ケビン・エストーレは、今季2026年の『第94回ル・マン24時間レース』のLMP2クラスにおいて、ポルシェのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPのチームメイトであるジュリアン・アンドラウアーやラウリン・ハインリッヒと「数スティントをともに走る」ことを望んでいると語った。それは、彼らが「競い合い」、そして「楽しむ」ことができることを意味している。
ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツが昨シーズン限りでWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスから撤退したため、この3人は今年の大会でトップクラスのシートを確保できなかったが、全員がLMP2クラスでレースシートを見つけた。
ポルシェ963撤退を受け、ファクトリードライバーがLMP2に続々参戦決定/ル・マン24時間
14号車オレカ07・ギブソン(TDSレーシング)をマティアス・ベッシェ、トビアス・ルトケとシェアするエストーレは、この新たなチャレンジを楽しみにしている。
「先週、ジュリアン(・アンドラウアー)やラウリン(・ハインリッヒ)と、LMP2プログラムにどう取り組むかについて話していた」とSportscar365い語ったエストーレ。「クルマは大きく異なる。背後にファクトリーチームはなく、人数もずっと少なく、よりスリムなチームだが、ある意味ではそれが楽しくもある」
「このクラスは非常に競争が激しく、つねに万全の状態でいなければならない。彼らに匹敵する走りができることを願っているよ」
エストーレは先月、ル・マンに到着する前にポール・リカールでオレカ07のテストを半日ほど行っただけだが、2015年に最後に取り組んだLMP2クラスにすぐに慣れる自信があるという。
彼は、ポルシェのプロトタイプカーが不在にもかかわらず、グリッド上の場所を確保することを決意していたと付け加えた。「今年、ル・マンでポルシェをドライブするチャンスはまったくなく、可能性すらなかったが、僕はル・マンに出たかった」
「いくつかのチームが(僕が乗ることを)興味深いと考えてくれたようで、いくつかオファーをもらった。TDSはおそらく僕にとって最高のパッケージであり、もっとも適していた。こうしてLMP2クラスから参戦することができてうれしいよ」
同じくポルシェのワークスドライバーであるハインリッヒも、仲間たちとともにレースをすることを楽しみにしている。
3人の間にライバル関係はあるかと問われ、彼は次のように述べた。「今のところ、ライバル関係とは言えないだろう。全員が自分たちのことに集中している段階だからね」
「でも、グリーンフラッグが振られれば、前や後ろのマシンのドライバーがポルシェの同僚のひとりだと分かった瞬間に面白い状況になるだろうね。今回は違うタイプのマシンで競い合うことになるから、興味深い戦いになりそうだ」
ハインリッヒは、LMP2の常連であるジョージ・カーツ、アレックス・クインとともに、クラウドストライク・レーシング・バイ・APR(4号車オレカ)のエントリーからプロ・アマクラスでル・マンデビューを果たす。
「ルーキーということで非常にワクワクしている。このような状況に身を置くことはあまりないからね」と彼は語った。「今はただ、この経験を楽しんでいる。走行時間があまり多くないので簡単ではない。特にレースだけでなく、マシンや参戦するカテゴリーも自分にとって初めてであることを考えるとね」
ハインリッヒはワトキンス・グレンでのテストで初めてオレカ07をドライブし、現在慣れ親しんでいるポルシェ963とのあまりの違いに驚いたことを認めた。
「どちらもプロトタイプだが、マシンの特性は大きく異なる。実際、これ以上ないほど違っている」と彼は説明した。「自分のルーツであるシムレースでは、つねに新しいサーキットや新しいマシンを運転し続けている。そのため、素早く適応することは学んできたことだと思うし、ここでもそれをうまく活かせることを願っている」
一方のアンドラウアーは、プロトン・コンペティションとピュア・レクシングからAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズの2シーズンに参戦した経験がある。彼はドリアーヌ・パン、リチャード・フェルシュホーとともにチーム・デュケーヌの30号車をシェアする予定だ。
チームとともにポール・リカールで2日間のテストを終えたアンドラウアーは次のように語った。「(ル・マンでは)すべてが大きく異なるが、結局のところ、2年連続で冬にLMP2をドライブしたというわずかな経験があることは、マシンに何を期待すべきか分かっているので非常に助かると思う」
「(ラインアップの中で)自分が最年長だというのは奇妙な感じだ。そんなことは今まで一度もなかった。いつだってメンバーの最年少だったのに、今は他のクルーの面倒を見なければならない父親のような気分だ」
「僕たちは経験豊富なドライバーやチームと対戦することになる。多くの困難が待ち受けていると思う」
[オートスポーツweb 2026年06月08日]
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