クルマのメーターといえば、丸いデザインの中で針がくるくると動くアナログ式を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。一方で、速度や回転数を数字で直接表示するデジタル式も、かつて一世を風靡した時代がありました。最近は液晶メーターの普及により、両方の表示を切り替えられるモデルも増えています。果たして、どちらが見やすく使いやすいのか、改めて考えてみましょう。
文:佐々木 亘/画像:ベストカーWeb編集部、いすゞ、トヨタ、スバル、ホンダ、マツダほか
【画像ギャラリー】ソアラにピアッツァ、シティターボにレオーネ! 宇宙船みたいでカッコいいぞ80年代デジタルメーター!!(15枚)
バブル期に輝いたデジタルメーター
アナログメーターは、速度計と回転計がそれぞれ丸い文字盤の中に収まり、針の動きで情報を伝えるおなじみのスタイルです。対してデジタルメーターは、速度を数字で直接表示し、回転数も目盛りが増減するバー形式で示します。見た目も読み方も、アナログとはかなり異なるのが特徴です。
デジタルメーターが日本で大きくブレイクしたのは、1980年代後半から90年代にかけてのバブル経済期でした。初代ソアラがエレクトロニック・ディスプレイメーターを採用したのを皮切りに、トヨタのクラウン・マークII・カムリといった上級セダンが競うようにデジタルメーターを搭載していきます。
当時のデジタルメーターには、実用的な側面もありました。オドメーターをデジタル化することで、悪質な走行距離の巻き戻し改ざんを防ぐ効果があったのです。
先進性と高級感の象徴として輝いたデジタルメーターでしたが、バブル崩壊とともに徐々に姿を消していきます。「光が当たると見えづらい」「数字だけではわかりにくい」といった声もあり、速度や回転数の表示は針式へと回帰していきました。ただし、走行距離のデジタル表示だけは改ざん防止の観点から現在も標準的に残っています。
ハイブリッドカーとともにデジタルが復活
デジタルメーターが再び注目を集めたのは、1990年代末からのハイブリッドカーの普及がきっかけです。初代プリウスに採用されたセンターメーターは、デジタル表示でバブル期のハイソカーを彷彿とさせるデザインでした。
プリウスはその後4代目に至るまでセンターメーターのデジタル表示を採用し続けます。ホンダのフィット・フリード・インサイト・シビックなどもデジタルメーターを取り入れました。
ハイブリッド=未来のクルマというイメージを強化する狙いもあったのでしょう。デジタル表示のメーターを見るだけで、まるで宇宙船に乗り込んだような先進的な気分になれる、そんな演出効果もHEV車にデジタルメーターが積極的に採用された理由のひとつだったと思われます。
液晶化で「いいとこ取り」の時代へ
現在、クルマのメーターは急速に液晶化が進んでいます。物理的な針を動かす機械式メーターは徐々に減り、液晶パネル上にあらゆる情報を映し出すスタイルが主流になりつつあるのです。
興味深いのは、液晶になってもアナログ調の丸い表示が根強く残っている点。特にタコメーターはデジタル式よりアナログ式の支持が圧倒的に高く、液晶画面の中にわざわざ丸い針式のタコメーターと速度計を描き、さらに中央にデジタルの速度数値も表示する「全部乗せ」スタイルのメーターも増えてきました。
アナログ針式の最大の強みは、「ぼんやり見ても大体わかる」という直感的な読み取りやすさです。針の位置で速度のおおよそが瞬時に把握できるため、メーターにしっかり視線を向ける必要がありません。運転中の安全確認という観点からは、これは大きなメリットです。
最近は、メーターを見すぎることによる危険性を下げる工夫も
一方のデジタル式は、正確な数値をすばやく読み取るのが得意です。視線をしっかりメーターに向ける必要はありますが、数値を認識するスピードはアナログより速いとされています。そのため、視線移動が少ないセンターメーターや、フロントガラスに速度を投影するヘッドアップディスプレイ(HUD)との相性が非常に良いです。
結論、ドライバーの正面近くにあるメーターフード内の表示には針式、センターメーターやHUDのような少し遠い位置の表示にはデジタル式が向いていると言えるでしょう。時計と同じように、デジタルとアナログのどちらが好みかは人それぞれ。液晶メーターが普及した今だからこそ、ユーザーが自由に表示を選べる選択肢が充実していくといいと思います。
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