車内の灯りをLED化するのはそれほど難しくない。手順を知って正しいパーツ(LED球)を用意すればDIYでも可能だ。今週末は純正の白熱電球をLED球に交換する作業を実践してみよう。
◆明るくなるのはもちろん、価格的にも手が出しやすくなったLEDに注目
近年はヘッドライトやテールランプにも用いられることが多くなったLED、明るくて低消費電力、長寿命であることから徐々にその勢力を増やしつつある。車内のルームランプなどにも純正やメーカーオプションで選べるケースも増えている。
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しかし、既販車の中にはまだまだ電球(白熱電球)を使っているクルマも多い。そこで、ルームランプやマップランプをLED化するDIYを実践してみよう。やや黄みがかった光の電球に対してLED球は白くてクリアな光なので車内が明るく夜間で見やすくなるので好むユーザーも多い。
しかし電気関連のDIYとなると少しハードルが高く感じる読者もいると思われるがルームランプの交換は非常に簡単だ。自宅の電球交換と同レベルの作業なのでご安心を、LED球への交換には特別な工具なども必要無いのでハードルは低い。ただし交換時の主な注意点は2つある、ひとつは正しい形状・サイズのLED球を用意すること、そしてもうひとつはルームランプの透明なレンズ部分(プラスチック製のカバー)を取り外すのにちょっとしたコツがいることだ。
まずは、交換するルームランプの種類を確かめる必要がある。もっとも手っ取り早い方法は今取り付けられている電球を確認して対応するLED球を用意すること。そこでルームランプなどの電球を取り外せる状態にすることから作業開始だ。例えば天井に設置されているルームランプは半透明のレンズが取り付けられている、その脇に多くの場合はON/OFFのスイッチが付いているだろう。作業を開始する前にまずは電球はOFFにしておこう、電球は点灯するとかなりの熱を発するので点灯時や点灯直後は触れるとやけどする恐れがあるので電球の温度が十分に下がった状態で作業を開始しよう。
この作業で最大の難関はレンズを外すこと、一見するとネジなどは無いのでどうして外せば良いのかがわからない。しかしレンズ(半透明のプラスチック板)の周囲をよく見ると凹型に凹んでいる部分があるはず。ここに内張り外しや細密ドライバーなどを差し込んで優しくこじるとぽこっとレンズ全体が外れてくる(周囲を養生テープなどで保護してから作業するのが良いだろう、強くこじってレンズを割らないように要注意)。すると内部に電球が見えるので第一段階はクリアだ。
◆電球の種類を必ずチェックしよう!
次に純正電球と互換性のあるLED球を選ぶ。ルームランプに使われている電球は大きく分けて2種類、ウェッジ球と呼ばれる、電球の片側に端子がありソケットに差し込まれている形状。ルームランプで使われているサイズはT10と呼ばれるものが多いだろう。
一方、管ヒューズのように両端に端子があって車体側にある両側のソケットに挟み込むようにしてセットされているのがフェストン球(フューズ球などとも呼ぶ)だ。こちらはT8-28、T10-31、T10-37などの型式がある。T10は直径=10mmを表している、また28、31、37は長さ(mm)を表しているので純正と同じまたは適合するサイズのLED球を選ぶ必要がある。ただしT8-28とT10-31はサイズも近いため汎用品として供用できる場合も多いので売り場で確認してみると良いだろう。
いずれの電球も工具などを用いること無く手で脱着できるので作業は簡単。ただし球の表面は素手で触らず手袋をして脱着作業をするとトラブルが少なくなる(汚れや油分などの付着を防ぐ)。
さらに電球やLED球への単純な交換では無く、ルームランプの内部に設置できる基盤を取り付けるタイプもある。こちらは車種専用に設計されているケースや汎用品がある。基盤に数多くのLEDがズラリと取り付けられているので面発光するため明るさもかなりアップする。純正の電球のソケット部分に電源ユニットを差し込んで給電する仕組みなので取り付けもそれほど難しくない。
◆光の色は色温度で決まる!
サイズも形状もわかったのでカー用品店の売り場やネット販売のサイトでLED球を探してみると、サイズ意外に多くの種類があることがわかる。
ひとつが色温度(K=ケルビン)だ。数字が高くなるほど黄色→白色→青色になる傾向にある。電球色は3000K程度で5000K程度で白色光になり、10000Kを超えると発する光が青白い傾向になる。色温度は好みで選べば良いのだが、車内の灯りを統一するためには各部のルームランプの色温度は同じものを選んでおこう。また光の明るさの単位であるlm=ルーメンも気にしておくと良いだろう。数字が高いほど明るいので選ぶ際には基準にしてみよう。
最後は選んだLED球と純正電球を取り替えて元に戻せば完成なのだが、LED球の中には極性があって逆に取り付けると点灯しない場合があるので、レンズを取り付けてしまう前に点灯の確認をしてから元に戻せば二度手間にならずに済むだろう。
DIYでも交換作業が比較的簡単なルームランプの交換、夜間の荷物の載せ降ろしや車中泊で活躍する明るくて視認性の高いLED球を取り入れて愛車の使い勝手を手軽にグレードアップしてみよう。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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