この記事をまとめると
■SUPER GTなどで活躍する大湯都史樹選手がFDJ開幕戦に初参戦
さすがのGTドライバーもドリフト初挑戦はやや苦戦! FDJ開幕戦は初優勝ドライバーの誕生で幕!!
■予選突破からTOP16進出まで強豪相手に見事な走りで健闘した
■経験不足を実感しつつも今後への意欲を語る前向きな姿勢を見せた
GTドライバーがドリフトに挑戦!
4月26~27日に富士スピードウェイにて開催されたフォーミュラドリフトジャパン(以下FDJ)の開幕戦。ここで、今回FDJデビューとなったあるドライバーが注目されていた。それが、SUPER GTや全日本スーパーフォーミュラ選手権など、国内トップカテゴリーを戦う大湯都史樹選手である。デビューに至った経緯、そして今回の戦いぶりを紹介していく。
名門の風間オートサービスからエントリー
今回、大湯選手がジョイントしたチームはドリフトの名門ショップである風間オートサービスが運営する「Team KAZAMA」。マシンは、東京オートサロン2024のグランプリ車両であるGR86 CARBON SPEC /DRIFTだ。
「カーボンスペック」と名前にあるとおり外装はフルカーボンで、エンジンは2JZにトランスミッションはシーケンシャルミッションを組み合わせる。まさにドリフト競技トップカテゴリーを戦うために生まれたようなマシンだ。
もともとプライベートでドリフト仕様のマシンを購入し、走行を楽しんでいたという大湯選手。そのなかで交流のあった風間オートサービスから、「クルマがあるからFDJに出てみないか?」と誘われたのが参戦のキッカケとなったそうだ。その話にTGRも賛成してくれて、より参戦への動きが具体化したという。
今回がデビュー戦となったわけだが、単なるスポット参戦ではなく、最終ラウンドの岡山国際サーキット以外は全戦参戦予定とのことで、その本気度は高い。本人いわく十分に準備が出来なかったとのことだが、事前に本番マシンでの走行はもちろん、シミュレーターでの練習も行ってきたそうだ。
予選では2本目で点数を更新し決勝進出を決める
単独走行で行われる26日の予選。ここで上位32台に入れれば、27日の決勝に進むことができる。予選は2本走行し、より優れていた方の走行の点数で順位が決まる。1本目の走行で大湯選手は68点を記録。1本目での順位は33位と、決勝進出にはわずかに及ばない点数であった。
決勝へと進むためには自己ベスト更新が必須条件となったわけだが、ここで大湯選手は1本目よりも優れた走りを見せ、79点をマーク。最終的に予選24位で決勝進出を果たした。
関係者の間では「予想以上に上手くて驚いた」と話題になっていた。しかし、大湯選手に聞いてみると「緊張していていい走りが出来なかった。もっとドリフトそのものに自信をつけたい」と予選を振り返っていた。
畑違いにも関わらずトップ選手と互角に渡り合う
決勝のタンデムバトルは強豪相手に一歩も引かない「ワンモアタイム」
翌日行われた決勝は、リードとチェイスを入れ替えて計2本走行する「タンデムバトル」で争われる。TOP32最初の相手は強豪CUSCO Racingのエース、草場佑介選手だ。富士を得意とする草場選手相手に一歩も引かない互角の戦いを見せ、再度タンデムバトルを行うワンモアタイムにもつれ込む。ここで見事勝利し、TOP16へと駒を進めた。このときのバトルも「とにかく緊張した」と大湯選手は振り返っていた。
TOP16での相手は、昨年チャンピオンの山下広一選手。ここでも一歩も引かない互角の戦いを見せ、再びワンモアタイムとなる。ここで、大湯選手は緊張が解けたという。
「正直TOP16での1回目タンデムバトルは微妙な判定だったのですが、ワンモアタイムとなったことで、なんだか吹っ切れましたね。また、1回目でチャンピオンの山下選手の色々な引き出しが見られて、勉強できて冷静になったのが緊張を解かすキッカケとなりました。」と大湯選手は振り返っていた。
こうして迎えたワンモアタイムであったが、チャンピオン山下選手も意地を見せ、この勝負は山下選手の勝利となった。むしろ、大湯選手の走りがチャンピオン山下選手を「本気にさせた」と感じたワンモアタイムであった。
「山下選手とのワンモアタイムでは、FDJトップドライバーの駆け引きを味わいました。1回目よりも多くの引き出しを見せてもらいましたね。まだまだタンデムバトルの実戦経験が不足しているなと感じました。もっと実戦のシミュレーションをして、引き出しを増やして次戦に備えたいです」
山下選手とのバトルを振り返っていた大湯選手。その目は次の鈴鹿ツインラウンドを見据えていた。国内トップドライバーが、どのようにFDJトップドライバーとして進化していくのか? とても楽しみに感じさせる一戦であった。
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