架装メーカーのタニ工業(谷浩和社長、大阪府堺市)と大型車を販売するオートサービスヤマグチ(山口幸将代表、北海道広尾町)は、架装物の電動化を推し進める。タニ工業は電動脱着装置付コンテナ専用車を開発。オートサービスヤマグチは電動モーターでダンプアップする国内最大級のダンプトレーラーを販売する。各社は作業現場の静粛性向上や脱炭素化へ取り組む事業者へ車両をアピールして需要を取り込みたい考えだ。
5月30日に閉幕した「NEW環境展」(東京ビッグサイト)で、タニ工業とオートサービスヤマグチ、ヨシノ自動車の3社が初めて共同出展した。大型車両の架装や販売に取り組む各社は、電動化の共通項を軸に今回、共同ブース内に車両を展示したという。
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タニ工業が開発した電動脱着装置付コンテナ専用車は、荷台を上下させる機構にサブバッテリーで駆動する電動モーターを採用。これによりエンジンを切った状態でのコンテナの脱着やダウンアップが可能となった。自動車メーカー各社の2トン車、3トン車、4トン車、7トン車への取り付けを可能とする。価格は非公開だが、年販目標50台を目指す。コンテナ搭載時のサイズは全長6800×全幅2200×全高2700mmで、コンテナを除く積載重量は3565kgとする。
オートサービスヤマグチが披露したダンプトレーラーは、ポーランドの架装メーカーであるザスワフ社製ダンプトレーラーをベースに、日本仕様に整備した上で電動化した。ダンプトレーラーにモーター駆動の油圧ポンプを搭載したため、トラクタ側へPTO(動力取り出し装置)を搭載することなく、荷台のダウンアップといった作動を実現する。オートサービスヤマグチによると、電動モーターシステムは国内外のさまざまなダンプトレーラーへの取り付けが可能という。現時点で販売目標は設定していない。ダンプトレーラーのサイズは全長1万2275×全幅2490×全高3497mm。積載容量は国内最大級の50立方mとする。
近年、架装メーカーなどは、電動化した架装車を開発し、市場投入している。ただ、依然としてコスト削減のハードルが高いことやバッテリー搭載による積載量への影響といった課題がある。本格的な実用化に向けて、さらなる構造の見直しやコストを考慮した上での軽量部材の採用、より効率的な電動システムの開発なども求められるだろう。
(2025/6/2更新)
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みんなのコメント
コンテナは確かだけど!
アームロールだし!
フェイクプレス記事書けるな!