マセラティ グラントゥーリズモ/グランカブリオ、生産拠点をモデナへ
マセラティは2025年11月6日、同社の象徴的なモデルである「グラントゥーリズモ」と「グランカブリオ」全バージョンの生産を、歴史的なモデナのヴィアーレ・チロ・メノッティ工場に戻すことを発表した。これは、かつて先代モデルが生まれた故郷への帰還であり、マセラティが誇る比類なきクラフトマンシップと産業的専門知識のシームレスな継続を保証するものだ。
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「エンジンの声は音楽となる」モデナで祝賀イベント開催
この歴史的な瞬間を記念し、マセラティは「マセラティ・メッカニカ・リリカ(Maserati Meccanica Lirica)」と題した一連の祝賀イベントを11月5日から9日まで開催。このコンセプトは、モデナ文化の二つの柱である「オペラ」と、1947年の「A6 1500」以来モデナで生産されてきた「グランツーリスモ・エンジニアリング」という、情熱とディテールへのこだわりによって結ばれた二つの世界の出会いを称えるものだ。この創造的なプラットフォームにおいて、エンジンの声は音楽となり、パワーと美しさの調和がトライデント(マセラティの紋章)の魂を表現する。
マセラティCEOのジャン=フィリップ・インパラート氏は、「グラントゥーリズモとグランカブリオの故郷への帰還は、私たちの伝説的な歴史への敬意であるだけでなく、誇りと決意をもって未来を見据えた、戦略的かつアイデンティティに基づいた選択です。これはモデナがマセラティにとって中心的な役割を担い続けること、そしてブランドがイタリアに投資し続けるというコミットメントを再確認するものです」と述べた。
祝賀イベントのハイライトとして、11月5日の夜、モデナのテアトロ・コムナーレ・パヴァロッティ=フレーニにて、メインパートナーであるイタリアの高級オーディオメーカー「ソナス・ファベール(Sonus faber)」とのコラボレーションによる特別なソワレ(夜会)が開催された。イベントでは、吉田裕史氏が指揮する35名のモデナ・フィルハーモニー管弦楽団が、プッチーニのオペラ「トゥーランドット」の有名なアリアを演奏。そのクライマックス、カダフが歌う「誰も寝てはならぬ(Nessun dorma)」の「その名は愛(Il suo nome è Amore)」という一節と共に、「マセラティ・グラントゥーリズモ・メッカニカ・リリカ・ワンオフ」が劇的に披露された。
壮麗なワンオフ2台、「ロッソ・ヴェッルート」と「オーロ・リリコ」
この日のために製作されたのは、「グラントゥーリズモ・メッカニカ・リリカ・ワンオフ」と「グランカブリオ・メッカニカ・リリカ・ワンオフ」の2台の壮麗な特別モデルだ。これらは歴史的なヴィアーレ・チロ・メノッティ工場内の「マセラティ・オフィチーネ・フォーリセリエ」で製作され、イタリアのカスタマイズとクラフトマンシップの究極の表現となっている。最高出力550psのトロフェオ・バージョンをベースにしたこれらのクルマは、モデナのオペラハウスの世界観からインスピレーションを得ている。
エクステリアカラーは、劇場のホールやカーテンのベルベットを思わせる深みのある多層塗装「ロッソ・ヴェッルート」(グラントゥーリズモ)と、光が当たると赤みがかった輝きを放つシャンパンカラー「オーロ・リリコ」(グランカブリオ)という、まったく新しい2色が採用された。ホイールやバッジ、トライデントロゴには、マット仕上げのホワイトゴールドやロッソ・ヴェッルート・マットがアクセントとして用いられ、洗練されたコントラストを生み出している。
特注「メッカニカ・リリカ・エキゾースト」搭載。音響体験も再設計
特に注目すべきは、マセラティのエンジニアとチェントロ・スティーレ(デザインセンター)が協力して再設計した「マセラティ・メッカニカ・リリカ・エキゾースト」だ。オペラの世界観を思わせる深みのあるメタリック仕上げの新しいエキゾーストチップに加え、ソフトウェアキャリブレーションの再設計により、ドライビングモードやエンジン始動時に異なるトーンを提供し、認証基準を遵守しつつ、よりパワフルで特徴的な音響体験を実現している。
インテリアもまた格別で、グラントゥーリズモのキャビンとしては初めてレザーとアルカンターラを組み合わせた。劇場のシートを思わせる特注のブルゴーニュ色レザーとヌード・アルカンターラが採用され、クロームやトリム、さらにはソナス・ファベールのオーディオシステムグリルまでもが、手作業によるゴールド塗装で仕上げられている。ダッシュボードとドアパネルには、イタリアの弦楽器製作技術へのオマージュとして、赤く塗装された本物のポプラ材が使用されている。運転席側のドアパネルには「Creata a Modena(モデナ製)」という新しいバッジが取り付けられ、その出自の誇りが示されている。
ワンオフの「魂」を愛車に。「メッカニカ・リリカ・パック」登場
さらに、これらのワンオフモデルの要素を取り入れた「マセラティ・メッカニカ・リリカ・パック」も発表された。これは「フォーリセリエ」の限定パッケージとして、すべてのグラントゥーリズモとグランカブリオのバージョン(電気自動車のフォルゴーレを含む)で利用可能だ。このパックには、特注のエキゾーストチップ(デザイン要素として)やマットホワイトゴールドのトライデントが付いたCrioホイール、ホワイトゴールド・マットのバッジ、ブルゴーニュ色のレザーインテリアなどが含まれる。ボディカラーはワンオフモデルと同じ「ロッソ・ヴェッルート」または「オーロ・リリコ」をリクエストすることも可能だ。
わずか45日で生産移管。モデナ工場の「驚異的な柔軟性」
今回の生産移管は、モデナ工場の卓越した柔軟性によって実現した。トリノのミラフィオーリ工場での最終生産から、モデナ工場での初回生産まで、プロジェクトの移管に要した期間はわずか45日間であり、その間、生産能力や品質基準に一切影響はなかった。これは200人以上のスタッフ、300以上の作業、3,500時間以上のトレーニングという集団的な努力によって達成された。
現在のモデナ工場は、MCプーラ(およびMCプーラ・チェロ、GT2ストラダーレ)と、グラントゥーリズモ/グランカブリオ(内燃機関モデルおよび100%電気自動車のフォルゴーレモデル)を、AGV(無人搬送車)システムを駆使した同じ組立ラインで生産できる、驚異的な柔軟性を備えている。ブランドの職人技の伝統に則り、クルマは手作業で組み立てられ、工場全体で使用されるロボットは塗装用の2台と接着剤塗布用の1台のみに最小化されている。
モデナ工場には「オフィチーネ・フォーリセリエ」と革新的な新塗装工場も新設され、顧客は最先端の3Dコンフィギュレーターを使って車両を仮想構成し、夢のクルマを実現できる。この「フォーリセリエ」でのカスタマイズ体験は、最近発表された「ボッテガフォーリセリエ(BOTTEGAFUORISERIE)」プロジェクトの一環でもある。これはマセラティとアルファ・ロメオの創造的エネルギーを結集し、モデナからトリノ、アレーゼにまたがるイタリアの広域モーターバレーを象徴する新たな取り組みだ。
グラントゥーリズモとグランカブリオのモデナへの帰還は、マセラティの心臓部であるモデナで、最先端の工学とオペラに象徴される豊かな芸術的伝統が再び融合し、トライデントの未来を力強く奏で始めたことを高らかに宣言するものだ。
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