ウルトラマンシリーズ登場の劇中車
日産自動車は、円谷プロダクション製作の新TVウルトラマンシリーズ『ウルトラマンタイガ』(7月6日よりテレビ東京系にて放映)に「エクストレイル」を提供する、と発表した。
エクストレイルといえば、2018年のSUV(4WD)において販売台数No.1となった本格SUV(自販連区分オフロード4WDの国産車として)。今回、新TVシリーズ、ウルトラマンタイガの劇用車として、円谷プロダクションがデザインした特別な装いで登場する。具体的にいえば、主人公(工藤ヒロユキ)が所属する警備組織「E.G.I.S.(イージス)」の警備車として採用。困難な事件に立ち向かうE.G.I.S.とともに、現場に急行する“相棒(バディー)”として、強さとアグレッシブさを兼ね備えたエクストレイルのイメージがマッチし、今回の起用に至った。
日産からの円谷プロダクションへの車両提供は、2014年からと最近になってからのこと。円谷プロダクションの創業者・円谷 英二の言葉には「観ている人に驚きを与え、その驚きを糧に平和や愛を願う優しさを、そして未来に向かう希望を育んでもらいたい」との想いがあった。ウルトラマンシリーズを通してファンに届けたいという円谷のこの想いと、先進技術と新しいモビリティライフの提案を通じて「今までにないワクワク」を伝えたいという日産の想いが合致し、実現した経緯がある。
さて、そんな日産とウルトラマンシリーズとの関係だが、往年の劇用車でピンとくるのは「ポインター号(ウルトラマンセブン)」「マットビハイクル(帰ってきたウルトラマン)」といった感じで、おっさん世代にとって劇中に登場するクルマには日産車のイメージはない。ポインター号のベース車はクライスラーのインペリアルとされているし、マットビハイクルはマツダ・コスモをベースにしたものであるからだ。
では、2014年以降はどのような日産車が劇用車として登場したのだろうか、紹介しよう。
まずは『ウルトラマン ギンガS』(2014年)に登場した「リーフ」と「e-NV200」。
電力供給システムを活用し、特殊演出を加えたシーンで重要なサポート役を果たすなど、劇中ではEV車両の特徴が存分に活かされた訳である。*写真のベース車両はイメージ
そして『ウルトラマンX(エックス)』(2015年)では、前作のウルトラマンギンガSに続いて、リーフとe-NV200を継続使用。くわえて小型トラックのアトラスをベースとしたEVトラック「e-NT400テストトラック」が加わり、専用架装を施した特別仕様車として活躍した。
さらに最近では『ウルトラマンオーブ』(2016年)にて「セレナ」が登場。このように4車種の日産車が登場してきているが、今回の『ウルトラマンタイガ』でパワフルに活躍する「エクストレイル」どんなシーンがやってくるかぜひとも注目したい、あなたにとって思い出深いウルトラマンの劇中車とともに。
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