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令和のクルマ選びで必須!衝突被害軽減ブレーキを装備する中古車10選

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令和のクルマ選びで必須!衝突被害軽減ブレーキを装備する中古車10選

中古車購入 [2025.04.20 UP]


令和のクルマ選びで必須!衝突被害軽減ブレーキを装備する中古車10選
 日進月歩クルマの安全性は向上し、全国の交通事故発生件数は2000年代前半をピークに大きく下がった。その一方、ここ最近は高齢者の事故(65歳以上)が増えており、特に運転免許保有者10万人あたりの死亡事故件数は、75歳以上で急激に多くなっている。これは、ひと昔前と比べて高齢ドライバーが増えたためと考えられるが、悲惨な事故被害者を減らすには抜本的な対策が必要との声も多い。

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 そこで今回は、交通安全をテーマとした車選びを考えてみたい。かつてはエアバッグやABSなどが安全装備の必須項目だったが、ここ最近は先進安全装備の有無がクルマ選びに重要になっている。特に歩行者や車両を検知するとドライバーに警告し、自動的にブレーキ操作を行う衝突被害軽減ブレーキは、ドライバーのミスを補うものとして大いに役立てられている。今回は、衝突被害軽減ブレーキを装備する人気モデルを10台ピックアップして紹介しよう。


低燃費と安全性を両立した人気コンパクトカー「トヨタ アクア」

 ここ最近、コンパクトカーでも上位モデルと同等の安全装備が盛り込まれるようになった。例えば、ハイブリッドカーのトヨタ アクアは、販売台数の上位にランキングされる人気車。今回紹介するのは2021年に発表された現行モデル。発売時から予防安全装備「トヨタセーフティセンス」が全グレードに標準装備されており、コンパクトカーながらも高い安全性が自慢。このなかに、危険を検知すると警告および自動でブレーキ操作を行うプリクラッシュセーフティが盛り込まれている。歩行者(昼・夜)と自転車運転者(昼)の検知も可能なので、カバーできる対象は広い。なお、販売店装着オプションとしてプラスサポート(急アクセル時加速抑制)も設定されているため、中古車を購入の際は販売店に問い合わせてみよう。

中古車参考価格帯:150万円~260万円(※GRスポーツを除く)

POINT:現行型は全グレードで標準装備


広い室内と癒しのルックスが人気の「ホンダ フィット」

 2020年の発売から今年で丸5年が経過した現行型のホンダ フィット。この世代ではクロスオーバー仕様の「クロスター」やスポーティモデル「RS」を含む個性的な5つのグレードで展開されている。安全運転支援システムの「ホンダセンシング」は、現行型であれば全グレードで標準装備(※BASICにはレスオプション設定もあるので要確認)。全部で11種類の先進機能が盛り込まれるが、このなかに車両、歩行者、自転車を検知可能な「衝突被害軽減ブレーキ(CMBS)」が含まれる。また、アクセルとブレーキの踏み間違いを予防する「誤発進抑制機能」、「後方誤発進抑制機能」、「近距離衝突軽減ブレーキ」も採用されており、安心で安全のドライブが楽しめる。

中古車参考価格帯:100万円~260万円

POINT:現行型は全グレードで標準装備


全車e-POWERになって魅力を高めた「日産 ノート」

 第2世代の「e-POWER」を搭載し、2020年末に発売された現行型の日産 ノート。従来モデルと比べてパワーとトルクを高め、さらに小型&軽量化による燃費性能の向上も見どころだ。安全装備も充実しており、衝突被害軽減ブレーキの「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」は全グレードで標準装備となっている。なお、後側方衝突防止支援システム「インテリジェントBSI」や後側方車両検知警報「BSW」、先進運転支援システム「プロパイロット」などはオプション設定となるから、これらの装備を希望する場合は中古車販売店に問い合わせよう。

