日本気象協会が4月下旬に発表した2025年の梅雨入り予想は、関東~九州で平年並みの6月上旬、北陸や東北では平年並みかやや遅い6月中旬とされていて、各地で6月下旬に梅雨入りした2024年より梅雨入りが早まるところが多くなるという。
梅雨の雨の日の運転はクリーンな視界が不可欠!!
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雨は恵みでもあると同時に、雨の日のクルマの運転は視界が遮られるため、いつも以上の安全運転・走行が求められる。そんな雨の日の運転をより快適、安全にするひとつの方法が、日頃からクリアな視界を確保すること。フロントウインドー、フロントサイドウインドー、リヤウインドーが汚れたまま運転すると、視界がクリアにならないだけでなく、ワイパーを使ったときにかえって汚れを引きずり、視界を悪化させてしまうこともあるのだから怖い、危ない。
そこで今回は梅雨入り前のクルマのウインドー外内側のクリーニング術を2025年版として、長年、クルマのケミカルの開発に携わり、洗車に関するビデオ、書籍、TV出演に携わってきた洗車のプロでもある筆者が紹介したい。
まずはフロントウインドー外側のクリーニングだ。洗車した直後でも、屋外駐車、屋内駐車を問わず、少しでも時間がたてばすでにホコリなどがうっすら付着しているはず。そして雨の日に走行した後は、ウインドーはかなり汚れている。汚れの原因はホコリ、雨水(ウォッシャー液含む)だけではない。雨の日に走ったクルマのウインドーには路面から跳ね上がった油分などの汚れもしっかりと付着し、フロントウインドーの視界がギラギラする油膜の原因となる(ワックスを掛けているクルマもルーフからワックス成分に含まれる油分が流れ落ちて油膜となる)。
●ウインドーの汚れ 深刻度レベル1
愛車はまだ買ったばかり。それほどウインドーは汚れていない・・・というなら、基本はクルマ専用のガラスクリーナーを常時、使ってウインドー面を拭き上げればいい。筆者が長年使っているのは、拭きスジ、拭きムラが残りにくいストナーのプレミアムガラスクリーナー「インビジブルガラス」だ。これをウインドー面にスプレーして、きれいなウインドー面専用に用意したマイクロファイバークロスで拭き上げればいいのだが、2025年版のテクニックとしては、ひと手間かける方法を推奨したい。
つまり、汚れたウインドー面を直接、ガラスクリーナーで拭き上げると、クロスはすぐに汚れまくってしまう。そのクロスで拭き続けたら汚れを再付着させてしまいかねず、砂などが付着していたものならガラスにキズを付けかねない。そこで筆者は”本ガラスクリーニング”をする前に、”プレガラスクリーニング”を行うようにしている。”本ガラスクリーニング”用とは別の、水で絞った専用クロスを用意し、やさしく水拭きして(1枚のクロスを四つ折りにして、8面を使い、常に新しい面で拭き上げる)全体的な汚れを除去してから、ガラスクリーナーともう1枚のウインドー専用のクロスを使った”本ガラスクリーニング”を行うのである。そうすれば、”本ガラスクリーニング”用のクロスの汚れは最小限となり、理想的なガラスクリーニングを行えることになる。
また、お出かけ前のフロントウインドー、ワイパーのあるリヤウインドーのクリーニングは、ワイパーゴムの劣化防止、ガラス面のキズ付き防止にもなる。ウインドー面が汚れたままワイパーを作動させると、ワイパーゴムが砂やホコリなどの汚れを引きずり、ワイパーゴムを痛めてしまうのと同時に、ガラスにキズをつけてしまう可能性大なのである。
ちなみに、家庭用の艶出し剤入りのガラスクリーナーを使うと、きれいに拭いたつもりでも拭きスジが残ってしまうことがあるから要注意。筆者が長年愛用しているクルマの専用のストナーのプレミアムガラスクリーナー「インビジブルガラス」は、界面活性剤やせっけん成分を含まず、独自の成分によって、強力な洗浄性能と速乾性=拭きスジのなさを実現しているから使いやすい。また、カーメイトのC193エクスクリアガラスゼロクリーナーも拭きスジを残さないガラスクリーナーとして定評があり、こちらは高性能マイクロファイバークロス付きである。
●ウインドーの汚れ 深刻度レベル2
長年、しっかりとウインドーケアをしていないクルマ、中古車では、すでにウインドー面に目には見えにくい油膜、シリコン被膜が付着しまくっているに違いない。どちらもワイパーを使うと油膜を引きずることでかえって白いスジが発生。かえって視界を白く、ギラギラさせて悪化させる原因になる。そうした軽度の油膜は、古くから洗車のプロも使っている油膜落としの定番、プロスタッフの「キイロビン」「キイロビンゴールド」などを使って落とせばよい。ウインドー面をきれいにした状態で液剤を付属のスポンジで塗布し、きれいな濡れタオルで拭き上げるだけ(水洗いしてもいい)と処理は簡単。ウインドー面は液剤で白っぽくなるのだが、ところどころ液剤を弾いているところがあれば、まだ油膜が落ちていない証拠。再度、液剤を塗りこもう。処理の可否を確実に確認するには処理後、霧吹きなどで水をスプレー。油膜が完全に落ちていれば、全面、ベターっとした水膜になる。が、水を弾いてしまうところがあれば処理不足だ(その部分だけ要再処理)。そうして完全な水膜状態まで持っていければ、ギラギラ視界の原因になる油膜はすっきり落とせたことになる。これだけでも雨の日の視界は驚くほどクリーンになっているはずだ。
●ウインドーの汚れ 深刻度レベル3
ウインドーの汚れでもっとも深刻なのが、ガラスに付着したウォータースポット=ウロコ状のシミ被害(リング状の凸凹)で、こうなるとガラスクリーナーや油膜取りでは落とすことができない。結果、ガラスの艶が失われ、いくら洗車をしたとしても、クルマを野暮ったく見せる原因になってしまう。
筆者はかつてプロ用のガラスコンパウンドを使って処理していたのだが、今ではソフト99の「ガラスリフレッシュ」といった、ガラスのウォータースポット専用ケミカルがある。付属の特殊素材のパッド(経験上、丸型より長方形のものが使いやすい)を使うことで、ガラスに付着したウォータースポット=ウロコ状のシミをすっきり落としてくれるのだ。1回で落ちきれなくても、何度か作業を重ねていくことで、ガラスが驚くほどスッキリ、クリアになる。その結果、同乗者にガラスがないみたい・・・と言わせるほどの仕上がりが期待できたりする(筆者の実体験)。長年、ウインドーのケアをさぼっていたり、中古車を買ってウインドーにそんなウロコシミが付いたら、ぜひ試してほしい。
●ウインドー内側のクリーニングもお忘れなく!!
