この記事をまとめると
■関東マツダ深川店に「MAZDA HERITAGE SPACE FUKAGAWA」が開設された
787Bが2台も走る! 頭文字Dのイベントや激レアトミカの販売! 「MAZDA FAN FESTA 2026 at FUJI SPEEDWAY」が10月3~4日に開催決定
■オートエクゼ製品やル・マン関連資料、レーシングシミュレーターなどを展示する
■モータースポーツを軸とした新たなマツダファンづくりを目指す
独自価値を追求する新たな店舗づくり
関東マツダ深川店がリニューアルするとともに「MAZDA HERITAGE SPACE FUKAGAWA」を新設し、7月30日よりオープンする。マツダのモータースポーツ文化を1970年代から支え続けてきた寺田陽次郎氏ゆかりのこの場所が、マツダの国内事業構造改革の象徴的な拠点として新たな命を吹き込まれた。
グランドオープン前日の7月29日、東京・門前仲町から徒歩10分の関東マツダ深川店で、メディア向けの取材会が開催された。登壇したのは、マツダ株式会社 理事・国内ブランドビジネス統括本部長の三浦忠氏、株式会社オートエクゼ 代表取締役社長の寺田陽次郎氏、株式会社関東マツダ 代表取締役社長の東堂一義氏、そして関東マツダ深川店店長の矢野宏和氏の4名となった。
冒頭、三浦本部長は昨年6月に発表した「国内事業構造改革」の概要を説明した。「3つの柱」と「4つの重点施策」を核とするこの改革は、ブランド価値経営の実現を目指すもので、その柱のひとつが今回の「販売網の再構築」に当たる。
「都市圏では安定した需要が見込まれます。現在、マツダの国内販売に占める都市圏の割合は約50%ですが、人口変動を考慮したシミュレーションでは、2050年には60%に達すると見ています」と三浦氏は説明する。
その戦略のもと、マツダは都市圏重点エリアでの新世代店舗への投資を加速。単なる新車販売・整備の場ではなく、「遠くても行きたくなる」独自価値をもつ店舗づくりを進めている。すでに関西マツダ守口店ではオートエクゼのパーツ相談に対応するカスタムショップを、東海マツダ大慶橋店ではロードスター専門の展示スペースを、東海マツダ緑店ではアウトドア特化型のコーナーをそれぞれ設けており、その「モータースポーツ拠点」として位置づけられるのが、MAZDA HERITAGE SPACE FUKAGAWAとなるわけだ。
そして今回、この施設が深川の地を選んで構えたことには、意外なほどにディープな理由があった。それを語るうえで欠かせないのがこの場所に宿る歴史であり、その証人となるのが、かの寺田陽次郎氏である。
「思い起こせば今から52年前、私がはじめて就職したのが『株式会社マツダオート東京』の深川営業所でした。『スポーツアドバイザーになることがお前の仕事だ』といわれてね」
モータースポーツファンなら、寺田陽次郎の名を知らないものはいないだろう。世界3大24時間レースを初めて完走した日本人ドライバーであり、とくにル・マン24時間レースには長年参戦を続けたことから「ミスター・ル・マン」の異名をとるレジェンドレーサーだ。現在は、自身が立ち上げの中心人物として携わったマツダ車専門のカスタマイズブランド「オートエグゼ」の社長を務める。
かつて八重洲の東洋工業東京支社のショールームでスポーツキットを販売していた寺田氏が、実際にパーツの組み付けを行っていた整備拠点こそが、当時の「マツダオート東京 深川営業所」。現在の関東マツダ深川店の前身だった。
「バラックのような受付と、その奥に整備工場があって。ここが正真正銘、日本で初めてマツダのチューニングを始めた『聖地』なんです」
その後、拠点は月島(勝どき)へ移り、マツダオート東京は「マツダスピード」へと発展。1991年のル・マン24時間レース総合優勝へと続く歴史のルーツが、まさにこの深川にあったのだ。
「この場所はずっとあまり活用されていなかった。だから私から社長に、かつての『スポーツファクトリー』のような場所を作ろうと提案させていただいた。まさかここまで立派な施設になるとは思っていなかったですが……」と寺田氏は笑う。
モータースポーツの息吹を感じる濃密な空間
施設に足を踏み入れると、中央にはオートエクゼのフルエアロとマフラーをまとったロードスターが鎮座する。右壁面にはサスペンション、ブレーキ、ボディ補強パーツなど、オートエクゼ製品が壁一面に並び、マツダのグッズ類も展示される。
道路側の壁面には1974年のSigma MC74から1991年の787Bまで、マツダがル・マンに挑み続けた歴史を年代順に紹介するパネルが。注目なのは「マツダモータースポーツ 栄光の原点」と銘打たれた展示。そこにはなんと、ル・マンを走った787Bが装着していた本物のセンターロックナットが飾られ、モータースポーツのスピリットを感じることができる。
さらにレーシングシミュレーターも設置されており、バーチャルでモータースポーツの入口を体験することもできる。「eスポーツやゲームで運転の楽しさに触れた方が、実際にサーキット走行へと繋がっていくようなきっかけにしてほしい」と語るのは東堂社長だ。
定期イベントとしては、毎月第1土曜日には広島のマツダミュージアムとオンラインで中継し、カタログやウェブには載っていない車両開発の裏話を聴ける場を設ける予定だ。今後、地域とのコラボレーションイベントやパートナー企業とのポップアップストアとしても活用していきたいという。
スペースのコアとなるのは、モータースポーツへの知見が深い専門スタッフの常駐だ。関東マツダでモータースポーツを支えてきたメカニックが新たに常駐し、ドレスアップ・チューンアップの相談から、サーキット走行デビューのアドバイスまでを幅広く担う。
寺田氏からは今後のモータースポーツ活動についても告知があった。先日ル・マン・クラシックから帰国した787Bは8月にラグナ・セカで走ったのち、10月の「マツダファンフェスタ at 富士スピードウェイ」では55号車と202号車の2台を走らせる計画とのことだ。
7月30日にグランドオープンを迎えたMAZDA HERITAGE SPACE FUKAGAWAは、東京都江東区冬木21-25、関東マツダ深川店内に設置されている(門前仲町駅より徒歩10分)。マツダ車のオーナーもそうでない者も、そしてモータースポーツにはじめて触れる人も等しく歓迎するこの空間が、東京の「走る歓び」の新たな発信拠点となってゆくことに期待したい。
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「明日から通行料を払ってください」 住宅街で起きる私道トラブル! 6割超が“許せない”と答えた生活道路の封鎖問題とは
1kmあたり3~5億円もかかるがそれでもやるべき! 道路の「電柱」をなくし地中化する計り知れないメリットとは
戦艦「大和」ばかりが有名に! 日本海軍が建造した「もう一隻の最強戦艦」とは 今年で竣工から84年
トランプがぶち上げた“黄金戦艦”とんでもない建造費がかかることが明らかに!? 議会では慎重論も 完成すれば世界一巨大な水上艦に?
身の丈に「合わない」クルマに乗れる「残クレ」は利用率7割と大人気! ただし満了後に待ち受ける「落とし穴」を経験者が語る
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
オートエクゼもRE雨宮も江東区だな