■「アヴァンシア」がまだあった!
かつて日本でも販売されていた車種が、海外専用車として国外で残るケースがあります。
中国で現在も販売されるホンダ「アヴァンシア」を紹介します。
【画像】超カッコイイ! これがホンダ最新型「アヴァンシア」です! 画像で見る
1999年9月に登場したアヴァンシアは、「4ドアクラブデッキ」をコンセプトとしており、新たな高級車像を作り上げるべくリリースされたステーションワゴンです。
しかし残念ながら、登場からおよそ4年、わずか1世代のみで姿を消すこととなってしまいました。
そんな悲運のモデルであるアヴァンシアですが、実は中国では2016年11月から同名の車両が販売されているのです。
日本で販売されていた“オリジナル”のアヴァンシアは、一見するとただのステーションワゴンのようにも見えますが、「アーチキャビンフォルム」と名付けられた弓なりのルーフラインを備えたことで、ミニバン並みの広い室内空間を持ちます。
これにより、ホンダ車初のインパネシフトやフラットフロアによってセンターウォークスルーも可能。
さらにリアシート中央席はセンターテーブルにもなるギミックが備わり、左右のセンターピラーには後席専用のエアコン吹き出し口を備えるなど、乗る人すべてに快適な空間を提供するリムジンインテリアとなっていたのです。
またパワートレインには2.3リッター直列4気筒ガソリンエンジンのほか、3リッターのV型6気筒も設定し、このV6モデルにはホンダ初の5速ATが組み合わされていました。
ただ、この高級車路線はユーザーにイマイチ浸透せず、2001年9月のマイナーチェンジ時には2.3リッターモデルに「ヌーベルバーグ」というスポーツグレードを設定。
こちらは15mmローダウンの専用サスペンションやボディ補強、16インチタイヤホイールなどで武装したモデルでしたが、結局2003年秋に終売となり、姿を消すこととなってしまいました。
一方、2016年に中国で復活したアヴァンシアは、ホンダの現地合弁法人である広汽本田汽車のフラッグシップSUVとして登場。クーペSUV風のスタイルは、初代アヴァンシアを彷彿とさせるものといえるかもしれません。
このモデルは中国市場専売車として開発されており、大型なボディながら2列5人乗り仕様のみです。
ラインナップは1.5リッターの「VTEC」ターボを搭載した「240ターボ」系と、2リッターVTECターボを搭載した「370ターボ」系が存在。
トランスミッションは前者がCVT、後者が9速ATとなり、370ターボ系にのみ、AWDモデルも用意されています(それ以外はFWD)。
なお、グレード名に付けられている数字は最大トルク(Nm)を表しており、240ターボは243Nm、370ターボは370Nmの最大トルクを備え、俊敏な走行性能を実現しています。
2016年デビューと時間の経過したモデルではありますが、現在日本では中国生産の「オデッセイ」が再導入されて販売されるという事例がありました。このことを考えると、日本にアヴァンシアを導入して復活すれば、もしかすると一定の人気を獲得できるかもしれません。(小鮒康一)
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みんなのコメント
ミニバンメーカーと揶揄されてるホンダも随分と地に落ちたな。
かつてのアコードエアロデッキをオマージュした、ミニオデッセイのような5ドアでしたね。
当時多く走っていたオデッセイやアコードワゴンと違い殆ど見かけない車だったので、他人と被らない車が好きな私は購入を検討。近くのディーラーに行ったら、試乗車も展示車もありませんでした。。
現行型は、縮小する日本市場に投入されることも無いでしょうし、投入しても売れないでしょうが、近しい車格が欲しい人は輸入車しか選択肢が無い現状は嘆かわしいです。