中古車参考価格帯:120万円~290万円

POINT:現行型は全グレードで標準装備


ロングスライドシートで使い勝手を高めた「ダイハツ タント」
 ここ最近は、軽自動車でも衝突被害軽減ブレーキが標準装備となることが多い。今回ピックアップしたのは、2019年にフルモデルチェンジを受けたスーパーハイトワゴンのダイハツ タント。4代目では、運転席が最大540mmのスライド機構を備えて利便性がアップしたのが見どころだ。タントは以前から予防安全機能「スマートアシスト」が導入されており、4代目ではスマートアシスト(全10機能)に運転支援機能のスマートアシストプラス(全5機能)を含めた次世代仕様となっている。当初は「L」などの一部グレードでスマートアシスト非装着車があったが、現行型は全車標準装備となっている。また、2020年12月の改良以降は夜間歩行者検知機能や路側逸脱警報機能も盛り込まれた。

中古車参考価格帯:60万円~230万円

POINT:初期型の一部グレードで非装着


マルチユースステップで後席が快適になった「スズキ スペーシア」

 2023年に発売された3代目スペーシアも人気の軽スーパーハイトワゴン。この世代の特徴は、リアシートにマルチユースフラップが採用されたこと。フラップの位置や角度を調整することで、レッグサポートや荷物の落下防止など幅広く利便性が高まった。また、衝突被害軽減ブレーキが「デュアルセンサーブレーキサポートII」に進化。検知対象が車両はもちろん、歩行者、自転車、自動二輪車となり、交差点での検知にも対応している。誤発進抑制機能も含め、これらはスペーシア、スペーシアカスタムともに全グレード標準装備となるので、安心した中古車選びが可能だ。

中古車参考価格帯:120万円~200万円

POINT:現行型は全グレードで標準装備


プロパイロットが標準装備の「日産 セレナ」

 日産のミドルサイズミニバン、セレナ。現行型は2022年に登場した5代目で、心臓部となるe-POWERが第2世代に進化したのがトピック。これにより静粛性とパワーを両立し、気持ちのよい加速を実現している。またスライド機構付きの3列目シートを採用することで、8名乗車時でも快適性を高めた。安全面では、衝突被害軽減ブレーキの「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、「踏み間違い衝突防止アシスト」など多くの機能が全グレードで標準装備となっている。また、先進運転支援システムの「プロパイロット」も全車標準となるが、上級グレード「e-POWER ルキシオン」にはより上位の「プロパイロット2.0」が与えられる。これは「衝突回避ステアリングアシスト」や一度駐車した場所を記録できる「プロパイロットパーキング」などの機能を搭載している。

中古車参考価格帯:250万円~480万円

POINT:現行型は全グレードで標準装備


手頃な価格で購入できるコンパクトミニバン「トヨタ シエンタ(先代)」

 ジャストサイズの大きさと手頃な価格が人気のミニバン、トヨタ シエンタ。今回紹介するのは中古車物件が豊富で価格も手頃な先代モデル。2015年に発売された2代目シエンタは、ミニバンの概念を打ち破った前衛的なデザインが見どころ。低床フラットフロアを採用したことで、コンパクトな大きさながらも3列目までしっかり座れるパッケージングを実現している。2015年7月発売時は、プリクラッシュセーフティを含む「トヨタセーフティセンスC」が全グレードでオプション設定となった。2018年9月の改良では「X」系グレードを除き、標準装備化されている。なお、このタイミングで歩行者検知機能を追加した「トヨタセーフティセンス」に進化している。2022年8月に発売された現行型では全車標準となったが、先代モデルは年式によって装備されないケースもあるので要確認だ。

