MotoGP第13戦サンマリノGPの予選では、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)という因縁のあるふたりが、またしても絡むこととなった。
予選Q2のラストアタックの周回において、ロッシはマルケスの前方で走行していたが、マルケスはロッシに追いつくとカーボーネ(ターン11)で追い抜いていった。ロッシはそのままマルケスの後方に留まって後を追うと、ターン14で今度はロッシがイン側からオーバーテイクを仕掛けていった。
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この際マルケスはコースオフを喫し、更にふたりは衝突寸前となったのだ。
ロッシとマルケスはこうした一連の動きを受け、予選終了後にレースディレクションから呼び出しを受けたが、最終的にペナルティなどは科されなかった。
「2018年のアルゼンチンGPで、彼が僕のことを何の配慮もなく叩き出したことを考えていたよ」
悪名高い2015年のマレーシアGPでのマルケスとの一件を思い出すか、と訊かれたロッシはそうジョークを口にした。
「僕はアタックラップに入っていて、100%プッシュしていた。そして彼は高速コーナーのターン11で僕を追い抜いて行ったけど、彼はそこで僕にかなりのタイムロスをさせた」
「だけど彼は追い越すためにランオフエリアにはみ出していたから、僕はよりイン側に留まろうとして、ヘアピンで追い抜き返そうとしていたんだ。ただ、ワイドに膨らんでしまったんだ。結局、僕らはラップタイムを更新するチャンスを失ってしまった」
「彼は僕のアタックラップを台無しにすると分かっていて、カーボーネで僕を追い抜こうとしていた。それでオーバーテイクしたら彼はランオフエリアにはみ出していたけどね。僕は彼を抜き返そうとしたけど少し行き過ぎてしまった」
「残念だよ。こうして起こったことは別として、予選ではもっと速く走って前方のグリッドからレースをスタートできればと思っていたんだ。ペースは悪くなかったからね」
「とにかく、グリッドは7番目だけど、力強い走りをするライダーが多くいるからタフなレースになるだろう」
一方、マルケスはロッシがアタックラップ序盤で、既にトラックリミットを逸脱していたと指摘。しかしロッシは自身がコースをはみ出していたかの確信が無かったため、プッシュすることを続けたと説明している。
「ランオフエリアに触れたかは分からなかった」とロッシ。
「プッシュしていたけど、ランオフエリアに入ってはいないと思っていた。その時僕はアタックラップに入っていて、それがラストチャンスだったんだ。後で確かめてみたらランオフエリアに触れていたのが分かったんだ」
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