現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【中古車テスト】ベストセラー小型SUV「トヨタ C-HR」はどのくらい優れているのか?中古モデルを徹底チェック!

ここから本文です

【中古車テスト】ベストセラー小型SUV「トヨタ C-HR」はどのくらい優れているのか?中古モデルを徹底チェック!

掲載 3
【中古車テスト】ベストセラー小型SUV「トヨタ C-HR」はどのくらい優れているのか?中古モデルを徹底チェック!

トヨタC-HR:一風変わったクロスオーバーとして、トヨタ C-HRは間違いなく個性的だ。しかし、中古車としての品質はどうだろうか?

2017年初頭に発表されたハッチバックSUVの「C-HR」が、トヨタの基準から見ても異彩を放っているのは偶然ではない。このやや不可解なモデル名は、「クーペ ハイ ライダー」の略称であり、その外観と着座位置をうまく表現している。

【初テスト】レクサス最小モデルはデザインと機能で魅了する 小型でも完璧な造り それが「レクサスLBX」のモットーだ その性能をチェック!

今回のテスト車は、ヨーロッパ向け「C-HR」モデルと同様に、トルコのアダパザル工場で製造されたものだ。2018年8月に初めて登録されたこの車両は、ドイツ市場向けモデルとして、LEDヘッドライト、シートおよびステアリングホイールのヒーター、車線逸脱警告および操舵支援、アダプティブクルーズコントロール、バックカメラ、メタリック塗装、取り外し可能な牽引バーなどの装備付きで、約32,500ユーロ(約535万円)だった。

中古のトヨタC-HR:4年半で2万3,000ユーロ(約378万円)弱4年半、走行距離3万1,004kmという極めて控えめな走行距離で、現在、ニーダーザクセン州ツェレのトヨタディーラー、ブレーマーでは2万2,850ユーロ(約374万円)で販売中。フルサービスの履歴を持つこの車は、リヤドアハンドルとトランクの縁にいくつかの小さな傷があることを除けば申し分ないだろう。外観では、東京レッドの塗装が18インチのアロイホイールと輝きを放っている。

C-HRのコックピットはダイナミックなデザインのダッシュボードで、仕上がりも良い。試乗中もガタガタしたり、カタカタしたりする音は聞こえず、サスペンションも購入当初と変わらずしっかりしている。内装は、ピアノブラックのアクセントが随所に取り入れられたファッショナブルなトヨタ車となっている。タッチスクリーン式インフォテイメントシステムに古さは感じない。

身長が1.85mを超える人にとっては、シートはやや窮屈で、傾斜したルーフラインにより後部座席の乗客の動きは制限される。躍動的な外観を演出するために、リヤドアのハンドルは高い位置に取り付けられており、子供にとっては手が届きにくい位置にある。しかし、「C-HR」を現代風にアレンジした、「セリカ」のテーマと捉えるのであれば、これらはすべて完璧に受け入れられるはずだ。また、ラゲッジルームも十分に大きく、377~1160リットルの容量を備えている。

ハイブリッド駆動技術は「超堅牢」という評価に値する短所としては、四輪駆動は避けるべきだろう。116馬力の1.2リッターターボガソリンエンジンはトヨタ車としては珍しく故障することがあるようで、点火コイルの欠陥やコーキングの問題が頻発している。それに対してハイブリッド駆動技術は、さまざまなシリーズで試され、実証済みであり、超堅牢という称号にふさわしいものだ。システム出力122馬力のバージョンであれば、日常使用にはまったく問題ない。

1.8リッター98馬力のガソリンエンジンと72馬力の電気モーターの組み合わせにより、標準装備のCVTオートマチックトランスミッションと相まって、滑らかな走りを実現する駆動システムとなっている。全開加速では、エンジンが不快なほど唸る。走行中に確実に充電されるニッケル水素バッテリーは、わずか1.3キロワット/時の容量しかない。もっと速く走りたい場合はどうすればいいのか?トヨタは2020年のフェイスリフトで、システム出力184馬力の2リッターハイブリッド最上級ユニットを追加した。このユニットは、「E210カローラ」世代にも搭載されている。