ウインドーの外側を念入りにクリーニングしたからといって、雨の日の安全な運転視界が確保できたことには決してならない。そう、ウインドー外側をきれいにしても、視界がすっきりしない、視界にムラがあることがあるはずだ。その原因はウインドー内側の汚れ。実は、外界にさらされていなくても、ウインドー内側は自然と汚れていく。車内に持ち込まれたホコリ×湿気、手あかの油分、喫煙車ならホコリ×タールの付着、あるいは不用意なウインドー内側のケアなどで、いつの間にか汚れ、視界を内側から曇らせてしまうのだ。その汚れが普段は目視しにくいからやっかいでもある(湿気などで目立ち始める)。
梅雨入り前のウインドークリーニングで、ウインドー内側のケアもまた欠かせないのだが、だったら水道水で絞ったクロスで拭き上げればいいじゃん・・・というのは大間違い。水道水にはナトリウム、カルシウム、マグネシウム、ケイ素に加え、浄水処理で塩素も含まれ、それらが不純物となってムラの原因になってしまうのだ。プロの洗車で水道水ではなく、わざわざ純水を使うのと同じ理由である。そこで、ウインドー内側のクリーニングに、さすがにプロの純水器を導入するわけにはいかないだろうから、代案として赤ちゃん用の純水(子供用品店やスーパーで手に入る。500mlで100円程度)、または精製水を使うことをお勧めする。それをきれいなクロスに含ませて絞り、拭き上げるのが、洗車のプロも推奨する理想的な方法となる。
が、フロントウインドーが立ったクルマであれば、隅々まで拭き上げやすいのだが、現行プリウスやカローラスポーツ、スポーツカーなど、フロントウインドーの傾斜が強く(ミニバンのエスティマもそうだった)、フロントウインドー下端が遠く、狭まっているクルマだと、フロントウインドー全体を拭き上げるのは困難。ゆえにウインドー内側のクリーニングを敬遠してしまいがちだったりして・・・。
プリウスのフロントウインドーは大きく傾斜
フロントウインドーの下端が遠く狭い
しかし、今ならそんな心配は無用だ。カーメイトのエクスクリア360ワイパーフラットを使えば、プリウスだろうとどんなクルマだろうと、フロントウインドー内側を隅々までしっかりと拭き上げることができる。
このリニューアルモデルのエクスクリア360ワイパーフラットは、正真正銘、ウインドー内側専用であり、従来品より厚さが25mmダウンしたことでヘッドがダッシュボードやダッシュボード上に張り出したメーターカウルに当たりにくく、拭く場所によって持ち替えられる角度付きのワイパーグリップ(長さ380mm)によって奥まで届きやすく、ガラス曲面にフィットする内窓専用のワイパーとなっているのが特徴だ(従来品のワイパーヘッドの厚み40.5mmのところ、こちらは厚み16mm)。
しかも、クィックロック機構でワイパーヘッド部のクロス(マイクロファイバークロス1枚付属)の取り付け、取り外しも超簡単。2段階ロックによって厚いクロス、薄いクロスにも対応してくれるのだから便利すぎるのだ。このエクスクリア360ワイパーフラットを使い、マイクロファイバークロスに純水または精製水を含ませて絞り、フロントウインドー内側を拭き上げれば、どんなクルマであれ、完璧なフロントウインドー内側のケア、クリーニングが可能になるというわけだ。カーメイトではなんとウインドー内側専用のC69 エクスクリアガラス内側クリーナーも用意。拭きムラを残さずクリアに仕上げてくれる効果がある。
実際にエクスクリア360ワイパーフラットのクロスにC69 エクスクリアガラス内側クリーナーをスプレーして使ってみると、フロントウインドー内側先端の下端までしっかりとクロスが届くのは当然として、手でタオルを持って拭くのとは違い、ウインドーの際まできっちり、クリアに拭き上げることができたのはさらなる収穫だった。
もちろん、このエクスクリア360ワイパーフラットは、大きくて中心部に手の届かないフロントウインドー外側をクリーニングするのにも役立つはず。梅雨入り前の安全運転に直結するウインドークリーニングにぜひ活用してもらいたい。併せて、1年以上使っているワイパーゴムの交換もこのタイミングで!!
文/青山尚暉
取材協力/カーメイト
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