■新型ヤリスクロス発売間近!? いつから先行予約開始となる?
トヨタは、2020年4月23日に新型コンパクトSUVの「ヤリスクロス」を発表。日本では2020年秋に発売予定とされていましたが、徐々に詳細情報が明らかになってきました。
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2020年2月14日に発売された同社のコンパクトカー「ヤリス」をベースに、スポーティな「GRヤリス」、そしてコンパクトSUVのヤリスクロスと、ヤリスシリーズが続々と投入されることになっています。
新型ヤリスクロスは、ヤリスブランドで築いてきた「走る楽しさへのこだわり」「クラスを超えた質感」を受け継ぎつつ、都市型コンパクトSUVを再定義することを目指して開発されました。
外観デザインはシンプルながらも、SUVならではの“ロバスト”(頑強さ)が表現されたデザインで、強調されたフェンダーによって踏ん張り感を演出。ヤリスと同じく2トーンルーフの仕様が設定されていることも特徴となっています。
ボディサイズは、全長4180mm×全幅1765mm×全高1560mmとなり、ヤリスの全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mmよりひと回り大きなサイズです。
トヨタのコンパクトSUVでは、ダイハツからOEM供給されている「ライズ」(全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm)や「C-HR」(全長4385mm-4390mm×全幅1795mm×全高1550mm-1565mm)がラインナップされており、新型ヤリスクロスは両車の間に位置するモデルとなります。
ヤリスに搭載された1.5リッター直列3気筒エンジンのガソリン車(2WD/4WD)と、同エンジンにハイブリッドシステムを搭載したハイブリッド車(2WD/E-Four)をラインナップ。
また、SUVならではの特徴として高い走破性を可能とする「AWD-i intelligent」を設定。通常時は前輪で駆動するものの加速時には後輪にトルクを配分、そして悪路などでは全輪で駆動します。
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日本では直接的なライバルとなる日産の新型「キックス」が同年6月30日発売され、大きな話題となっていますが、新型ヤリスクロスの発売や先行予約開始日はいつになるのでしょうか。
首都圏の販売店スタッフは「発表・発売日は8月31日が予定となり、先行予約は8月1日から開始します。グレード体系はヤリスと同様に『X・G・Z』の3グレードとなり、それぞれガソリン車/ハイブリッド車や2WD/4WDが設定されます。現時点で価格はまだわかりませんが、このクラスのSUVは約250万円から約300万円が相場ではありますので、そのくらいなのではないかと予想しています」と話します。
また、中部地方の販売店では「発売日は8月31日ですが、先行予約は7月中旬から月末に開始すると思います。ただ、価格に関しては8月に入ってからわかるのかもしれません」と説明するほか、別の店舗では「すでに予約自体は受け付けていますが、価格などはまだわかりません」という返答で、地域や販売店によって差があるようです。
■ヤリスクロスは全車速追従!? 注目の装備・機能は?
8月31日に発売予定となる新型ヤリスクロスですが、安全・快適装備にはどのような特徴があるのでしょうか。
前述の発表時点では、トヨタの予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を採用することが明らかになっています。
また、使い勝手においては、手がふさがっていてもリアゲートが開閉できるパワーバックドアが欧州仕様に設定されるようですが、日本仕様に採用されるかはわかりません。
そのほか、使い勝手の部分でトランク内部は、調節可能なデッキやトランク下の収納スペースの活用によって、自由な使い方が可能です。
さらに、デッキボード自体をふたつに分割できるほか、トランク内にはフレックスベルトシステムも装備。後部座席は3分割(40:20:40)ができます。
装備・機能面の特徴として、前出の販売店スタッフは次のように話します。
「新型ヤリスクロスは、電動パーキングブレーキを採用するため、全車速追従タイプのレーダークルーズコントロールが全車標準装備されます。
ヤリスはサイドブレーキが採用されているため、時速30キロ以下だと自動で解除される仕組みでしたが、新型ヤリスクロスでは問題ありません。
また、クルマを上からみたような映像を映すパノラミックビューモニターは全車でオプション設定となるほか、ハイブリッド車にパノラミックビューモニターを付けることで、駐車支援機能のアドバンスト・パークも使えるようになります」
トヨタの国内におけるSUVラインナップは、新型ヤリスクロスに加えライズ、C-HR、「RAV4/RAV4 PHV」、「ハリアー」、「ハイラックス」、「ランドクルーザープラド」、「ランドクルーザー」と、さまざまなサイズのモデルが揃っています。
日本市場に以外にも「4ランナー」や「フォーチュナー」、「セコイア」といったモデルやアジア圏向けのSUVなど国や地域に合わせたSUVが存在。
さらに、2021年には「カローラクロス」と噂されるCセグメントのプリウスやカローラとプラットフォームを共有する新しいSUVの投入も計画されています。
世界中で続くSUVブームは、今後もしばらくは続いていくのかもしれません。
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リアは安定感あるトヨタデザイン、でもフロントデザインは無国籍感も漂う感じ・・・