5月24日、2025年MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第2戦 スーパーバイクレース in SUGOのJSB1000クラスの決勝レース1が宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝を飾った。
ポイントランキングトップの水野涼(DUCATI Team KAGAYAMA)は、5月14日のSUGO公開テスト2日目に110Rで大クラッシュを喫し肩部を骨折。今大会の欠場を発表している。
ドゥカティ水野涼、第2戦SUGOを欠場。事前テストでの転倒で「肩部骨折」が判明/全日本ロード
また、開幕戦に続き、津田拓也(Team SUZUKI CN CHALLENGE)がスポット参戦。日浦大治朗(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)もスポット参戦として今季初レースに挑む。
予選では、今季からBMWのワークスマシンで参戦する浦本修充(AutoRace Ube Racing Team)が1分25秒373でトップタイムをマークしポールポジションを獲得。中須賀は1分25秒570で2番グリッド、野左根航汰(Astemo Pro Honda SI Racing)が1分25秒570で3番グリッドを獲得している。中須賀と野左根は全くの同タイムとなったが、中須賀が先にタイムを出していたため、中須賀が2番グリッドを獲得している。
12時55分、22周の決勝レースがスタート。3番グリッドスタートの野左根がホールショットを奪いトップに浮上。中須賀、浦本、そして今回スポット参戦の日浦が好スタートを決めて4番手にジャンプアップした。しかし、熱入れの良いダンロップタイヤを履く長島哲太(DUNLOP Racing Team with YAHAGI)が日浦をパスし4番手に浮上。気温と路面温度が低い今大会ではチャンスがある長島は、先頭集団に喰らいつく。
トップに立った野左根だが、4周目の1コーナーで中須賀の先行を許してしまう。後方では名越哲平(SDG Team HARC-PRO.Honda)がハイポイントコーナーで転倒。高速での転倒のため心配されたが、名越は自力で起き上がっている。
そして、3番手を走行していた浦本がマシントラブルのようでピットイン。全日本ロードで8年ぶりのポールポジションを獲得した浦本だったが、無念のリタイアとなってしまった。
これでトップ争いは中須賀と野左根の元チームメイト対決となる。先頭集団は複数台で展開されていたものの、浦本の離脱や長島のペースが落ちたこともあり、トップ2台が抜け出す展開となった。
一方、3番手争いは激化。ペースが上がらない長島に津田拓也、伊藤和輝(Honda Dream RT SAKURAI HONDA)、岩田悟(Team ATJ)が迫る。8周目の3コーナーで津田拓也が長島をオーバーテイクし3番手に浮上。急激にペースが落ちた長島は、あっという間に津田拓也にギャップを広げられてしまい、伊藤、岩田の猛攻に遭うことになった。
その背後には日浦、鈴木光来(Team ATJ)も迫ってくる。ここから4番手争いは5台による激しいバトルが繰り広げられた。
ホンダのキット車ながら、ヤマハワークスである中須賀についていく野左根。レースの折り返しに差し掛かると、中須賀が自身の予選タイムとわずか0.2秒しか変わらないタイムを出し強さを見せる。中須賀がキャップを広げるも、野左根も自己ベストを叩き出し喰らいつき、両者の差はまだ小さい。
18周目、5番手に上がった日浦がついに長島のブロックをこじ開けて4番手に浮上。一方、トップ争いは中須賀のペースが落ち始め、安定したラップを刻む野左根が再び背後に迫る。
そして僅差のなか迎えたファイナルラップ。レインボーコーナーで野左根がトップを奪うも、バックストレートエンドで中須賀が抜き返す。野左根は最終シケインで仕掛けるもわずかに届かず、中須賀が0.004秒差でトップチェッカーを受けた。キット車ながら最後まで中須賀を追い詰めた野左根は惜しくも2位、3位には津田拓也が入った。
スポット参戦ながら表彰台を獲得したはずだった津田だが、黄旗区間での追い越しによりレース後に30秒加算のペナルティが科されたため、9位となった。
暫定表彰式には津田が上がったが、3位はスポット参戦の日浦、4位は伊藤、5位は岩田、6位は鈴木、7位は長島、8位は児玉勇太(Team Kodama)、9位は津田、10位は関口太郎(SANMEI Team TARO PLUSONE)となった。レース2は5月25日、12時05分から18周で行われる。
[オートスポーツweb 2025年05月24日]
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みんなのコメント
野左根もあそこで仕掛けるとは。
抜き返した中須賀も見事。
水野の欠場と浦本のリタイアが悔やまれる。