フォルクスワーゲンは10月27日、小型EVの『ID.3』がドイツ自動車連盟(ADAC)による10万kmの耐久テストに合格したと発表した。2年半で10万km以上を走行し、バッテリー性能(正味容量)の93%を維持しているという。
ADACのテスターは、ID.3の走行距離をできるだけ早く10万kmに到達させるために、急速充電ステーションで何度もフル充電を行った。さらに、次のテスターのために、ID.3は充電ステーションで100%の充電レベルを維持したまま、数日間止められていた。フォルクスワーゲンによると、これらはEVに推奨しない使い方になるという。
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ADACのID.3は、耐久テストの間、いくつかのソフトウェアアップデートを受けた。さまざまなバグの修正に加えて、このアップデートにより、充電出力が170kWまで向上した。このアップデートは、消費電力と航続にも好影響をもたらした。とくに、新しいソフトウエアは、短距離走行や冬の気温0~5度での消費電力を大幅に改善した。
ID.3がアップデートで搭載したインテリジェントなEVルートプランナーも、ADACのテスターから評価されている。長距離走行では、目的地にできるだけ早く到着するように、充電ステーションへの立ち寄りを計画する。バッテリーの充電状態に加え、システムは現在の交通状況や予測も考慮する。EVルートプランナーでは、低出力で充電に時間を要する充電ステーションを1か所選ぶ代わりに、高出力の急速充電ステーションを2か所選ぶことができる。
耐久テストに使用されたID.3は、「プロS」グレードで、バッテリーの蓄電容量は77kWhだ。このプロSの場合、1回の充電での航続は、最大で559kmに到達する。充電に関しては、最新モデルは最大出力170kWで急速充電でき、およそ30分でバッテリーの80%の容量を充電できる。
なお、フォルクスワーゲンは、ID.3を含めた「ID.」ファミリーの全車に、新車登録から8年間または16万kmの走行後も、バッテリーが正味容量の少なくとも70%を維持することを保証している。
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みんなのコメント
ただし、年月劣化の影響が大きいがバッテリーなので、2年半10万km走って93%より10年普通に乗って何%になるのかが気になります。
(年間5千km位しか乗らないのに、7年でバッテリーがダメになりましたでは洒落になりません・・・。)
買い替え需要がなくなるからわざとやってないのかな。