トヨタの次世代GT3マシンは2026年に世界耐久選手権(WEC)でデビューを果たすようだ。
次世代GT3のベースとなるのは、昨年の東京オートサロンで公開された『GR GT3コンセプト』。約10年ぶりとなるGT3市場への参入へ向け、トヨタはWECやル・マン24時間レースへの投入に意欲を示していた。
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その後、新型GT3マシンはサーキットでテストを開始したことが知られており、今年始めにはトヨタ所有の富士スピードウェイで行なわれたプライベートテストにて実車が目撃されている。
このGT3マシンは当初、WECがGT3クラス「LMGT3」を導入して2年目の2025年にレースデビューを果たすと考えられていた。
しかし、レースモデルと同時に発売される予定の市販モデルの登場に遅れが発生しているため、トヨタは2026年のWECをデビュー戦と定めた。
TOYOTA GAZOO Racing WECでチームディレクターを務めるロブ・ルーペンは、motorsport.comに対して次のように語っている。
「我々が(GT3)マシンを開発していることは誰もが知っている。そしてこのマシンは2026年にヨーロッパでレースをすることになる」
「この2026年というのは、モータースポーツ由来のマシンを公道で走らせるというトヨタの哲学に沿ったモノで、市販車側と同じスケジュール感で動いている。現時点で、この計画は進行中だ」
報道では、GR GT3コンセプトをベースとしたマシンにはレクサスのバッジが付けられるとされており、レクサスは登場から7年目を迎えた『RC F GT3』の後継マシンが投入されることを度々示唆してきた。
現在開発中のGT3マシンがレクサスブランドで投入されることになるのか、と尋ねられたルーペンは次のように答えた。
「現時点ではそうなるようだ。トヨタ社内での展開次第だが、現時点ではそうだ」
ルーペンは、新型GT3が2026年にWECデビューを果たす前に他シリーズへ投入されるかどうかは言及しなかった。
「テストされるだろう」とルーペンは言う。
「彼らは日本でどうしたいか明確な見解を持っている」
新型GT3マシンが正式レースデビューを迎える前に、レースでマイレージを稼ぎたいとトヨタが考えるのであれば、日本のスーパー耐久シリーズの開発クラス「ST-Q」に投入することが選択肢のひとつになるだろう。
なお、WECは既存のハイパーカークラス参戦メーカーに優先してLMGT3クラスのグリッドを割り当てるとしており、トヨタは理論上、新型GT3マシンの投入先を確保していることになる。
6月上旬のル・マンに先立って明らかにされたところによると、各メーカーに割り当てられるエントリーは2台までとなっている。
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みんなのコメント
いっその事プロトタイプ廃止しても良いんじゃないだろうか