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時代は変わってもボルボは変わらない──新型ボルボXC60 Ultra B5 AWD試乗記

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時代は変わってもボルボは変わらない──新型ボルボXC60 Ultra B5 AWD試乗記

日本に上陸した新しいボルボ「XC60」に、『GQ JAPAN』ライフスタイル・エディターのイナガキが乗った! 月日が経っても魅力的なミドルサイズSUVに迫る。

新型ボルボXC60 Ultra B5 AWDの特徴

以前のXC60とは違う“輝き”がある──新型ボルボXC60 Ultra B5 AWD試乗記

1.概要2.エクステリアの変更点3.インフォテインメントシステムの進化1.概要

ボルボのベストセラーモデルである「XC60」の改良モデルが、日本に上陸した。

現行XC60はロングセラーモデルだ。調べると2017年登場だから、今年で約8年目。内外装に手が加えられたとなると、当面、生産予定だろう。

筆者も一度、現行ボルボXC60の購入を考えた。「第38回 2017 – 2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した頃だ。当時、初めてボルボXC60に乗ったとき「なんて、いいクルマなんだ!」と、感動した。スタイリッシュなデザイン、パワフルかつ燃費に優れたディーゼルエンジンへ大いに惹かれた。

ボルボが日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するとはびっくりだったが(ブランド初だった)、多くの識者が投票するのも納得。

あれから月日が過ぎたものの、XC60の魅力は薄れていないように思う。その証拠に、過去最高の年間販売記録を達成したのは2024年! 登場から7年目の快挙だ。

2.エクステリアの変更点

新型ボルボXC60 Ultra B5 AWDのエクステリアは、微妙に変わった。

新意匠のフロントグリルは、最新のボルボ「XC90」と共通デザインに進化。ボルボのアイコンであるアイアンマークとシンクロした2方向から伸びる斜線が重なり合う。これまでより洗練された印象を受ける。

新型ボルボXC60 Ultra B5 AWDの足まわりは、新しいデザインのアルミホイールが新しい。全体を引き締め、躍動感を高める。リヤまわりでは、ダークカラーに変更されたフルLEDテールライトを採用した。

エクステリアの変更点は以上。高い人気を誇るボルボXC60ゆえ、最小限のリフレッシュだ。秀逸な基本デザインを、守り抜くボルボの考え方に賛同。

そういえば、かつてのボルボ「240」も15年以上生産されたものの、大きな変更はなかった。時代に合わせ各所をブラッシュアップしたのみ。ボルボ「740」やボルボ「760」、ボルボ「940」なども同じだ。

時代が変わっても、ボルボのデザインに対する考え方は変わっていないのだ。

3.インフォテインメントシステムの進化

新型ボルボXC60 Ultra B5 AWDは、インテリアの変化も控えめだ。目立つのは、大きくなった11.2インチのセンターディスプレイ。9インチから、2.2インチ拡大された。

ボルボならではの縦型センターディスプレイは、ナビゲーションシステムのルート案内時に便利。先々の道がひと目でわかるからだ。

テレビや映画といったコンテンツ視聴時は、横型が見やすい。が、車内でそれらを視聴する機会がほぼなく、ナビゲーションシステムの使用頻度がそれなりにある筆者は、断然、縦型がイイ。

ちなみにセンターディスプレイは、従来と比べて解像度が21%向上。情報をより鮮明に表示する。見比べると以前より、アイコンなどがわかりやすい。特に夜間、解像度の違いを実感した。

新型ボルボXC60 Ultra B5 AWDのインフォテインメントシステムには、アメリカのQualcomm Technologies社が開発した次世代のコンピューター基盤「Snapdragon Cockpit Platform」を搭載。従来と比べて、情報処理速度は2倍以上に、グラフィック生成速度は10倍に向上し、より快適でスムーズな操作を実現したという。

実際、新型ボルボXC60 Ultra B5 AWDの各機能はサクサク操作可能だ。新世代ボルボの登場時、システムがフリーズした経験を有するものの、最新仕様はそんな心配皆無。最新のスマートフォンと同じ感覚で使いこなせる。

見えない部分の機能を、丁寧にアップデートするボルボの姿勢に、またも賛同した。

次ページ:「以前のXC60とは違う“輝き”がある」

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文:GQ JAPAN 稲垣邦康(GQ)
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