結論:見た目も際立っており、ハイブリッド駆動もよく機能している「C-HR」は、興味深いクロスオーバー車だ。平凡な保存状態に対して高めの価格が少々残念ではある。

フォトギャラリー:トヨタC-HRの中古車をテスト4年半の間に31,004kmという極めて控えめな走行距離にもかかわらず、このC-HRにニーダーザクセン州のトヨタディーラー、ブレーマーは、22,850ユーロ(約274万円)を要求している。このフルサービスの履歴を持つ車両は、リヤドアのハンドルとトランクの縁にいくつかの小さな傷がある以外は、良好な状態だ。内装では、ピアノブラックのアクセントがいくつかあるにもかかわらず、全体的に頑丈な素材と仕上げの良さでポイントを稼いでいるファッショナブルなトヨタ車。タッチスクリーン式インフォテインメントシステムに古さは感じない。ラゲッジルームの容量は377~1,160リットルだ。ガソリンハイブリッド駆動技術は、さまざまなモデルに採用され、極めて信頼性の高いものだ。122馬力バージョンは、日常的な使用に最適だ。トヨタは3年間のメーカー保証を提供している。さらにトヨタディーラーでメンテナンスを受ければ、この保証を10年間に延長することができる。錆保証は12年間だ。Text: Lars JakumeitPhoto: Christoph Boerries

