ナイキ「ダンク LOW “Desert Ochre”」はとろけるように“甘い”夏のアースカラー──GQ新着スニーカー

レトロなパン屋から飛び出してきたようなディテールがたまらない。

ナイキが「ダンク LOW “Desert Ochre”」をリリースする。

この一足は、「ダンク」ファミリーの新しい夏の誘惑だ。砂漠（Desert）らしいニュートラルな色調とデザート（Dessert）のように甘い仕上がりのスニーカーがよく合う季節に向け、ナイキは「ダンク LOW」をデリシャスに再解釈した。そう言えるのは、カラーパレットだけでなくディテールのひとつひとつに遊び心があるからだ。

まず目に飛び込んでくるのは、1970年代のコーヒーショップのデザートを彷彿とさせるアースカラーのレザーベース。ライトブラウンのレザーパネルにダークチョコレートのような色合いのスウッシュを組み合わせ、クリームホワイトとブラウンのソールで仕上げた。シューレースも“ココアトッピング”感強めな暗めの色の一方で、赤いチェリーや“Have A Nike Day”のスマイルマーク、そしてスウッシュが刻まれたチャームが、グルメなディテールを演出している。ノスタルジックで楽しく、見てるだけでお腹が空いてくる。

さらには汎用性も高く、リラックスしたジーンズにも、ベージュリネンのテーラードパンツにもよく似合う。オーバーサイズのシャツや、ベーシックな白Tシャツも間違いない。また、スニーカーを派手になりすぎずに目立たせたい人にもおすすめしたい。

この夏、これほど“甘い”選択肢はない。アイコニックなシルエットのアップデートというだけでなく、いつものローテーションにさらなる個性と味わいをもたらしてくれるだろう。ファッションはデザートのように、贅沢なものでもある。そしてこの場合、罪悪感はゼロだ。

「ダンク LOW “Desert Ochre”」はこの夏、ナイキの公式サイトにて140ユーロ（約2万4000円）で発売と予想される。日本での展開についての詳細は現時点で未確認。

From GQ Spain

By Néstor Parrondo
Translated and Adapted by Ryo Todoriki