令和のモタスポ女子が感じる魅力。“ネトフリF1新規”の沢口愛華が熱弁「戦う選手の顔ってなんでこんなにカッコいいんだろう」

　スーパーフォーミュラに、新たな“モタスポ女子”が加わった。グラビアアイドルとして数々の雑誌等で誌面を飾り、タレント、女優としてもマルチに活躍する沢口愛華が、『SFgoアンバサダー』に就任することになったのだ。

　SFgoはスーパーフォーミュラのレース映像やオンボード、無線など様々な機能を楽しむことができるデジタルプラットフォーム。シリーズプロモーターであるJRP（日本レースプロモーション）の上野禎久社長は、もてぎ大会の会期中に行なわれた会見で、「ユーザー目線でSFgoの良さを伝えてほしい」と期待を寄せつつ、何より22歳の彼女が等身大でスーパーフォーミュラを楽しむ姿こそが魅力の発信に繋がるはずだと述べた。

「新規にファンになっていただいた方にも、みんなの推し活の支えになるようなコンテンツをたくさん作っていけたらなと思っています」と所信表明をした沢口。彼女にとってモータースポーツとの最初の接点は、2018年の鈴鹿8耐でレースクイーンを務めたことにあるが、“ガチ勢”になったきっかけはNetflixで配信されているF1のドキュメンタリー番組『Drive to Survive（栄光のグランプリ）』だったという。

「SNSで『F1のドキュメンタリーが面白かった』みたいなことが書いてあって、英語も勉強したいし、日常会話に触れられるのはドキュメンタリーかなと思い、それで見始めたんです。そしたら『なにこれ！』って」

　以来すっかりモータースポーツの虜となり、昨年はABEMAのスーパーフォーミュラ中継に参加して現地リポートも経験した。「スーパーフォーミュラは車両がワンメイクで、選手のバトルやチームの色が見えやすいということでしたが、なんか特定のチームを推すというより全部のチームが愛おしくなっちゃって……！　これはちょっとやめられないなと」と彼女は熱弁する。

「モータースポーツはひとりのドライバーが走っているように見えて、チームスポーツだと気付いた時、この面白さ、選手のすごさ、チームの力をちゃんと伝えて、たくさんの人に『すごいな』と思ってもらえる……橋渡しと言うと傲慢かもしれませんが、そういったことができればと思いました」

　ちなみに、NetflixのF1ドキュメンタリーを見て惹かれた点はどこだったのか？

「ドキュメンタリーはレースの一部一部の切り取りですが、選手はこういう事を考えているんだとか、マックス・フェルスタッペンの負けん気の強さに触れて『カッコいい！』と思いました」

「あと、これを言うと『おい！』と言われるかもしれませんが、イケメン選手がたくさんいたことも私の中でちょっとキーポイントになっていて……（笑）。戦っている選手の顔ってなんでこんなにもカッコ良く見えるのだろう、と思いましたし、スーパーフォーミュラの現場に来させていただいてからも同じように感じられました」と熱弁が止まらない沢口。ちなみにF1ドライバーで一番惹かれたイケメンは「カルロス・サインツです！」とのこと。渋い。

　発表が行なわれた先日のもてぎラウンドでは既にJRPのまっさらなシャツに袖を通し、レース後インタビューの場であるミックスゾーンでも熱心に取材を行なっていた。いわゆるお客さん的雰囲気は一切なく、JRPに聞けば沢口本人が“中の人”として仕事をすることを希望したのだという。

　JRPの近藤真彦会長は、芸能界からモータースポーツ界に溶け込んだパイオニア的存在とも言える。そんな近藤会長は芸能界の先輩として、沢口にこうアドバイスした。

「モータースポーツ界にアイドルや芸能界の人気者が入ってくると、モータースポーツに詳しい人からの『お前に何が分かるんだ』という風当たりが強いですよね（笑）。僕も30年くらいずっと言われ続けてきましたが、ここをどう耐えるか！」

「『お前に何が分かるんだ』『お、最近勉強してるな』『お、なんだチームオーナーになったのか』『JRPの会長になったのか』……こういう流れもありますので（笑）。ファンの方の意見は大事にしつつ、色んな意見にもめげずに頑張っていただきたいですね」

Comments

[キイロイトリ]

モタスポ？
何でも縮めればいいってもんじゃないでしょ。