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【このプリウスなんぼ?】ひょえ~この2年落ちのトヨタ プリウスがこの値段?いくら走行距離が11,000kmとはいえ・・・アンビリーバボー!
【このプリウスなんぼ?】ひょえ~この2年落ちのトヨタ プリウスがこの値段?いくら走行距離が11,000kmとはいえ・・・アンビリーバボー!
AutoBild Japan
新型ルノー メガーヌ登場 BEVクロスオーバーの実力と性能は?ドライビングテストを含む全情報をお届け!
新型ルノー メガーヌ登場 BEVクロスオーバーの実力と性能は?ドライビングテストを含む全情報をお届け!
AutoBild Japan
改良され更なる進化を遂げた新型ポルシェ911 全モデルの価格、デザイン、技術、911カレラSと991 GTSの走行性能をレポート!
改良され更なる進化を遂げた新型ポルシェ911 全モデルの価格、デザイン、技術、911カレラSと991 GTSの走行性能をレポート!
AutoBild Japan
2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のクーペ 10選 美しさと速さを求める魅惑的なクルマ
2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高のクーペ 10選 美しさと速さを求める魅惑的なクルマ
AUTOCAR JAPAN
【このベビーベンツなんぼ?】この1989年製メルセデス190欲しいかもー 低走行距離&良好なコンディションがそそる・・・
【このベビーベンツなんぼ?】この1989年製メルセデス190欲しいかもー 低走行距離&良好なコンディションがそそる・・・
AutoBild Japan
2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高の欧州ミニバン 10選 快適でデザインも良い魅力的なクルマ
2025年版 自動車専門誌が選ぶ、最高の欧州ミニバン 10選 快適でデザインも良い魅力的なクルマ
AUTOCAR JAPAN
「パジェロスポーツ」日本で売らないのマジでもったいない 人気と実力徹底調査
「パジェロスポーツ」日本で売らないのマジでもったいない 人気と実力徹底調査
ベストカーWeb
【徹底解説&試乗】売れ筋はウルトラ!ボルボXC90乗るならマイルドハイブリッド
【徹底解説&試乗】売れ筋はウルトラ!ボルボXC90乗るならマイルドハイブリッド
AUTOCAR JAPAN
こんな静かで快適なクルマ……存在するのか! 世界が腰を抜かした「初代セルシオ」があまりにも凄いクルマだった
こんな静かで快適なクルマ……存在するのか! 世界が腰を抜かした「初代セルシオ」があまりにも凄いクルマだった
WEB CARTOP
「ポルシェ911カレラT」に試乗!これが最後のマニュアルトランスミッション搭載の911なのか!?
「ポルシェ911カレラT」に試乗!これが最後のマニュアルトランスミッション搭載の911なのか!?
AutoBild Japan
トヨタ最新「最大・最高級“FRセダン”」がスゴイ! 世界初の「パワトレ採用」した“流麗モデル”の「ギラギラ豪華仕様」なミライに注目! エレガントな「MODELLISTA」とは?
トヨタ最新「最大・最高級“FRセダン”」がスゴイ! 世界初の「パワトレ採用」した“流麗モデル”の「ギラギラ豪華仕様」なミライに注目! エレガントな「MODELLISTA」とは?
くるまのニュース
キャデラック・エスカレードが新デザインでアップデート 50台の限定モデルも発売
キャデラック・エスカレードが新デザインでアップデート 50台の限定モデルも発売
AUTOCAR JAPAN
【この718ケイマンなんぼ?】特別なポルシェ718ケイマン販売中!広告には「プロトタイプ#1」と書かれているが本当にプロトタイプなのだろうか?
【この718ケイマンなんぼ?】特別なポルシェ718ケイマン販売中!広告には「プロトタイプ#1」と書かれているが本当にプロトタイプなのだろうか?
AutoBild Japan
新車99万円で「4人」乗れる! イチバン安い「トヨタの乗用車」が凄い! 「エアコン」「キーレス」もついてコレで十分! 超お手頃“高コスパ車”「ピクシス エポック」どんな車?
新車99万円で「4人」乗れる! イチバン安い「トヨタの乗用車」が凄い! 「エアコン」「キーレス」もついてコレで十分! 超お手頃“高コスパ車”「ピクシス エポック」どんな車?
くるまのニュース
“99万円”から選べる「低燃費モデルTOP3」がスゴイ! “コスパ×実用性”の最強バランス! レトロな軽から本格SUVまで登場! 【ダイハツ車3選】
“99万円”から選べる「低燃費モデルTOP3」がスゴイ! “コスパ×実用性”の最強バランス! レトロな軽から本格SUVまで登場! 【ダイハツ車3選】
くるまのニュース
えぇ!?「プリウス」がトップじゃない! 燃費もコスパも文句なし! 注目すべき“低燃費モデル”TOP3に注目 【トヨタ車3選】
えぇ!?「プリウス」がトップじゃない! 燃費もコスパも文句なし! 注目すべき“低燃費モデル”TOP3に注目 【トヨタ車3選】
くるまのニュース
ホンダ新「最高級N-BOX」がスゴイ! “キラキラ外装×豪華内装”に進化! メーカー初「画期的ヘッドライト」&安全機能もグッドな「豪華モデル」とは?
ホンダ新「最高級N-BOX」がスゴイ! “キラキラ外装×豪華内装”に進化! メーカー初「画期的ヘッドライト」&安全機能もグッドな「豪華モデル」とは?
くるまのニュース
テストコースで夢見心地 ボアハム・フォード・エスコート Mk1(2) ノスタルジックな危うさ
テストコースで夢見心地 ボアハム・フォード・エスコート Mk1(2) ノスタルジックな危うさ
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

3件
  • ヤータコ
    居住性は下がるがクーペスタイルで良いと思うが…パネル等のデザインが地味なのとパワーが足りなく走りが重い…
  • 藍流頓瀬奈
    パット見カッコよく見えてもリアシート狭いとか後方視界まともに見えないとかネガは多い。
    このぐらいのクラスならヴェゼルかクロストレック(XV)選ぶかな。
    トヨタにもカローラクロス、ヤリスクロス、少し下でライズと選択肢は多い。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

239 . 2万円 302 . 3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98 . 9万円 468 . 0万円

中古車を検索
トヨタ C-HRの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

239 . 2万円 302 . 3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

98 . 9万円 468 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村