中古車参考価格帯:80万円~270万円

POINT:2018年式以降の「X」系以外に標準装備


低床プラットフォームで室内広々の「ホンダ フリード(先代)」
 2016年9月に発売された先代フリード。コンパクトミニバンとして人気の高いモデルだが、この世代では2列シート仕様はフリード+と呼ばれるようになった。ガソリン、ハイブリッドともに設定し、快適性と低燃費を両立したのがトピック。衝突被害軽減ブレーキ(CMBS)を含む「ホンダセンシング」は、「ハイブリッドG」、「ハイブリッドEX」、「G」に標準装備。検知対象となるのは、歩行者と車両のみとなる。ちなみに2019年10月のマイナーチェンジ以降は「ホンダセンシング」が全グレードに標準装備となった。中古車を購入する際は、年式やグレードをしっかりチェックして探すとよい。ただし、多くの販売店ではホンダセンシングはグレード名として表記されるため、わかりやすい。

中古車参考価格帯:100万円~270万円

POINT:2019年10月発売モデル以降で全車標準装備


ディーゼルエンジンを積んだコンパクトカー「マツダ デミオ/マツダ2」

 マツダのコンパクトカー、デミオは中古車市場でも人気の高いモデル。今回紹介するのは、2014年9月に発売された4代目デミオとその改良モデルのマツダ2。コンパクトカーは各メーカーが参入する激戦区だが、デミオはクリーンディーゼルをいち早く投入してライバルと差別化。パワフルな走りを備えつつ、上品な内外装も高く評価された。安全面では、発売時からエントリーグレード「13C」を除く全グレードに衝突被害軽減ブレーキ「スマート・シティ・ブレーキ・サポート」を標準装備。2017年4月の改良以降は「スマート・シティ・ブレーキ・サポート 前進時(SCBS F)」と「AT誤発進抑制制御 前進時」を標準装備とし、全グレードがサポカーS・ベーシックに対応している。2017年11月の改良では、歩行者検知機能を加えた「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」、「車線逸脱警報システム(LDWS)」などが標準装備となり、サポカーS・ワイドに対応している。探すなら2017年式以降がおすすめだ。

中古車参考価格帯:50万円~230万円

POINT:2017年式以降なら全車標準装備


4WDが自慢のスポーツワゴン「スバル レヴォーグ」

 水平対向エンジンとスバル独自の4WDを搭載したスポーツワゴン、スバル レヴォーグ。現行型は2020年に発売され、走りはもちろんステーションワゴンとしての機能を高めたことでも話題となった。スバルはいち早く衝突被害軽減ブレーキ(アイサイト)を導入したメーカーでもあり、現在でも多くのモデルで標準装備となっている。現行型レヴォーグでは、次世代アイサイトを全グレードに標準化。従来の「プリクラッシュブレーキ」や「AT誤発進抑制制御」のほか、「前側方プリクラッシュブレーキ」、「前側方警戒アシスト」、「緊急時プリクラッシュステアリング」、「エマージェンシーレーンキープアシスト」などさらに多くの機能が盛り込まれている。

中古車参考価格帯:210万円~450万円

POINT:現行型は全グレードで標準装備


過信は絶対禁物!安全装備はあくまでドライバーの補助
 衝突被害軽減ブレーキが普及してからおよそ10年以上経過した。ヒューマンエラーをサポートすることで、事故被害を軽減したシーンは数えきれないだろう。しかし、これらの先進機能は交通事故を必ず予防するものではないことを肝に銘じなければならない。たとえばスピードの出し過ぎは、どんなに機械が検知してブレーキをかけても物理的に止まれなければ事故は起きる。安全装備はあくまで補助。クルマを運転する際は、つねに危機意識を持つことが悲惨な事故を起こさない要なのだ。

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みんなのコメント

2件
  • のらさん
    本当に〝軽減装置〝なんで、過信すると突っ込みますよ。

    とくにダイハツ

    ダイハツ主催の体験会で社員が運転して、見事にダミーに突っ込みましたから。
    同意書にサインしたので、首を痛めたけど泣き寝入り。
  • reg*******
    衝突被害軽減ブレーキの性能の良し悪しには差があり、特に中古車で安く買える旧い世代のものだと信頼性に欠けるものもある。
    なにより、そのような機能はあくまでも保険として捉えるべき。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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