今季限りでルノーF1チームを離脱することになったニコ・ヒュルケンベルグ。当初はハース入りする可能性が高いと見られていたが、そのハースはロマン・グロージャンとの契約を継続することを決めたため、ヒュルケンベルグが加入する可能性は絶たれてしまった。
ヒュルケンベルグに残されたF1での選択肢は、もうそれほどない。現状では、レッドブル、トロロッソ、アルファロメオ、ウイリアムズのドライバーラインアップが、完全には決まっていない状況だ。
■ヒュルケンベルグはどこにゆく? 本人はF1残留希望も「どこでもいい訳ではない」
このうち、レッドブルにヒュルケンベルグが加入する可能性は限りなくゼロに近いようだ。同チーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ヒュルケンベルグは候補になっていないと認めた。
「ニコは我々のリストには載っていない」
ホーナー代表はシンガポールGPの金曜日にそう語った。
「彼は素晴らしいドライバーであり、来年彼がF1を続けられないのならば、それはとても残念だ」
「彼はプロのドライバーだ。そしておそらく、F1での可能性を達成できずにいる」
「彼がシートを見つけられることを願っている。彼はグリッドにいる他のドライバーよりも優れているし、F1にいるべきドライバーだからだ」
そのレッドブルは、前述の通り来季のドライバーラインアップをまだ決定していない。ベルギーGPでは、アレクサンダー・アルボンをレッドブルに起用し、ピエール・ガスリーをトロロッソへと戻した。これにより、トロロッソでガスリーとダニール・クビアトを評価しながら、アルボンの可能性を探り、来季のラインアップを決定したいとチームはその”人事”の理由を説明している。
「急ぐ必要はない」
そう語るホーナー代表。レッドブルが検討しているドライバーは、全て契約下にあるのだ。
「十分な時間をかけ、アレックスの進歩を調べる。そしてダニールやピエールと比較するんだ」
ヒュルケンベルグの移籍先としてもうひとつ候補に挙がりそうなのは、アルファロメオだ。アルファロメオは今季、キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィというコンビで戦っている。しかしジョビナッツィは苦しんでおり、ライコネンが31ポイントを手にしているのに対し、3ポイントしか獲得できていない。
ジョビナッツィはフェラーリの支援を受けるドライバーであり、アルファロメオのシートのひとつの選択権は、フェラーリにあると言われている。そのため、ジョビナッツィの来季も安泰だという見方もある。
アルファロメオのチーム代表であるフレデリック・バスールは、来季のドライバーについて次のように語る。
「我々はアントニオに集中している。彼はスパでコースオフした。しかし、1週間後のモンツァで、リカバリーしたんだ」
「彼が育ち、良くなっていくのをサポートしたいと思っている。本当に彼に集中しているんだ。彼は一歩ずつ、良い仕事をするようになっている」
「ドライバーだけでなく、パドックにいる誰もがプレッシャーに晒されている。我々のプレッシャーを感じているし、F1はプレッシャーの世界だ。ここにいる全員が、F1に値しなければいけないんだ」
「彼には速さがある。予選では、初めてキミに対峙することができた。だから速さについては、絶対に文句を言うことはない」
「我々はただ、もっとポイントを獲得したいだけだ。他の誰もがそうだ」
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