車のメンテナンス [2026.06.03 UP]
ホンダ新型ヴェゼル、2028年に登場確定! 次世代e:HEV+電動AWDで大幅進化
次期ホンダヴェゼル予想CG
ホンダが2026年5月14日の決算会見で発表したビジネスアップデートにおいて、新型ヴェゼルを2028年に発売することを正式に明言した。電気自動車偏重の開発戦略を見直し、旺盛な需要が続くハイブリッド車に開発・生産リソースを重点配分する方針転換の中で、日本市場の旗手として白羽の矢が立ったのが、人気コンパクトSUVのヴェゼルだ。ここでは、そのビジネスアップデートでは語られなかったスクープ情報をお届けしよう。
ホンダは2027年から、ハイブリッドシステムとプラットフォームをともに刷新した次世代ハイブリッドモデルの投入を開始する。北米を筆頭とした注力地域を中心に2029年度末までにグローバルで15モデルを投入する大規模な計画で、日本市場でも2028年以降、新型ヴェゼルを皮切りに次世代ハイブリッドシステムおよび次世代ADASを搭載したモデルを順次展開する方針だ。コンパクトSUVの国内市場は競争が激化しているが、骨格レベルから刷新される新型ヴェゼルはライバルに対して明確なアドバンテージを持つポテンシャルを秘めている。
新型ヴェゼルの最大のトピックは、シャシーを含むプラットフォームの全面刷新だ。ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」も大幅に改良され次世代版へと進化する。e:HEVは発電専用モーターと走行用モーターの2つを組み合わせた独自アーキテクチャーを持つが、次世代ユニットではさらなる効率向上と出力アップが図られる見込みだ。
居住性・積載性の面でも恩恵は大きい。現行型のAWDは機械式でプロペラシャフトが走る構造上、フロアの張り出しが避けられなかったが、新型では後輪をモーターで駆動する電動AWDへと刷新される。プロペラシャフトが廃止されることでフロアはよりフラットになり、後席の足元空間が広がる。さらにリヤに搭載されるモーターユニット自体もコンパクトに設計されるため、ラゲージスペースの拡大にも直結する。SUVとしての実用性が現行比で大幅に向上することは間違いない。
走りの面では、新開発のリアドライブユニットにより、フロントの駆動力にリアの駆動力をアドオンする構成で発進加速の力強さが格段に向上する。モーター制御ならではの卓越した即応性を活かして各タイヤのグリップ状況に応じた前後駆動力を緻密にコントロールできるため、雪道や濡れた路面での発進安定性、コーナリング時の挙動安定性も大幅に高まる。現行の機械式AWDでは実現しえなかった次元の走りが期待できる。電動AWDユニットは中型モデルまで対応する出力50kWクラスを採用し、e:HEVが標榜する「上質で爽快な走り」をさらに高いレベルで実現することを目指すという。
日本市場ではトヨタ・ヤリスクロスやカローラクロス、日産キックス、スバル・クロストレックなど、コンパクトSUV市場の競争が激化している。そんな中で次期ヴェゼルは、次世代e:HEVと電動AWD、さらに刷新プラットフォームを武器に、新たな基準を打ち立てる存在となる可能性を秘めている。
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