ホンダのミドルサイズ・ミニバン「ステップワゴン」が、一部改良を受けた。実車を見た今尾直樹が、リポートする。
売れ行きは堅調
毎日をより豊かにするミニバンへ──新型ホンダ ステップワゴン詳報
国内激戦区のミニバン・ミドル・クラスで奮闘しているホンダ・ステップワゴンに新しいグレードが2タイプ、2025年5月16日に発売される。ノーマル系のエアーの上級仕様、エアーEXと、エアロ系のスパーダの最上級仕様のスパーダ・プレミアムライン・ブラックエディションがそれだ。
エアーとスパーダの販売比率は15:85と、スパーダの圧勝だけれど、エアーはシンプル&クリーンなデザインが高評価を受けており、他社からの買い替えが多いという。
さらにエアーにもスパーダ同様の装備が欲しい……という声もあった。エアーとスパーダでは装備に上下関係があったからだ。そうした声に応えたのがエアーEXである。
もうひとつの新グレードは、人気のスパーダ・プレミアムラインの究極形、とされる。各所にブラック加飾を施し、最上級グレードとしてのより強いこだわりと所有する喜びを満たせるような仕上がりとなっている、という。
これら新グレードの追加により、商品ラインアップを広げ、より広いユーザーにアピールしようというのだ。
ちょっと待ってください。現行の6代目ステップワゴンは2022年5月発売である。最近のホンダはモデル寿命を7年に設定している。先代ステップワゴンは2015年4月発売で、2017年にマイナーチェンジを敢行し、LEDヘッドライトを採用してシャープな顔つきに変更している。
となると、今年3年目の6代目もフェイスリフトが敢行されて然るべきだ。あにはからんや、それは見送られた。理由は現行モデルの売れ行きが堅調だから、だという。
さてそこで、自販連の2024年度(2024年4月~2025年3月)のデータを眺めてみると、ライバルのトヨタ「ノア」が7万3721台、「ヴォクシー」が7万2770台で、11位と12位。日産「セレナ」が8万1765台で8位。ホンダ・ステップワゴンは5万1737台で20位と、数字的には苦戦しているように見受けられる。デビュー当時の月間販売計画台数の5000台も未達だ。
それでも、開発担当者の方によると、売れ行きは堅調で、大きく落ち込んでいない。「私の所見ですが……」と、前置きしたうえで、ライバル勢と乗り較べても、現行型の競争力は依然として高いと自信を持っておられる。
それゆえ、エンジン、足まわりはこれまで通りで、まったく手を入れていない。北関東仕様のスパイスを強めにした新しいスパーダのブラックエディションを地元・栃木のホンダ・ディーラーに発注済みで、「私が栃木でいちばん最初にオーダーを入れた」と、胸を張る。
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文・今尾直樹 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)
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