世界ラリー選手権(WRC)最終戦ラリージャパンが開幕。SS1では、ヒョンデのティエリー・ヌービル/マーティン・ウィダグ組が最速タイムをマークした。
SS1の舞台となったのは豊田スタジアムに特設された、立体交差を含む全長2.10kmのコース。そこで2台が同時にタイムアタックを行なった。
■見た目はキレイ、だけど“厄介者”なラリージャパンの落ち葉と苔。地元民のトヨタ勝田貴元「濡れるとかなり滑る」
SS1の前に行なわれた鞍ヶ池公園でのシェイクダウンでヌービルは、複数回の試走の中で全体トップタイムを記録。トヨタのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が2番手で続いた。
WRCキャリア2度目の地元戦となるトヨタの勝田貴元/アーロン・ジョンストン組は、今回トヨタからのワークスノミネート参戦となったセバスチャン・オジェ/ヴァンサン・ランデ組の後ろ4番手となっていた。
気温13度と冷え込む中、オープニングセレモニーを経て19時05分から開始された豊田スタジアムでのSS1では、勝田範彦(TOYOTA GAZOO Racing WRJ)と新井敏弘(SUBARU TEAM ARAI)の“永遠のライバルコンビ”がオープニングアクトを務めた。
Rally1では、M-スポーツ・フォードのアドリアン・フルモー/アレクサンドル・コリア組から出走。WRC2王者アンドレアス・ミケルセン/トシュテン・エリクソン組(トクスポートWRT3)を相手に1分52秒1をマークした。ここからRally1同士によるデュアルSSが行なわれていった。
その中で最速タイムを記録したのはヌービル。1分47秒6で初日をトップで終えた。2番手には0.7秒差でヒョンデのエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組が並び、ヒョンデがワンツー体制となった。
勝田はM-スポーツのオット・タナク/マルティン・ヤルヴェオヤ組とのデュエル。一時は先行するシーンもあったが、0.3秒及ばず1分50秒7で5番手となった。タナクは3番手だった。
WRC2ではトクスポートWRT3のニコライ・グリジアン/コンスタンティン・アレクサンドロフ組が最速。オートマチック車のGRヤリスを投入したTOYOTA GAZOO Racing WRJの眞貝知志/安藤祐一組がジャンプからの着地の衝撃か、マシンにダメージを負ってリタイアしたことでSS1は一時中断となったものの、再開後は大きなクラッシュもなく初日の走行が終了した。
2日目となる11月17日(金)の走行は、早朝7時から伊勢神トンネルSSで開始される。
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