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峠の釜めし「おぎのや」が「新カフェ」オープン! 「シルエイティ」のブルー&“パンダトレノ”色のスイーツも! “頭文字D”の世界を堪能できる「おぎのや横川店」へ行ってみた

掲載 更新 1
峠の釜めし「おぎのや」が「新カフェ」オープン! 「シルエイティ」のブルー&“パンダトレノ”色のスイーツも! “頭文字D”の世界を堪能できる「おぎのや横川店」へ行ってみた

■頭文字Dの聖地となっている「峠の釜めし看板」

 突然ですが「おぎのや(荻野屋)」といえばどんなイメージですか。

【画像】超カッコイイ! これが“頭文字Dの世界”を堪能できる「新カフェ」です!(30枚以上)

 鉄道に詳しい人や駅弁マニアというか駅弁ツウの人ならきっとすぐに、「峠の釜めし」とピンと来るでしょう。

 ご存じない人のためにお伝えしておくと、峠の釜めしとは信越線横川駅(群馬県安中市松井田町)の名物駅弁。

 かつて同駅から長野側にある碓氷峠(うすいとうげ)は勾配がきつすぎるがゆえ、通行するすべての電車はこの峠を越えるために電気機関車(しかも2機の重連!)のサポートが必須となっていて、横川駅で電車と電気機関車の連結/切り離しがおこなわれていました。

 その作業のために横川駅は通常の駅よりも停車時間が長く、この駅で名物の駅弁を買い求めたというわけです。

 駅弁では異例となる陶器の器としている理由は、温かいまま食べてもらうためなのだとか。

 ちなみに1958年(昭和33年)には、信越線を利用し富山国体へ行幸する昭和天皇のために特別に仕立てた釜めしを提供したこともあるのだそうです。

 今では北陸新幹線の開通に伴って在来線の碓氷峠区間(横川~軽井沢)は廃止。

 電気機関車の連結/切り離しどころかこの駅を行き来する鉄道自体も縮小し、駅を利用する人も激減しました。

 しかし今なお、釜めしは高速道路のサービスエリアやドライブインなどで販売されて人気となっているのをご存じの人も多いでしょう。

 横川駅の脇にはかつて大動脈だった国道18号線があり、その道沿いに“おぎのや”の大きなドライブインがありますが、今は高速道路の開通によって今では昔のように多くのクルマが行きかうわけではありません。

 しかし、昨今はこのおぎのやドライブインを目当てに訪れるクルマ好きや若い人が多いという噂。

 その秘密を見つけるために、先日「プジョー3008 GT HYBRID 4」で軽井沢を訪れた際に「おぎのや横川店」へ立ち寄ってみました。

 なぜ、おぎのやにクルマ好きや若い人が訪れるようになったのか。

 それは何を隠そうクルマ系マンガ「頭文字D(イニシャル・ディー)」の影響。

 おぎのやの担当者によると「マンガの1シーンにおぎのやの看板が登場し、そこで聖地巡礼のごとく『マンガと同じ世界』を求めて訪れるクルマ好きが一気に増えた」とのこと。

 頭文字Dは連載終了から10年以上たちますが「いまだに人気は衰えず多くのファンがいるし、マンガを見た若い人も訪れる」と言います。

 そのうえで「実はマンガに描かれた後、店の看板のデザインを換えたことがあるんです。ロゴも新しくして…すると『さみしい』という声が多く寄せられたのですよ。我々もよく状況を把握していなかったんですが『求める人がいるなら』と、古い看板に戻しました」

「『看板戻しましたよー』とTwitter(現在はX)に上げたら反響がスゴかったですね」と教えてくれました。

 実はおぎのやの看板の下には、漫画に登場するブルーの日産「シルエイティ」(日産「180SX・ワンエイティーエスエックス」に兄弟車のS13型「シルビア」のマスクを移設したカスタムカー)や、白黒パンダカラーのトヨタ「AE86(スプリンタートレノ、通称“パンダトレノ”)」が置かれ、今ではそこが「映える写真スポット」となっています。

■頭文字D風のスイーツもある「新カフェ」をオープン

 そんな頭文字Dの世界をより感じられるような取り組みをしたいと、おぎのや横川店の中に今年2025年のゴールデンウィークに合わせてオープンしたのサヤが「SAYACAFE(サヤカフェ)」です。

 おぎのやがサポートしている女性ドリフターの下田紗弥加さんをテーマにしたカフェだそう。

 下田さんは頭文字Dの影響を受けて、ドリフトに興味を持った一人なのだとか。

 店内はドリフトの写真が多く飾られているだけでなく下田さんが碓氷峠(と群馬サイクルスポーツセンター)でドリフトしているビデオも流れてクルマの世界が全開。

「濃厚なバニラソフトと竹炭配合のブラックコーンで、あの『パンダ』を表現した」という「パンダソフト」や「シルエイティの爽快なドライビングをドリンクで表現」したというブルーの「碓氷峠ソーダ」など峠×ドリフトにちなんだメニューを用意しています。

 クルマ好きなら、漫画の舞台になった碓氷峠の旧道を訪れるのに合わせ、このカフェに足を運ぶ価値は十分にあるでしょう。

「高速道路が開通するときにサービスエリアに出店しましたが、その際に『ここ(横川のドライブイン)はお客様が全く来なくなるのではないか』という話も社内でありました。でもふたを開けてみたら、おかげさまで賑わっています。ありがたいですね」と担当者は述べていました。

 釜めしは、昔は鉄道が舞台でした。

 しかし、気が付けばクルマの文化のひとつに。

 モータリゼーションの移り変わりにあわせ、変化していることを実感しました。

 そんな歴史の移り変わりに思いをはせながら、プジョー3008 GT HYBRID 4で向かったのは碓氷峠の旧道。

 急こう配で180ものコーナーがあるこの峠道を、ゆとりのパワーと軽快なハンドリングで駆け上がっていく様子は、とてもイキイキとしていました。

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みんなのコメント

1件
  • *****
    最近通ってないけど、こんなシルエイティとか置いてるんだなぁ…
    7~8年碓氷バイパス使ってないからわかんねーな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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