スーパーフォーミュラ第10戦の決勝レースは、濃霧のために中止となった。これをドライバーの中で一番残念に思っていたのは、牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)だったかもしれない。彼は予選で最速タイムをマークし、ポールポジションからスタートすることになっていたからだ。
牧野は予選でイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)やチームメイトの太田格之進を下し、ポールポジションを獲得した。しかし決勝レースのスタート進行が始まる前から、富士スピードウェイは濃い霧に包まれてしまうことになった。霧が晴れるのを待ち、数回にわたってスタート進行の開始時刻が遅れる旨がアナウンスされたが、天候は回復せず。日没時間も迫ったことで、15時35分に決勝レースの中止が決定された。
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「こうなった以上は、しっかりと(最終ラウンドの)鈴鹿に向けて準備して、今回の富士の分も頑張りたいと思います」
牧野はレース中止が決まった後、そう語った。レースできなかったのはこの第10戦だけでなかった。前日に組まれていた第9戦も、悪天候に見舞われて、セーフティカーランのみで終了してしまったのだ。
「レースをやりたかったという気持ちはもちろんあります。昨日もまともにレースしていないですからね。観に来てくれたお客さんも、何しに来たんだ……と思っているでしょうし」
「それも含めてレースしたかったですけど、この天候に関しては僕たちにはどうしようもできないんで……それは仕方ないと言えば仕方ないですね。でもその分、鈴鹿で気持ちよくレースができたらと思います」
せっかくのポールポジションを活かせなかったということについては残念に思っているという牧野。しかしここ数戦は厳しい戦いを強いられていたこともあり、そこから復活の兆しを見せられたことにはポジティブに感じている様子だ。
「ポールポジションですから、もちろんレースしたかったですよね。これが8番手とか9番手だったら、やらなくてもいいって思っていたでしょうけどね」
「でもそれ以上に、シーズン中盤戦はかなり苦戦していたところから、この2ヵ月で色々と変えて、ここに持ち込んできたモノが本当に良い方向にいったと思います。良いフィーリングも戻ってきたので、そういう意味ではポジティブな富士ラウンドだったと思います」
牧野は現在ランキング4番手。逆転でのチャンピオンを目指すためには、この1戦が中止になるのは、大きな痛手だ。しかしスーパーフォーミュラのシリーズプロモーターであるJRPは、この第10戦の代替開催の可否について模索しており、ドライバーたちは鈴鹿での最終ラウンドで3レースを行なう可能性もあるのではと予想している。
牧野はその3戦があれば、まだまだ逆転が可能だと自信を見せつつ、代替戦が実現することを願った。またその代替戦では、今回の予選順位が引き継がれるべきだとも主張した。
「今回、ドライコンディションでは本当に調子よく走れました」
そう牧野は言う。
「今回できなかった分のレースは、普通に考えれば鈴鹿であるはずです。残り3戦あれば、チャンピオンシップはまだチャンスがあると思います。だから、しっかりと頑張りたいと思います。
「ただ鈴鹿で3レースあると、体力的には結構キツイですよね。とんでもなくキツいと思いますけど、レースがひとつなくなるよりも全然いいです。そして予選をやり直すというのもおかしな話だと思うので、当たり前ですけど今回の予選順位をキープして、決勝をやるのが普通だと思います」
「でも鈴鹿で3戦って……やばいでしょうね」
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