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パガーニとムナーリが手掛けた究極の最終形。約9532万円で落札された「カウンタック 25thアニバーサリー」

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パガーニとムナーリが手掛けた究極の最終形。約9532万円で落札された「カウンタック 25thアニバーサリー」

約9532万円という高値がついた理由は、「完璧な履歴」と「ポロ・ストリコ認定」と最終形

スーパーカーブームの主役として一時代を築き、現在でも神話的な人気を誇るランボルギーニ「カウンタック」。その集大成とも言える極上の1台が、名門ヴィラ・デステで開催されたオークションに登場し世界中のコレクターから熱い視線を集めた。永遠の憧れである歴史的名車の特別な素性を紹介したい。

わずか生産17台の右ハンドル「ハチハチ・ハーフ」仕様! ランボルギーニ「カウンタック 5000QV」こそ人間工学無視の最高傑作

パガーニとムナーリが生み出した究極の進化形にして最終形「25thアニバーサリー」

1988年9月、ランボルギーニの創業25周年を記念して発表された「25thアニバーサリー」は、単なる記念モデルではない。ベースとなったLP5000 QVから、実に約500箇所ものアップデートが施された究極の進化形だ。

そのエアロダイナミクスの再設計を担当したのは、当時ランボルギーニに在籍していた若き日のオラチオ・パガーニだった。空気の流れを改善するために拡大されたリアエアインテークや延長された前後バンパーなど、彼の優れたデザインセンスが遺憾なく発揮されている。さらにシャシーの開発にはWRCラリーチャンピオンのサンドロ・ムナーリが携わっており、まさにレジェンドたちによるドリームチームが生み出した傑作モデルが「25thアニバーサリー」と言える。

455PSを誇るV12とパガーニとムナーリの手で熟成が進んだ洗練された最終完成形

象徴的なシザーズドアの奥にあるインテリアは、より快適に過ごせるように電動パワーウインドウや改良されたエアコンが装備され、居住性も大きく向上している。

ミッドシップに搭載される5.2リッターのV12エンジンは最高出力455PSを発生し、5速マニュアルトランスミッションを介して後輪を駆動する。パガーニによる空力改善とムナーリによるシャシーの熟成により、0-100km/h加速は4.7秒、最高速度は294km/hに達した。名実ともに史上最速のカウンタックとして完成の域に達しているのだ。生産台数はわずか657台だった。

イタリアから出たことがないポロ・ストリコ認定車と驚きの落札価格

オリジナルの「Rosso Siviglia(ロッソ・シビリア)」のボディカラーにシャンパンレザーの内装を持つこの個体は、1990年5月にイタリアで新車デリバリーされた。驚くべきことに、それ以来一度もイタリア国外へ出たことがないと信じられており、現在の走行距離もわずか2万2616kmにとどまっている。2024年2月にはクラシック部門「ポロ・ストリコ」の厳格な審査をクリアし、見事に真正証明書を取得した。

そして2026年5月16日から17日にかけ、イタリアのヴィラ・エルバで開催されたブロードアロー(Broad Arrow)主催の「The Concorso d’Eleganza Villa d’Este Auction 2026(ザ・コンコルソ・デレガンツァ ヴィラ デステ オークション2026)」に出品された。主催者が設定した事前予想価格(エスティメート)は50万~60万ユーロ(邦貨換算約9100万~1億920万円)であった。最終的には52万3750ユーロ(邦貨換算約9532万円)でハンマープライスが打たれた。

現在、カウンタック25thアニバーサリーの相場は、おおむね6000万円台から1億円前後がひとつの目安となっている。もちろん、走行距離やコンディション、整備履歴、オリジナル状態の維持などによって価格には大きな幅がある。

実際、2026年にRM Sotheby’sで落札された個体では、走行約3万6000kmの1989年式が41万7500ドル(約6260万円)、一方で走行約6000kmの個体は56万7500ユーロ(約9300万円)で落札されている。さらに、極めて希少な個体では1億円を大きく超える価格で取引された例もある。

こうした落札実績を見ると、25thアニバーサリーは単に「カウンタック」というだけではなく、最終型カウンタックとしての希少性やコレクターズカーとしての評価が、現在の高い相場を支えているといえそうだ。

※為替レートは1ユーロ=182円(2026年8月9日時点)で換算

■The Concorso d’Eleganza Villa d’Este Auction2026 ランボルギーニ「カウンタック 25thアニバーサリー」の注目ポイント

希少性:若き日のオラチオ・パガーニとサンドロ・ムナーリが手掛けた最終進化形 (ベースモデルから約500箇所ものアップデートが施され、空力とシャシー性能が極限まで高められた「史上最速のカウンタック」である点が歴史的価値を生んでいる)

市場価値:新車時からイタリアを出たことがないポロ・ストリコ認定車が52万3750ユーロ(約9532万円)で落札 (完璧なヒストリーとメーカー公式の真正証明書を持つ極上コンディションが評価され、事前予想の50万~60万ユーロ(約9100万~1億920万円)に見事に応える高額落札を果たした)

■車両情報

LOT 130 車両名:1990 Lamborghini Countach 25th Anniversario シャシーナンバー:ZA9C005A0KLA12984 エスティメート:50万~60万ユーロ(邦貨換算 約9100万~1億920万円 ※1ユーロ=182円換算) 落札価格:52万3750ユーロ(邦貨換算 約9532万円 ※1ユーロ=182円換算) ボディカラー:Rosso Siviglia インテリア:Champagne leather, Castor carpeting, Nero trim 走行距離:2万2616 km エンジン:5.2リッター V12(455 PS) トランスミッション:5速マニュアル 主な特徴:オラチオ・パガーニによるデザイン改修、サンドロ・ムナーリによるシャシー開発、ランボルギーニ ポロ・ストリコ認定済み、イタリア国内ワンカントリーカー

文:Auto Messe Web AMW編集部
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みんなのコメント

3件
  • naz********
    限定でも何でもない元値500万そこそこのR32Rが似たような価格であることから考えると、
    「激安な車」ですな。
  • xtr********
    価値と人気がまるで無かったアニバが希少性で凄い価値
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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