F1第7戦モナコGPの予選で、アルピーヌのエステバン・オコンは4番手タイムを記録。好結果と言えるタイムではあるが、一時はポールポジションも見えていただけに悔しさが残っている様子だ。
オコンは予選Q3の終盤3分という段階で、1分11秒553の自己ベストをマーク。この時点では暫定トップタイムであり、状況次第ではポールポジション獲得の可能性があった。
ただその後はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が立て続けにトップタイムを更新。オコンは4番手タイムで予選を終えた。
予選後、ルクレールに他車へのアタック妨害があったとされグリッド降格処分を受けたため、オコンは3番グリッドを確保していた。ただ、予選最終盤に赤旗が発生するという予想が外れ、ポールポジションを獲得できなかったことは悔しいと振り返った。
オコンは予選終盤の早めのアタックを選んだことについて「マイアミではそのことで下手を打ったからね」と語り、こう続けた。
「遅く出ていったら、最後にシャルルの(クラッシュによる)赤旗が出てしまったからね。その二の舞いは避けたかった」
「2セット目のタイヤでは早めに行きたかったから、そうしたんだ」
「僕らにとっては残念なことに、赤旗は出なかった。でもこれが上手くいった可能性もある。このことは胸のうちにとどめておくよ」
セッション終盤に波乱が無かったことがフラストレーションの原因になっているのかという問に対しては「ポールポジションまでは0.188秒しかなかったということと、可能性の話という点では、少しフラストレーションはあるね」と語った。
「あそこで上手くコーナーを脱出できていれば、最後の数コーナーでタイヤの温度ももう少し低かったかもしれない。でもそれは誰にも分からないことだからね。それでも僕は最大限活かせたと思っている」
「ポールポジションに居たと思っていたら、その後”地獄”に落ちたんだから、気分は良くないよ。レッドブルからコンマ2秒差だったことには満足できるけどね」
そんなオコンは、自分のチャンスのためにも、決勝では2番グリッドスタートのアロンソが展開をかき回してくれることを期待していると語った。
「2番手スタートのフェルナンドだけど、彼ならターン1以降は先頭を奪うためにあらゆるリスクを冒してくれると確信している。彼が混乱を引き起こしてくれて、僕らにとっての“道”が開けてくれれば良いね」
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