この記事をまとめると
■ステンレスや鉄のパーツによってトラックの外観を飾るデコトラ
令和時代にも細々生き残っていた! 一世を風靡した「水中花シフトノブ」のいま
■硬く尖ったパーツを装着するため危険だとみなされることも多い
■デコトラが他車や歩行者に危険を及ぼすことはあるのだろうか?
ミラーステーは意外にも視認性がいい
ステンレスや鉄で製作されたパーツを取り付けて飾る、日本独自の改造車文化であるデコトラ。乗用車のような樹脂製のエアロパーツとは異なり、硬い素材のパーツで飾ったデコトラは、素人目に見てもかなり危険に映る。そのため、多くの飾りは突起物とみなされ、デコトラに興味がない人からすれば非難したくなるのも無理のない話である。
もっとも危険なように見えるのは、先端を「く」の字型で尖らせた、ラッセル戻しと呼ばれるフロントバンパー。これは、人間の腰から足の高さに合う構造となっているため、危険なアイテムだと認識されてしまうのも納得だ。しかし、そんなフロントバンパーには数百万円もの費用がかかっているケースが多いため、デコトラ野郎たちも大切なフロントバンパーを潰すような運転を好まない。結果として、デコトラが交通事故の加害者となるケースは少ないのだが、やはり見た目の危なさが反感を買っているのだろう。
そして、サイドミラーを前方へと張りださせるアイテムも危険な突起物として認識される。これはミラーステーと呼ばれる飾りで、車体に迫力感とスピード感を与えることができるのだ。大型車ともなれば、人間の身長に合わない高さになるのだが、見た目の危険度はラッセル戻しと同等。そのため、非難されやすいパーツなのだが、意外にも視認性が優れているという面もある。
運転席からサイドミラーまでの距離が長くなるぶん見にくさも生じるが、助手席側の死角を減らし、かつ運転席側のサイドミラーも確認しやすくなるのである。その原理は、乗用車のフェンダーミラーと同じだと捉えたら考えやすいだろう。
乗用車ではデザイン性を重視するあまりドアミラーが一般的となっているが、オシャレを気にする必要がなく、安全を重視するタクシーなどでは、フェンダーミラーの装着率が高い。車体の前方部分にサイドミラーを設置することで、左右の死角を減らしているのである。ドアミラー車で左折する場合には、サイドミラーと目視による安全確認が必須となる。しかし、フェンダーミラーでは、サイドミラーだけでも後方の確認がしやすいのだ。
急なお客さんにも対応しなければならないタクシーであるからこそ、いまなおフェンダーミラーが好まれているのだろう。では、運転席側はどうだろうか。トラックの運転席側のサイドミラーは、ドアに固定されているケースが多い。そのため、確認はドアガラス越しということになるのだが、ミラーを張りださせることでフロントガラスから確認できるようになる。そうすると、やはり死角を減らすことができるのだ。
そんな安全な一面を持つミラーステーだが、周囲からすれば飛び出ているし格納できないため、危険で迷惑なシロモノと見られるのも事実。それゆえに、デコトラの飾りを正当化するわけではないが、近年ではミラーステーを格納できるように配慮するデコトラ野郎も現れてきた。きっと、これからも趣味と実益を獲得しながらデコトラ界は発展し続けていくことだろう。
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ピカピカにしてえならイベント車にしとけよ、ハリボテのだせえチンドン屋は仲間内で盛り上がっておけ。