ワンメイク電動オフロード選手権のエクストリームEに参戦するネオム・マクラーレンXEが、レギュラーチーム中の一番乗りで2024年のカラースキームを公開。そのデザインはABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦する電動フォーミュラ同様に“NEOM McLaren Electric Racing(ネオム・マクラーレン・エレクトリック・レーシング)”の特徴的なラインワークに焦点が当てられ、象徴的なパパイヤとアンスラサイト(無煙炭)のカラーウェイを組み込んだ、ファミリーの一部を構成する仕上げとされた。
昨年12月にはチームの一員として過去2年間を戦った、エマ・ギルモアとタナー・ファウストの離脱をアナウンスしたネオム・マクラーレンXEだが、その新規ドライバーラインアップより先んじて、電動ワンメイク車両『オデッセイ21』の2024年版アートワークを披露した。
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チームが2024年F1シーズンのカラーリングを披露した2日後に発表された今回のスキームは、引き続きマクラーレンが「シグネチャー・ラインワーク」と呼ぶ、おなじみのデザインで塗り分けられた。
スポーティングディレクターとして、電動部門のネオム・マクラーレン・エレクトリック・レーシングを率いるゲイリー・パフェットは、創設2年目の2022年から新規参入を果たして以降「我々もチームとして継続的に進化してきた」と、新シーズンへの意気込みを述べた。
「このカラーリングはその系譜を反映している。2024年も世界中のさまざまな地形とサーフェースでレースをする、その瞬間を見るのが待ち切れないね」
前述のとおり2024年はチームにとって3シーズン目に当たるが、ファウストとギルモアのペアで2度の表彰台を獲得してきたネオム・マクラーレンXEは、昨季の“シーズン3”で68ポイントを獲得。最終戦チリでは連続のファイナル出場を果たし、予選ヒートレースでは初優勝を飾ったものの、ランキング8位でシーズンを終えている。
新シーズンに向けてはまったく新しいドライバーラインアップを投入する予定で、昨シーズン終盤2戦を怪我で欠場したギルモアの代打で起用されたタマラ・モリナーロやヘッダ・ホサスらを含め、最終選考を経て近々発表される予定となっている。
そんな2024年のエクストリームEのシーズンは、2月17~18日にサウジアラビアのジェッダで開幕。7月中旬にヨーロッパへ戻り、そのまま大陸に残ってサルディニア島での“連続ダブルヘッダー”イベントを経て、11月23日と24日にアリゾナ州フェニックスで開催されるフィナーレのために初めて北米大陸を訪れる。
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