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本家Gクラスの半額以下か。伝説のDNAを宿すメルセデス「ミニG」、その正体

掲載 更新 30
本家Gクラスの半額以下か。伝説のDNAを宿すメルセデス「ミニG」、その正体

ついに見えてきた「ミニGクラス」の正体

1979年の誕生以来、その硬派なスタイルでファンを魅了し続けるメルセデス・ベンツの象徴、Gクラス。2018年には事実上のフルモデルチェンジとも言える大幅アップデートを敢行したが、その人気は今もなお衰えることを知らない。そんな不動の王者Gクラスに、かねてより噂の絶えなかった弟分、通称「ミニGクラス(リトルG)」の存在がいよいよ現実味を帯びてきている。

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伝統を再構築した独自のデザイン

今回カメラが捉えた新型SUVのプロトタイプは、現行GクラスのDNAを色濃く受け継ぎながらも、明らかにひと回り以上コンパクトなサイズ感に凝縮されているのが特徴だ。その独特な佇まいは、奇しくも5ドア版の「スズキ ジムニーシエラ」を彷彿とさせるプロポーションであり、日本の道路事情でも扱いやすい本格オフローダーとして期待が高まる。もちろん、単なる「縮小版」に留まらないのがメルセデスの流儀だろう。これに基づいてNikita Chuicko氏が制作した予想CGでは、完全にオリジナルのボディパネルを纏った姿を描き出した。

 

具体的に予想されるディテールを見ていこう。フロントマスクには、アイコニックな丸型ヘッドライトとリング状LEDデイタイムランニングライトが継承される一方で、ボディサイズに対してライト径は大型化されると見ている。グリルは横幅を絞り、上下に拡大されたスポーティーな2本バー仕様となる公算が大きい。サイドやリアまわりについては、垂直に近いフロントガラスやリアの丸窓など、Gクラスらしさを強調する識別点が維持されるはずだ。リアにはC字型パーキングライトを備えたテールライトや、スペアタイヤ、あるいはラゲッジボックスを背負ったトランクリッドの装備が予想され、オフロードファンを唸らせる機能美は健在と言えそうだ。

パワートレインに大転換の予感

そして、最も注目すべきはその心臓部である。当初、この「ミニGクラス」は次世代のラダーフレームを採用した「完全電気自動車(BEV)」として計画されているとの情報が有力であった。しかし、昨今の世界的なBEV販売の減速や、先行して登場した本家Gクラスの電気自動車版(G580)の市場動向を受け、メルセデスが開発戦略を柔軟に修正する可能性が極めて高いと業界内では囁かれている。量産モデルではBEV一本槍ではなく、内燃機関、少なくともハイブリッド車の設定がなされるのではないかというのが最新の見立てだ。この方針転換が事実となれば、実用性を重視する多くのSUVユーザーにとって最大の朗報となるに違いない。

日本導入は2027年か。空前のヒットを予感させる「戦略価格」

気になるデビュー時期と価格についてはどうだろうか。欧州メディアの情報を総合すると、正式発表は2027年頃と予測されており、日本市場への導入も濃厚だ。勝敗を分けるのはやはり価格設定だろう。元祖Gクラスが1850万円からという高嶺の花であるのに対し、このジュニアモデルに関しては半額以下の「800万円前後」という戦略的なプライスタグが掲げられるとの噂もある。

ラグジュアリーSUVの頂点に君臨するGクラスのブランド力を、より扱いやすいサイズと現実的な価格で手に入れられるとしたら――。2027年、SUV市場の勢力図が一気に塗り替えられる瞬間が訪れるかもしれない。

【ル・ボラン編集部より】 「陸の王者」たるGクラスの系譜に、新たな弟分が加わる意義は大きい。BEV版「G580」は、クワッドモーターによる精密な制御で電動化の真価を見せつけたが、市場が求める「Gの味」には、やはり内燃機関の鼓動も不可欠だという判断なのだろう。BEV一本槍からの転換は、実用と趣味性を天秤にかける熟練のファンにとって朗報だ。800万円台という戦略価格は魅力的だが、単なる「廉価版」に堕していないか、その仕立てには厳しい視線が注がれるはずだ。コンパクトな躯体にメルセデスの流儀である「最善か無か」の哲学が色濃く宿るとき、日本のSUV市場は決定的な転換点を迎えるに違いない。

【画像10枚】小さくても宿る「G」の威厳。スクープ写真と精緻なCGで見る、新型「ミニGクラス」の凝縮された機能美

文:LEVOLANT LE VOLANT web編集部
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