5月15日、2026年MotoGP第6戦カタルーニャGPの初日セッションが行われ、MotoGPクラスのプラクティスではペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がトップタイムを記録した。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は13番手でセッションを終えている。
スペイン北東部のカタルーニャ州に位置するカタロニア・サーキットを舞台に幕を開けた第6戦。欧州ラウンド3戦目となる今大会では、マーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)が第3戦アメリカズGPの初日セッションぶりに世界選手権へ復帰。アウグスト・フェルナンデス(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)が今季2度目のワイルドカード参戦を果たし、22名のライダーがエントリーリストに名を連ねた。なお、前戦フランスGPのスプリントでハイサイドを喫し、右足の第5中足骨を骨折したマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)は、既報のとおり今大会を欠場している。
【タイム結果】2026MotoGP第6戦カタルーニャGP プラクティス
週末の走りはじめとなるMotoGPクラスのフリー走行1回目は、気温13度、路面温度30度、曇天のドライコンディションでスタート。今大会のタイヤコンパウンドは前後ともにソフトとミディアムの2種類が設定されており、全車がフロントにソフト、リヤにミディアムを装着して45分間の走行に臨んだ。
ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)を除く21台が開始とともにコース入りし、1分40秒480をマークしたホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)がまずは首位に浮上する。翌周の計測では0.092秒差でアコスタがトップに躍り出たが、このタイムをファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、続いてマルティンが塗り替える。1分40秒299を記録したマルティンが首位のままセッションは中盤に突入し、1分41秒435をマークした小椋は20番手につけていた。
いち早くピットに戻ったマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)が他車に先駆けて2本目の走行を開始し、他のライダーたちは残り25分半ごろから徐々に走行を再開。各車とも中盤はロングランに注力していたか、順位変動なくセッションは進行していたが、首位のマルティンがターン12でスリップダウンを喫し、マシンはコースサイドのエアフェンスに激しく接触する。ターン2ではアコスタが転倒を喫して一時黄旗が提示され、この影響を受けた数名のラップタイムが抹消された。
多くのライダーが再びガレージに戻るなかで迎えた終盤、コース上で走行を続けていたブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)がターン2で転倒。同じく周回を重ねていたクアルタラロがこのあおりを受けたか、セクター1のタイムがキャンセルされた。
ライダーたちは残り9分半からコース入りを果たし、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がトップタイムを記録。首位の座についたアレックス・マルケスは自身のベストタイムを0.071秒削る1分39秒950をマークし、そのままトップでセッションを終えた。転倒後は出走することなくガレージで終盤を過ごしたマルティンが2番手、ディ・ジャンアントニオが3番手に続き、1分40秒952までタイムを縮めた小椋は18番手でフリー走行を終えた。
予選Q2へ進出する10名のライダーを決する午後のプラクティスは、気温17度、路面温度30度、雲間からわずかに青空が顔を覗かせるなか、60分間の走行が開始。このセッションでもクアルタラロはコース入りをやや遅らせたが、22台が序盤から積極的に周回を重ねていった。各陣営のタイヤ選択は前後ともにソフトが大半だが、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)のみがフロントにミディアムを装着した。
トプラク・ラズガットリオグル(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)、バニャイアの2台は2周を走行して早くもピットに戻るなか、1分39秒062を記録したベッツェッキがまずは首位に立つ。2番手にフリー走行最速のアレックス・マルケス、3番手にディ・ジャンアントニオが続き、ファーストアタックで11番手につけていた小椋はQ2進出圏内の9番手で1本目の走行を終えた。
各車はピットイン/アウトを繰り返しながら周回を重ね、しばし順位変動のない状態が続く。そんななか、フロントをミディアムに履き替えた小椋が1分39秒115をマークし、2番手に浮上してセッション前半が終了。上空の雲は時間の経過とともに減少し、場所によっては陽光が降り注ぐなかで後半を迎えた。
セッションは順調に進行していたが、残り27分半というタイミングで小椋が転倒。ターン2でスリップダウンを喫して一時的に戦線を離脱した小椋は、約13分後に再度コース入りを果たした。
残り16分半、アレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)がターン5で転倒を喫するなか、ビンダーが首位に浮上する。その後アコスタが1分38秒710をマークしてトップタイムを塗り替えると、エネア・バスティアニーニ(レッドブルKTMテック3)が3番手に浮上し、KTM勢がワン・ツー・スリー体制を構築。残り10分半まではこの状態が続いたが、ディ・ジャンアントニオ、続いてアレックス・マルケスが2番手に割って入った。
セッション終盤、各車は続々とタイムアップを果たし、ジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)が4番手に浮上する。しかし最終盤のターン10で転倒を喫し、ターン2ではマルティンが再び転倒。この間にビンダーは3番手にポジションアップを果たしたが、黄旗の提示によって多くのライダーのラップタイムが削除され、上位勢の順位変動はセッション終了まで起こらず。アコスタが首位でプラクティスを終え、2番手にアレックス・マルケス、3番手にビンダーが続いた。
最後のアタックで順位を上げたラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)が4番手、ヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)が5番手となり、以降はディ・ジャンアントニオ、ベッツェッキ、ミル、ジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)、クアルタラロが続いて予選Q2直接進出権を獲得した。一時は2番手までポジションを上げた小椋だったが開幕から続く予選Q2ダイレクト進出記録の更新は叶わず、13番手で初日の走行を終えている。
[オートスポーツweb 2026年05月15日]
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
フェラーリ勢が上位に並ぶなか007号車アストンマーティンがブラジルで最速発進【FP1レポート】
ザクセンリンクの支配者マルク・マルケスが最速! 小椋藍もQ2直行を確保|MotoGPドイツGPプラクティス
“2シーターのF1”RB17ハイパーカーの走行初披露を、設計者ニューウェイとともに角田裕毅が担当。グッドウッドを駆ける
MotoGPドイツGP FP1|前戦ウイナーの小椋藍17番手スタート。チームメイトのフェルナンデスが最速
【MotoGP】ザクセンリンクに新たな落とし穴!? 低速右コーナーにバンクが……転倒も数件発生「理想的なラインを走ることができない」
みんなのコメント
日本メーカーはまだまだ厳しいだろうけど、それでも、〇〇カップではない戦いが繰り広げられることを期待したい。