTCモード25.1km/L、HYBRID X 2WDでも23.9km/L。対するルークスのNA・2WDは21.0km/Lだ。毎日走る距離が長い人、ガソリン代を少しでも抑えたい人なら、スペーシアのマイルドハイブリッドはやっぱり魅力的。軽スーパーハイトワゴンは重くなりがちなジャンルだけに、この差は地味に効く。
ボディサイズはどちらも全長3395mm、全幅1475mm、全高1785mmで軽規格いっぱい。見た目の大きさはほぼ同じだが、スペーシアは室内高1415mmを確保し、開放感のあるキャビンが持ち味。ルークスも広さで負けておらず、価格差を考えるとXの装備充実度はかなりうまい設定だ。
先進のルークス、生活密着のスペーシア 選び方はかなりハッキリ
ルークスの武器は、なんといっても先進装備だ。インテリジェントアラウンドビューモニターには3Dビュー機能が用意され、さらに軽初のインビジブルフードビューも設定。狭い駐車場、見通しの悪いT字路、縁石や障害物が気になる場面で、ドライバーの不安を減らしてくれる。背の高い軽は死角が気になりやすいだけに、「見える安心感」はかなり強い。
一方のスペーシアは、毎日の使い勝手でじわじわ効く。HYBRID X以上に備わるマルチユースフラップは、後席で足を支えたり、座面の荷物落下を防いだりできる便利装備。左右独立リアシートスライド、フラットで低床な荷室、豊富な収納も含め、家族の生活道具としての完成度が高い。
結論は、先進装備にワクワクするならルークス。特に駐車や狭い道が苦手な人には、視界支援のありがたさが大きい。いっぽう、価格、燃費、後席の居心地、荷物の載せやすさまで含めて堅実に選ぶならスペーシアが強い。派手な一撃はルークス、毎日の総合点はスペーシア。これはかなり悩ましい好勝負だ。
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