昨年までFIA F2に参戦していた松下信治は、GP2時代を含めF1直下のカテゴリーで3シーズンを過ごした。彼は今年から戦いの場を日本に移し、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGよりスーパーフォーミュラへ参戦した。
直近では、ピエール・ガスリーやストフェル・バンドーンなどが松下と同様にF2(バンドーンはGP2)を経験してからスーパーフォーミュラへ参戦していた。また今年は、福住仁嶺がF2と並行してTEAM MUGENよりスーパーフォーミュラに出場した。
SF19鈴鹿開発テスト2日目:松下信治が1分36秒台前半を記録
F2と、時にF1に並ぶパフォーマンスを発揮するスーパーフォーミュラの両方を経験した松下に、両カテゴリーの違いについて尋ねた。
「F2とこの(スーパーフォーミュラの)マシンには大きな違いがあって、マシンのダウンフォースやドライビング(スタイル)をはじめ、レース距離やピットストップ、戦略、タイヤなども異なります。うまくマシンに適応しましたが、レースについてはもう少しでした」
F1を目指している松下にとって、スーパーフォーミュラでの経験はステップアップに向けた良い準備となるのだろうか。
「良い機会だと思います。何もしないよりはいいです。だけどF1に行きたいのなら、理想的にはF2にいるべきだと思います。F2ではピレリのタイヤと(F1と)同じサーキットを学べるので」
松下はもう一度F2に挑戦したいと認め、そのためにはもう一度ホンダを説得しなければならないことを認めている。
「僕は今もF1を目指しています。だから良い仕事ができれば、もう一度ヨーロッパへ行くことができると思います」
「F1に行く準備ができていることを示すためには、良い仕事をしなければなりません。今はF2にふたりの日本人がいますが、少し苦戦しているかもしれません」
「彼らも戦っていますし、僕は絶対にF1を諦めません」
来年からはホンダがレッドブルにもパワーユニットを供給するため、F1におけるホンダ系のシートはトロロッソと合わせて4つになる。
彼の言う通り、今シーズンは福住と牧野任祐というふたりがF2で戦っている。しかし今年のレースを終えて両者はスーパーライセンス獲得に必要なポイントを満たせないので、2019年に日本人ドライバーがF1に乗る可能性は低い。
「来年、ホンダはレッドブルとトロロッソに(パワーユニットを)供給します。つまり、ホンダには4つのシートがあるということになります」
「将来的に、(4つのうちの)ひとつは日本人のシートになるのではないかと考えています。ですが現時点では誰もスーパーライセンスを持っていないという問題があります。だから僕たちは(スーパーライセンス)ポイントを獲る必要があるし、それが重要です」
「ここ(スーパーフォーミュラ)でチャンピオンを獲得すると20ポイントを獲得できますが、F2がベスト(スーパーライセンスを獲得可能)だと思います」
最後に来年の活動について尋ねると、難しい状況ではあるが交渉中だと明かしてくれた。
「今は交渉中ですが、多くのドライバーがF2に行きたがっているので、とても難しい状況です。チャンスは50%だと思います」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?